モヤイ像

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モヤイ像(モヤイぞう)は伊豆諸島新島村の名物の石像イースター島モアイモデルにしたもの。もちろん本物の像を移築したものではない。

概要[編集]

新島には「抗火石(コーガ石)」という珍しい石が産出する。軽く、また彫刻刀等で容易に加工できるという性質を持つ。この石を材料として作られたオブジェが「モヤイ像」である。地元のアーティスト大後友市が考案したもので、新島の「モヤイの丘」など島の各地には多数のモヤイ像が存在する。デザインも、イースター島のモアイ像を真似た形だけではなく、さまざまな形状のものがある。

「モヤイ」はモアイを真似た名前であるが、同時に、日本語の動詞「舫う」(船を綱で繋ぎ留める)「催合う、最合う」(力を合わせる、助け合う、共同作業をする、共同で使用する)の意もあり、後者は日本の多くの地方では今では使われなくなった言葉だが、新島では使われているという。

新島は昭和50年代には、盛んに日本各地にモヤイ像を制作して寄贈した。

渋谷駅のモヤイ像[編集]

モヤイ像のなかで最も有名なものが、東京都渋谷区渋谷駅南口にある「渋谷モヤイ像」であろう。

これは、1980年(昭和55年)に、新島の東京都移管100年を記念して、新島から渋谷区へ寄贈されたものである。イースター島のモアイ像に似ているが、胴体部分はなくウェーブのかかった頭髪を加えたようなデザインとなっている。バス停側とコインロッカー側で、2種類の顔を持つのも特徴となっている。

東急百貨店東横店を挟んで忠犬ハチ公像の反対側にあり、待ち合わせスポットのひとつとなっている。休日の夕方などには混雑するが、通行人の多い交差点に近接するハチ公像前よりは幾分空いている場合が多い。

アニメのキャラクター「ルパン三世」に盗んでほしい物を募集するサイトが企画したプロジェクトにおいて多数投票があり、2009年12月1日、モヤイ像を盗むと“犯行予告”が行われ、同7日未明、予告どおりにモヤイ像は“盗み出され”、モヤイ像のあった場所にはルパンのサインが残された[1]。モヤイ像は新島に輸送され洗浄を行なった後、12月21日未明に同所に戻された[2]。この企画は、新島観光協会や渋谷警察署などの協力で実現した。

蒲田駅のモヤイ像[編集]

東京都大田区蒲田駅東口駅前広場に存在する。

蒲田には元々二体が寄贈されて置かれていたが、現在では一体のみとなっている。
もう一体のモヤイ像は長らく倉庫に眠っていた。それが1998年、所ジョージが司会を務めるテレビ番組『所的蛇足講座』で取り上げられ、番組を通じて日本各地に貰い手を募集したところ、3000通もの応募があったという。

抽選の結果、青森県深浦町が当選しモヤイ像は現地に運ばれた。町内の観光施設「ウェスパ椿山」に設置され、観光の目玉となっている。

その他のモヤイ像[編集]

東京都竹芝桟橋の「ニューピア竹芝」等に存在する。茨城県石岡市の柏原池公園にも1体存在している。

符号位置[編集]

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記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
🗿 U+1F5FF - 🗿
🗿
Moyai

参考文献[編集]

  • 高橋こうじ『日本の大和言葉を美しく話す』2014年 東邦出版 ISBN 978-4-8094-1267-7 62頁。(名称について)

脚注[編集]

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  1. ^ 渋谷駅南口の「モヤイ像」、姿消す-ルパン三世が「犯行声明」? シブヤ経済新聞 2009年12月7日付 2010年9月29日閲覧
  2. ^ 「行方不明」のモヤイ像、戻る-ルパン三世「犯行声明」から2週間 シブヤ経済新聞 2009年12月21日付 2010年9月29日閲覧

外部リンク[編集]