ミヤコカナヘビ

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ミヤコカナヘビ
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : トカゲ下目 Scincomorpha
: カナヘビ科 Lacertidae
亜科 : カナヘビ亜科 Lacertinae
: カナヘビ属 Takydromus
: ミヤコカナヘビ T.toyamai
学名
Takydromus toyamai
Takeda & Ota, 1996[2][3]
和名
ミヤコカナヘビ[2]
英名
Miyako grass lizzard[2]

ミヤコカナヘビTakydromus toyamai)は、有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類されるトカゲ。

分布[編集]

日本宮古列島固有種[2]

形態[編集]

全長16 - 22センチメートル[2]。頭胴長4.5 - 6センチメートル[2][3]。体色は緑色だが、淡褐色がかる個体もいる[2]。側頭部や体側面に白い筋模様は入らない[2][3]。腹面の列になった鱗の数(腹面鱗列数)は7列[2]

生態[編集]

草原に生息するが、林縁・農耕地周辺の低木・民家の緑地にも生息する[2]。昼行性[2]。冬眠はしないが、冬季は不活発になる[2]

主に昆虫クモなどを食べる[2]

繁殖様式は卵生。1回に2個の卵を年に数回に分けて産む[2]。孵化した翌年には性成熟し、寿命は不明だが性成熟した翌年以降も生存し繁殖を行う[2]

人間との関係[編集]

方言名はクースファイヤで、1980年の宮古列島の方言の調査では広域で確認されたことから本種も以前は広域分布していた可能性もある[3]

土地開発、農薬による影響、人為的に移入されたインドクジャクイタチによる捕食などにより生息数は激減している[2]。ペット用の乱獲による生息数の減少も懸念されている[2]2016年国内希少野生動植物種に指定され、卵も含め捕獲・譲渡などが原則禁止されている[4]。2005年現在沖縄県レッドリストでは準絶滅危惧に掲載されている[3]

絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト[2]

Status jenv CR.png

出典[編集]

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  1. ^ Ota, H. 2010. Takydromus toyamai. The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T178488A7557101. http://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2010-4.RLTS.T178488A7557101.en. Downloaded on 27 October 2016.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 竹中践 「ミヤコカナヘビ」『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物-3 爬虫類・両生類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい2014年、140頁。
  3. ^ a b c d e 当山昌直 「ミヤコカナヘビ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)-動物編-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2005年、122-123頁。
  4. ^ 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」の閣議決定について 国内希少野生動植物種一覧環境省・2016年10月27日に利用)

関連項目[編集]