パガーニ・ウアイラ

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パガーニ・ウアイラ
2011年ジュネーブモーターショーにて
PaganiHuayra.jpg
販売期間 2012年 -
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン AMG製5,980ccV型12気筒ツインターボ
駆動方式 MR
変速機 Xtrack製7速シーケンシャル
全長 4,605mm
全幅 2,036mm
全高 1,169mm
ホイールベース 2,795mm
車両重量 1,350kg
先代 ゾンダ
-自動車のスペック表-

ウアイラHuayra )はイタリアパガーニ・アウトモビリ2011年に発表したスーパーカーである。

可変式フラップ
ウアイラのコックピット

概要[編集]

2010年に生産を終了したパガーニ・ゾンダの後継機として発表された。100台のみの限定生産。車名はケチュア語で"風"を意味し、南米の先住民族が信仰する神の名でもある(パガーニの創業者、オラチオ・パガーニアルゼンチン出身)。

メカニズム[編集]

ゾンダと同様にAMGV型12気筒エンジンを搭載し、さらにツインターボによる過給がある。トランスミッションは近年高級スポーツカーにおいて主流となっているデュアルクラッチ式ではなく7速シーケンシャルである。

ドアはゾンダと異なりベンツ・300SLのようなルーフ部分にヒンジがあるガルウィングドアである。モノコックフレームはカーボンチタンを組み合わせた新開発のものである。車体の前後部には合計4枚の可変フラップがあり、空力性能の調節やエアブレーキの機能を持つ。

タイヤはピレリ製の専用のものである。

イグニッションキーは同車のミニチュアを形どっており、中央から二つに分けて使う。片方は鍵で、もう一方のパーツは車載オーディオに対応したUSBスティックである。

パフォーマンス[編集]

最大出力730PS/5,000rpm、最大トルク1,000Nm/3,500rpmを発生、パワーウェイトレシオは1.85Kg/PSである。

0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は370km/hとV12エンジン搭載スポーツカーではトップクラス性能を持つ。

バリエーション[編集]

ウアイラ・ディナスティア

中国市場3台限定モデル。「ディナスティア」とは「王朝」という意味で、北京の紫禁城にある九龍壁からインスピレーションを得たという。ブルー・カーボンの「Baxia(覇下)」、ゴールド・カーボンの「Yazi(睚眦)」、レッド・カーボンの「Chiwen(鴟吻)」という、龍が産んだとされる九匹の子「龍生九子」という中国の伝説上の生物が各ボディにあしらわれている。テールフィンなどの特別仕様のエアロパーツが特徴。

ウアイラBC

2016年のジュネーブ・モーターショーで発表された特別モデル。 BCとは、同社の最初の顧客であるベニー・ケイオラ氏のイニシャルから取られたものである。20台限定生産。

ウアイラ・パチェットテンペスタ

BCと共に2016年のジュネーブ・モーターショーで発表されたパガーニ純正のパフォーマンスキット。専用のエアロパーツ、サスペンション、ホイールが装備される。

ウアイラ・ロードスター

2017年のジュネーブ・モーターショーで発表。クーペ同様、100台限定生産。エクステリアに大幅な改良が加えられ、ルーフが着脱式になったため、ガルウイングドアではなくゾンダと同じ横開き式のドアである。

ウアイラ・パール

英国のカーディーラーであるRefined Marques社を通してある顧客が注文したワンオフモデル。カーボンファイバー製ボディワークが透けて見えるブラックとブルーのカラーリングが特徴的で、デザインが変更されたフロントスポイラーやデュアルリアウィング、ルーフには独特なシュノーケル型のエアインテークが設けられ、インテリアにはホワイトのレザーが使用されている。

2016年7月、パリ市内にてドライバーの運転ミスによりクラッシュ、大破している。[1]

日本への輸入[編集]

輸入車販売店のビンゴスポーツがパガーニの正規ディーラーになっているため、保証付きで購入できる。

アメリカでの販売問題[編集]

2011年8月、アメリカ高速道路交通安全局(以下NHTSA)はウアイラのエアバッグが国の基準を満たしていないものとしてアメリカでの本機の販売を許可しないと発表した。パガーニ側は少量の台数を輸入するメーカーに対してエアバッグの基準適用を免除する特例措置を申請したが、NHTSAはそれを却下した。 これを受けてパガーニは400万ユーロをかけてエアバッグの改良を行い、アメリカでの販売は2013年からに延期された。

脚注[編集]

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参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]