リル=シュル=タルヌ

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Lisle-sur-Tarn


地図
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) オクシタニー地域圏
(département) タルヌ県
(arrondissement) アルビ郡
小郡 (canton) ヴィニョーブル・エ・バスティッド小郡
INSEEコード 81145
郵便番号 81310
市長任期 マリリーヌ・レルム[1]
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération du Rabastinois - Tarn et Dadou - Vère Grésigne et Pays Salvagnacois
人口動態
人口 4514人
(2014年)
人口密度 52人/km2
住民の呼称 Lislois, Lisloises
地理
座標 北緯43度51分16秒 東経1度48分42秒 / 北緯43.8544444444度 東経1.81166666667度 / 43.8544444444; 1.81166666667座標: 北緯43度51分16秒 東経1度48分42秒 / 北緯43.8544444444度 東経1.81166666667度 / 43.8544444444; 1.81166666667
標高 平均:127m
最低:95 m
最高:285m
面積 86.56km2
Lisle-sur-Tarnの位置(フランス内)
Lisle-sur-Tarn
Lisle-sur-Tarn
公式サイト http://www.ville-lisle-sur-tarn.fr
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リル=シュル=タルヌLisle-sur-Tarnオック語:L'Illa d'Albigés)は、フランスオクシタニー地域圏タルヌ県コミューン

地理[編集]

タルヌの端に位置する13世紀に建設されたバスティッドは、ガヤックワインの地域の中心にあたり、トゥールーズアルビの中間にある恵まれた位置を謳歌している。

町は、隣接するモンタンとルピアックとの間の自然の境界となっているタルヌ川に南東部を囲まれている。リウー・フレジ川とタルヌ川の支流テスクー川も流れており、シヴァン・ダムもある。

コミューン面積8656ヘクタールは、県有数の広さである。面積内にはシヴァンの森と、13ヘクタールの湿地帯がある[2]. 。2014年9月には、150万㎥の貯水ダム建設のため、森林伐採や土木工事が始まった[2]

町にはA68や県道988号線が通る。リル=シュル=タルヌ駅には、フランス国鉄TERミディ=ピレネーの路線が通る。

由来[編集]

L'isleとは、堀に囲まれた町を意味している[3]。L'isleは、今日ではîleのように『一掃された土地』を意味しており、水に囲まれた土地を意味していない[4]。Tarnは川の名前であり、ケルト語のtarからきている[5]

歴史[編集]

モンテギュの地には、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路途上に要塞化された村があった。村の所有者は、トゥールーズ伯の家臣だった。アルビジョワ十字軍の時代、タルヌ北部はトゥールーズ伯レーモン6世レーモン7世の父子に忠実であり、シモン・ド・モンフォールの配下の十字軍騎士たちによる破壊的な騎行の真っただ中にあった。1229年のパリ条約で戦争は終わり、村の壁を解体するよう命じられた。バスティッドは、かつてモンテギュの村のcastel内で暮らした住民を受け入れるため、そして人口の増加に対応するため建設された。

ワイン、そしてホソバタイセイの生産と販売は、豊かな市場を生み出し、タルヌ川の港を北ヨーロッパに向けて開かせた。

1945年、町にはポーランド人家族(249人)を収容する収容所があった[6] · [7]

常にワイン文化とともにあるリル=シュル=タルヌは、現在、タルヌ北西部のバスティッド巡りでは必須の地であり、この観光の賜物の恩恵を受けている。

人口統計[編集]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2007年 2014年
3308 3376 3385 3413 3588 3683 4171 4514

参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[8]、2006年以降INSEE[9][10]

姉妹都市[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ « Maryline Lherm, première femme maire de Lisle », ladepeche.fr, 1 avril 2014
  2. ^ a b « Tarn : la guérilla se poursuit contre le projet de barrage de Sivens » lepoint.fr, 9 septembre 2014
  3. ^ fr:Ernest Nègre, fr:Toponymie générale de la France - Volume 3, Page 1474 Lire en ligne
  4. ^ Ernest Nègre, Toponymie générale de la France - Volume 1 - Page 243
  5. ^ fr:Ernest Nègre, fr:Toponymie générale de la France, Volume 1, Page 45 lire en ligne
  6. ^ Source: American Friends Service Committee Records Relating to Humanitarian Work in France, 1933-1950. Séries II TOULOUSE OFFICE. Sub-series: REPORTS Box 26 Folder 17. American Friends Service Committee 1501 Cherry Street Philadelphia, PA 19102
  7. ^ http://bastas.assoc.pagespro-orange.fr/pga/camps-francais/rapports-quaker/salies-du-salat.htm#deb
  8. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=19693
  9. ^ https://www.insee.fr/fr/statistiques/2534314?geo=COM-81145
  10. ^ http://www.insee.fr