ペーソス (バンド)

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ペーソス
基本情報
出身地 日本の旗 日本 東京都世田谷区下北沢
ジャンル 歌謡曲(令和歌謡)
活動期間 2003年 -
レーベル 日本の旗 P-VINE(2004年 - 2005年)
日本の旗 pathos-records(2005年 -)
公式サイト pathos official web
メンバー 島本慶ボーカルハーモニカ
米内山尚人(ギター
スマイリー井原(専属司会
末井昭テナーサックス
近藤哲平(アルバート式クラリネット
旧メンバー 岩田次男(ギター)

ペーソス(PATHOS)は日本の音楽バンド

概要[編集]

島本・岩田のデュオとして2003年に結成・デビュー[1]。2013年、ボーイズ・バラエティー協会に加入[2][3]

メンバー[編集]

島本慶(1952年(昭和27年)6月24日 -)
ボーカル・作詞・ハーモニカ担当。
1952年生まれのいわゆる「しらけ世代」。齢50を過ぎて突然、頭の中に歌が溢れ出し、歌手になることを決意。2003年10月、ペーソスとしてCDデビューを果たす。
風俗ライター「舐達磨親方」名義で好事家の支持を集め、今も新聞や雑誌に記事を書く仕事を続けているが、いつかは道行く人に歌手として握手を求められるようになりたいと願う、元祖・哀愁おやぢ。
末井、岩田とは1975年に島本が編集したミニコミ誌『感電キング』以来の付き合いで、同誌の執筆陣は、後に末井が編集した『ウィークエンドスーパー』『写真時代』へ繋がっている。
米内山尚人(1981年(昭和56年)2月18日 -)
ギター・バンマス担当(2011年 -)。
1981年生のいわゆる「草食系男子」。専門学校卒業後、さまざまな演劇音楽や映像音楽を手がけてきた。夜の酒場で偶然隣り合わせたオヤジ(島本)に、つい『ギターが弾ける』と言ってしまったところ、一緒にやってくれと泣いて頼まれ、断れなくなり、2011年9月より、ペーソス二代目のギタリストとなる。
修行僧のようなひたむきさと静謐さを持つ、若おやぢ。
スマイリー井原(1965年(昭和40年)4月21日 -)
専属司会(2004年 -)。
1965年生のいわゆる「新人類」。勤め先の上司に「会社を辞めてくれ」と真顔で言われる落ちこぼれサラリーマンだったが、唯一の取り柄の話術を買われて、2004年2月からペーソス専属司会者となる。
冷静なツッコミ役を務めるが、実は人見知りで引きこもりの、オタクおやぢ。
末井昭1948年(昭和23年)6月14日 -)
テナーサックス担当。
1948年生のいわゆる「団塊の世代」。80年代サブカルチャーをリードした『写真時代』や、初のパチンコ攻略誌『パチンコ必勝ガイド』などを世に送り出した名編集者。島本慶とは、編集者とライターとの関係から、友だち、兄弟のようになって、30年以上の付き合い。
2012年10月、自らの手で大きく育て上げた白夜書房を退社。60代半ばにして、「好きなサックス一本で生きていく、ペーソスに全てを捧げる」という無謀な決断をした、痛快バカおやぢ。
※2016年10月23日に「生前退位時々復活宣言」を行い準メンバーに。ライブスケジュールでの出演確認が必要。
近藤哲平1975年(昭和50年)12月22日 -)
アルバート式クラリネット担当(2017年 -)。
1975年生まれのいわゆる「団塊ジュニア」。米国ニューオーリンズ大学でジャズを学んだ音楽エリートだが、セオリー無視のペーソス楽曲に衝撃を受け、加入を決意。2017年から正式メンバーとなった。
その高い音楽性を、ペーソスに生かせるのか? 表街道からついつい裏道へ潜り込んでしまった、迷走おやぢ。
※ライブスケジュールでの出演確認が必要。

旧メンバー[編集]

岩田次男1953年(昭和28年)1月26日 -)
ギター・作曲担当(- 2011年)。
生まれた頃「お富さん」が大流行していて今も耳から離れず、音楽体験の原点となる。
その後上京、マンガ・イラスト、レイアウトなどしつつ50歳を迎える。※ペーソス結成当時の年齢
好きな歌手はジャックス、小沢昭一、オーティス・クレイ。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2003年9月20日 甘えたい SPCD-2003
PCD-4099(再発盤)
QUESTより発売
2004年9月3日にP-VINEより再発
2nd 2004年9月3日 ペーソス・アワー 生で甘えたい PCD-4280 P-VINEより発売
ライブ録音
3rd 2005年11月18日 patho stream おやぢいらんかぇ~ PCD-4093 P-VINEより発売
4th 2009年5月4日 イッテコイショー pa-001 ミニアルバム
5th 2010年5月2日 歌謡報道 ペーソステーション pa-002 ミニアルバム
6th 2011年5月3日 焼酎のお湯割りをもう一杯 pa-003 ミニアルバム
7th 2012年5月2日 倚りかかりたい pa-004 ミニアルバム
8th 2013年6月15日 私はいったい何を忘れてしまったんだろ pa-005
9th 2015年2月27日 ばんえい讃歌 pa-006 ばんえい競馬」テーマソング
10th 2016年6月24日 赤と白 pa-007 ミニアルバム
11th 2016年12月29日 Pathos Live 冬 pa-008 下北沢・La Canaでのライブ録音
12th 2017年7月24日 センチメンタルな旅 pa-009 荒木経惟に捧げるミニアルバム
13th 2018年3月14日 夫婦冷やっけぇ pa-010 富永昌敬によるPV作成
(YouTubeにて公開)

その他メディア[編集]

書籍[編集]

  • 血糖値が高いから-人生の機微に触れまくる哀愁エッセイ(2008年(平成20年)9月27日初版発行)著/ペーソス[島本慶+岩田次男+スマイリー井原 出版社/バジリコ
  • にっぽんのペーソス 平成→令和を歌う特殊歌謡バンドの世界/カンゼン

CM[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 隕石家族(2020年、フジテレビ) - カフェの客 役

脚注[編集]

  1. ^ ペーソス”. CDJournal. 2023年2月14日閲覧。
  2. ^ 令和歌謡 ペーソス(音楽ジャンル)”. ボーイズ・バラエティー協会. 2023年2月14日閲覧。
  3. ^ スマイリー井原 (2013年7月8日). “第442回「ボーイズバラエティ協会」”. ペーソス オフィシャルWEB. なるべく週刊 スマイリー通信. 2023年2月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]