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ミヤマカミキリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミヤマカミキリ
保全状況評価
NOT EVALUATED (IUCN Red List)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 甲虫目 Coleoptera
亜目 : 多食亜目 Polyphaga
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: カミキリムシ科 Cerambycidae
亜科 : カミキリ亜科 Cerambycinae
: Massicus
: ミヤマカミキリ M. raddei
学名
Massicus raddei
(Blessig, 1872)
和名
ミヤマカミキリ

ミヤマカミキリ(深山髪切、Massicus raddei)は、昆虫綱鞘翅目カミキリムシ科に分類されるカミキリムシ。

分布

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日本北海道本州四国九州など)

形態

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体長32〜57mm。日本に分布するカミキリムシ科最大種の1つ。体色は褐色で、外皮が褐色の微毛で覆われている。前胸背板には横皺が入る。

生態

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平地や山地の雑木林クリ畑などに生息する。夜行性であり、生息地付近の灯火に飛来することもある。

成虫は夏期にクヌギなどの樹液を後食して活動し、卵はクヌギコナラ、クリなどのブナ科の樹木の木の裂け目部分に産卵される。幼虫はこうした生木を食害し、数年かけて成長する。食害された木は強度が弱ることで、折れやすくなり強風などで倒れてしまうこともしばしばある。

生活環

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生後3年程で成虫になる。日本での出現時期は6-8月。

人間との関係

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幼虫はイチジク、クリ、リンゴ等といった果樹を食害する害虫。また、ジャン・アンリ・ファーブルが『昆虫記』で紹介しているCerambyx cerdo(オオカシカミキリ/カシミヤマカミキリ)は本種に非常に近縁な種である。

名前

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標準和名は「ミヤマカミキリ」とされ、『日本産昆虫総目録Ⅰ』(1989)[1]にはこの名前で掲載されている。

別名ヤマカミキリ。

脚注

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  1. ^ 平嶋義宏 監修,九州大学農学部昆虫学教室・日本野生生物研究センター 編 (1989) 『日本産昆虫総目録Ⅰ』. 九州大学農学部昆虫学教室, 福岡. doi:10.11501/13643318(国立国会図書館デジタルコレクション)

参考文献

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  • 『原色ワイド図鑑2 昆虫II・クモ』、学習研究社、1984年、71頁
  • 『小学館の図鑑NEO 昆虫』、小学館、2002年、83頁

関連項目

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