バッサーノ・デル・グラッパ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
バッサーノ・デル・グラッパ
Bassano del Grappa
バッサーノ・デル・グラッパの風景
市内を流れるブレンタ川
行政
イタリア国旗 イタリア
Flag of Veneto.svg ヴェネト
Blank.png ヴィチェンツァ
CAP(郵便番号) 36061
市外局番 0424
ISTATコード 024012
識別コード A703
分離集落 Campese, Marchesane, Quartiere Prè, Rubbio, San Lazzaro, San Michele, Sant'Eusebio, Valrovina
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 40,411 人
人口密度 879 人/km2
文化
住民の呼称 bassanesi
守護聖人 San Bassiano
祝祭日 1月19日
地理
座標 北緯45度46分0秒 東経11度44分0秒 / 北緯45.76667度 東経11.73333度 / 45.76667; 11.73333座標: 北緯45度46分0秒 東経11度44分0秒 / 北緯45.76667度 東経11.73333度 / 45.76667; 11.73333
標高 129 m
面積 46 km2
バッサーノ・デル・グラッパの位置(イタリア内)
バッサーノ・デル・グラッパ
バッサーノ・デル・グラッパの位置
ヴィチェンツァ県におけるコムーネの領域
ヴィチェンツァ県におけるコムーネの領域
Flag of Italy.svg ポータル イタリア
テンプレートを表示

バッサーノ・デル・グラッパイタリア語: Bassano del Grappa)は、イタリア共和国ヴェネト州ヴィチェンツァ県にある、人口約4万人の基礎自治体コムーネ)。県内第二位の人口を有するコムーネである。

特産品は蒸留酒のグラッパホワイトアスパラガス。北イタリアの有名な陶器生産地のうちの一つでもある。

歴史[編集]

古代[編集]

紀元前2世紀頃の古代ローマ時代、バシアヌス(Bassianus, 資料によりBasiusとも)により開墾されたラティフンディウムが営まれていた[1]1世紀から2世紀頃には、コロニア(植民市)の地位を得た町であったと考えられ、町の呼び名は裕福な開墾者に因んで名付けられていた[1]

中世[編集]

確実な記録に残るものとしては、998年には大聖堂(イタリア語版)の前身である教会が存在していた事[2]が分かっており、また1150年にはイタリア語版についての記述がある[1]1175年ヴィチェンツァに支配されるが、エッツェリーノ家の支配のもとでも13世紀まで一部の自治を認められていた[1]1368年ミラノヴィスコンティ家の支配下となる。1404年からはヴェネツィア共和国の支配を受け、毛織物や絹織物などの繊維産業、銅製品や陶磁器の生産が盛んとなった。

近世・現代[編集]

1796年フランス革命戦争においてナポレオン率いるフランスオーストリア帝国が戦ったバッサーノの戦い英語版の舞台となった。フランス革命戦争が終結しカンポ・フォルミオ条約が結ばれた結果、ヴェネツィア共和国領であったバッサーノはオーストリア=ハンガリー帝国の支配地域となる。1866年普墺戦争に介入したイタリア王国第3次イタリア独立戦争英語版によりヴェネト州を得て、バッサーノはイタリアの一都市となった。第一次世界大戦時、この街の北方にあるモンテ・グラッパで多数のイタリア軍人が犠牲になる戦いがあり、犠牲者を追悼するため街の名前を『バッサーノ・ヴェネト』から『バッサーノ・デル・グラッパ』に変更した[1]。現在、バッサーノ・デル・グラッパはヴィチェンツァ広域圏の一部である。

地理[編集]

位置・広がり[編集]

ヴィチェンツァ県北東部に位置するコムーネ。その名の通り、グラッパ山の麓に位置する。

ヴィチェンツァ県概略図

隣接コムーネ[編集]

隣接するコムーネは以下の通り。

文化[編集]

[編集]

蒸留酒のグラッパが特産でグラッパ博物館がある。春には、ホワイトアスパラガスが収穫されることでも有名。各レストランが、ホワイトアスパラガスを使った料理を披露する、「アスパラガス祭り」なるものがある。

観光[編集]

  • ヴェッキオ橋英語版(別名アルピーニ橋): ブレンタ川に架かる屋根付き木造橋で、街のシンボル。初代の橋は12世紀(または1209年)に架けられ、その後戦乱や洪水で8回も破壊[3]され、現在の橋は第二次世界大戦後に架け替えられたものである[2]。この最期の再建が、アンドレア・パッラーディオの設計に最も近いものだと言われている[3]
  • パラッツォ・ストゥルム(イタリア語版) : ブレンタ川沿いにある18世紀の建物で、グラッパ焼を展示する陶磁器博物館[2]
  • 大聖堂(イタリア語版)エッツェリーニ城イタリア語版と共に、街の中で最も高い丘の上にある。998年には既にここに教会があったとの文献が見つかっている[2]
  • 市の塔(Torre Civica) : ガリバルディ広場に面した高さ40mの塔。1312年に建てられたと考えられており、市庁舎に隣接している[2]
  • 14世紀に造られた[2]城壁(旧市街を囲む囲壁)と城門:Porta delle Grazie(街の北東の城門)、Porta Dieda(街の南の城門)

スポーツ[編集]

姉妹都市[編集]

人物[編集]

著名な出身者[編集]

アクセス[編集]

鉄道 : バッサーノ・デル・グラッパ駅
バス : イタリア鉄道バス(FS BUSItalia)

パドヴァ方面行きの列車は、一部バスによる便に振り替わる場合もある。このバスはバッサーノ・デル・グラッパ鉄道駅前を発着する。

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e ItaliaOutdoors, Bassano del Grappa, Vicenza Province http://www.italiaoutdoors.com/index.php/rivers-in-italy/118-regions-of-italy/italy-veneto-region/vicenza-province-veneto-italy/vicenza-province-travel-reports/126-bassano-del-grappa-vicenza-italy
  2. ^ a b c d e f Province of Vicenza IAT Bassano del Grappa, Tourist Information Office http://www.vicenzae.org/upload/files/pagine/Benven__Bassano_ING.pdf
  3. ^ a b 旅名人ブックス イタリアの田舎町 2008/06/02版 p.160