マスターズ水泳

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マスターズ水泳は、(社)日本マスターズ水泳協会が行う水泳の競技大会であり、健康友情相互理解競技をモットーに水泳を楽しむものである。

概要[編集]

他の競泳競技大会との大きな違いは、年齢区分にある(ただし、同じくクラブチームを対象としたジュニアの水泳大会である全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会も大学生を除く18歳以下の年齢区分で行われている)。国際的には25歳から5歳ごとに年齢が区分されるが、日本においては高等学校を卒業した18歳以上から参加が可能であり、18歳~24歳区分、25歳~29歳区分、以降5歳ごとに区分される。出場資格は、日本マスターズ水泳協会に登録しているスイミングクラブやスポーツクラブなどのクラブチーム、サークル、独自に創設したチームで、その登録チームに所属している高等学校を卒業した社会人と大学生((公財)日本水泳連盟学生委員会に登録していないもの)である。水泳競技者として長年続けてきた選手がピークを過ぎても楽しむことのできるスポーツであるとともに、過去に水泳競技者であったリターンスイマーや水泳初心者であってもそれぞれに目標を設置し、自分の能力に応じて競技を楽しむことができる。そのため、10代から100歳、元オリンピック選手から初心者と、幅広い層の選手が出場している大会となっている。

モットーにもあるように、競技もさることながら、

  • 水泳を通じた健康増進
  • 大会に参加を通じた参加者との交流
  • 同様に、大会で赴いた場所の観光や食事等(による相互理解)

といったポイントにも重点を置くのがマスターズ水泳の楽しみでもある。

種目[編集]

基本的には他の競泳競技大会と同様に、個人種目は自由形平泳ぎ背泳ぎバタフライの4泳法と、これを個人で順に行う個人メドレーがあり、団体種目はフリーリレーメドレーリレーがある。距離についても他の競泳競技大会と同様に、自由形では 50m・100m・200m・400m・800m・1500m 、平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライでは 50m・100m・200m 、個人メドレーでは 100m(短水路のみ)・200m・400m 、フリーリレーでは 4×50m・4×100m・4×200m 、メドレーリレーでは 4×50m・4×100m が行われる。ただし、自由形については短距離種目(50m・100m・200m)のみ行われ、長距離種目(400m・800m・1500m)については大会進行の都合上行われない場合が多く、別に長距離大会が設けられている。マスターズ水泳の特徴として、国際水泳連盟及び日本水泳連盟で認められている上記の種目以外にも、自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライでは 25m 、フリーリレー・メドレーリレーでは 4×25m が短水路大会において行われており、記録として認められている。その関係で、短水路大会では 200m 種目が行われない場合も多い。また、男女混合リレーが存在するのもマスターズ水泳の特徴と言える。

ルール[編集]

泳法(ルール)については、基本的には他の競泳競技大会と同様であるが、競泳におけるルールの変遷よりも前の世代の選手も多くいるため、他の競泳競技大会とは異なる部分もある。

大会[編集]

主催・運営・記録公認を(社)日本マスターズ水泳協会が行う主催大会、主催・運営は各都道府県水泳連盟やスイミングクラブが行い、協会は記録の公認のみ行う公認大会、主催・運営をFINA(国際水泳連盟)または海外の団体が行う海外大会の3種類に大別される。主催大会を含め、年間約90の公認大会が開催されている。

主な大会
  • 世界マスターズ水泳選手権
マスターズ水泳の世界一を決める大会。国際水泳連盟が主催する大会で、2年に一度開催されている。
  • 日本マスターズ水泳選手権大会(JAPAN MASTERS)
マスターズ水泳の日本一を決める大会。1会場で行われる大会としては最も参加者が多く、4日間に渡って行われる。日本マスターズ水泳協会と日本水泳連盟が主催し、毎年夏(7月)に開催されている。
  • 日本マスターズ水泳短水路大会(JAPAN MASTERS)
マスターズ水泳の日本一を決める大会。全国20数会場に分かれて行われ、それぞれの会場別での表彰後、全国ランキングが発表される。会場別の大会は全て同一大会であるため、実質最も参加者が多い大会となる。日本マスターズ水泳協会と各会場別の水泳連盟や団体が主催し、毎年春(4月~5月)に開催されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]