ボンボン菓子

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ボンボン菓子の一種

ボンボン菓子(ボンボンがし、bonbonまたはbon-bon)とは砂糖から作られたで具を包んだ菓子。元々アーモンドを包んだものを指してボンボンと呼んでいたが、今日ではあらゆる種類のフルーツナッツが具となる。

砂糖の代わりにチョコレートフォンダンを用いることがある。チョコレートを用いる場合、ボンボン・ショコラという[1]。また、チョコレートでウイスキーを包んだ菓子をウイスキーボンボンと呼ぶ。

名称はフランス語で「良い」を意味する形容詞bonを2つ重ねたもの。ちなみに現在のフランス語FR)では、ボンボン(bonbon)はナッツを砂糖で包んだドラジェ(Dragée 上記のボンボンに最も近い)を始め、キャラメルリコリス菓子グミマシュマロペロペロキャンディガムなどを含むキャンディ状の菓子の総称である。

フランス宮廷に輿入れしたマリー・ド・メディシスに随伴したイタリアの菓子職人ジョヴァンニ・パスティッラが作った砂糖菓子が「ボンボン」と呼ばれるようになったのが始まりとされる[2]

ボンボン菓子を入れるための容器がボンボニエール(bonbonière)である。

脚注[編集]

  1. ^ ボンボンショコラとは「ひと口サイズのチョコレート」。定義や歴史、中身の種類も | 基礎知識 | Hello, Chocolate | 株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.”. 株式会社 明治. 2022年11月4日閲覧。
  2. ^ マグロンヌ・トゥーサン=サマ 著、玉村豊男 訳『世界食物百科』原書房、1998年。ISBN 4562030534 p.590.

関連項目[編集]