ファンキー・モンキー・ベイビー (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファンキー・モンキー・ベイビー
キャロルシングル
初出アルバム『ファンキー・モンキー・ベイビー
B面 コーヒー・ショップの女の娘
リリース
規格 7インチレコード('73)
ジャンル ロック
レーベル 日本フォノグラム
作詞・作曲 大倉洋一矢沢永吉
プロデュース ミッキー・カーチス
チャート最高順位
キャロル シングル 年表
0時5分の最終列車/二人だけ
(1973年)
ファンキー・モンキー・ベイビー
(1973年)
涙のテディー・ボーイ/番格ロックのテーマ
(1974年)
テンプレートを表示

ファンキー・モンキー・ベイビー」は、日本バンドキャロルの7作目のシングル1973年(昭和48年)6月25日発売。発売元は日本フォノグラム

当時のロックバンドのシングルとしては前代未聞の30万枚を売り上げ、キャロル最大のヒット曲となった[1]

製作課程[編集]

作詞したジョニー大倉は、「"ファンキー・モンキー・ベイビー"というフレーズが丸ごと降ってきた」と述べている。しかしこのフレーズの前に何か言葉が足らないと気づき、"きみは"を頭に入れると一変してクリアでノリのいいロックンロールに生まれ変わった[2]。しかし、"きみは"を頭に入れると矢沢の作ったメロディをいじることになる。矢沢は自分の作ったメロディをいじると激怒するため、ジョニーは恐る恐る矢沢にこの曲を聴かせたら、珍しく「いいよ。バッチリだよ。ジョニー」と笑顔で言ったという[2]

収録曲[編集]

  1. ファンキー・モンキー・ベイビー
  2. コーヒー・ショップの女の娘

カバー[編集]

ファンキー・モンキー・ベイビー

その他[編集]

フジテレビ系のバラエティ番組めちゃ×2イケてるッ!』の企画、ヨモギダ少年愚連隊のオープニングテーマに「ファンキー・モンキー・ベイビー」が使用されている(めちゃ2イケてるッ!の企画#ヨモギダ少年愚連隊を参照)。これは、コーナーのタイトルの元ネタであるナインティナイン主演の映画「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS」の主題歌がこの曲であったからである。

大滝詠一は「これを上回る様なイントロは自分には書けない」という発言をしたと言われてる。

脚注[編集]

  1. ^ 『別冊太陽 日本のロック 50's〜90's』平凡社、1993年、86頁
  2. ^ a b ジョニー大倉『キャロル 夜明け前』主婦と生活社、2003年、227-231頁
  3. ^ 関ジャニ∞渋谷すばる初ソロアルバムで宇多田、サザンらカバー”. 音楽ナタリー (2015年12月7日). 2015年12月7日閲覧。
  4. ^ (日本語) ひまつぶし, https://www.youtube.com/watch?v=b6PzvIzQ6NE 2023年6月2日閲覧。