ピエ・ノワール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ピエ・ノワールPieds-noirs)とは、1830年6月18日のフランス侵攻から、1962年アルジェリア戦争終結に伴うアルジェリア独立までのフランス領アルジェリアに居たヨーロッパ系(フランススペインイタリアマルタユダヤ系)植民者。また、アルジェリアだけでなくモロッコチュニジアを加えたマグレブ諸国のヨーロッパ系住民を含める場合もある。独立時点までのピエ・ノワールの人口は約100万人だと推される。

1962年のアルジェリア独立により多くは母国に帰国したが、フランス本国で差別的な扱いを受けている。

アルジェリアのユダヤ系住民で、同様にフランス国民として引き揚げてきた者も含むことがある。

ピエ・ノワールとはを意味する。フランス人の入植者が、先住民と、黒いを履いていることで区別されたことが由来と言われる。また、20世紀初頭、蒸気船の燃料庫で動力となる石炭を燃やしていたアルジェリア労働者を指す語としても用いられていた。彼らは石炭が敷き詰められた倉庫の中を裸足で労働に従事しており、その足は石炭で真っ黒に汚れていた。その後、「イスラムのアルジェリア人」つまりヨーロッパ人入植前から居住していたアルジェリア人とも、「フランス本土のフランス人」とも異なるヨーロッパ入植者を指す呼称として1955年から使用された[1]。その他、北アフリカ植民地政策初期に入植してきた多くのヨーロッパ人は軍人だったため一様に黒靴を履いており、靴を脱いだ彼らの足は靴墨で黒ずんでいたなど、多くの説がありどれが有力かは不明。

著名なピエ・ノワール[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]