ハーヴェイ・ライベンシュタイン

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ハーヴェイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein、1922年 - 1993年)は、消費外部性理論や企業内部組織論に関する研究を行ったアメリカの理論経済学者である。

略歴[編集]

主な業績[編集]

  • 主な業績として消費外部性理論と企業内部組織論が挙げられる。
  • 1950年に発表した論文『Bandwagon, Snob and Veblen Effects in the Theory of Consumers' Demand(消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノブ効果、及びヴェブレン効果)』では、バンドワゴン効果スノブ効果ヴェブレン効果を提示した。バンドワゴン効果は他者の消費が増えるほど需要が増加する現象、スノブ効果はバンドワゴン効果とは反対に他者の消費が増えるほど需要が減少する現象、ヴェブレン効果は価格が高いほど顕示的消費が増加する現象を表す。
  • 1954年に出版した書籍『A Theory of Economic-Demographic Development(経済学的人口学的発達の理論)』では、マルサス人口論経済成長理論とを総合し、人口経済学の分野に対して大きな影響を及ぼした。ライベンシュタインは理論経済学の未開拓な領域に挑戦し、結果的に理論経済学を拡張した独創的な経済学者と称されるようになった。
  • 1966年に発表した論文『Allocative Efficiency vs. X-Efficiency(配分効率とX効率)』では、主流派経済学の想定する企業の費用最小化や利潤極大化を否定し、労働者が各々の効用を追求する結果、企業内部組織の非効率性が発生することを論じ、X非効率と名づけた。

論文[編集]

  • Bandwagon, Snob and Veblen Effects in the Theory of Consumers' Demand (1950)
  • Allocative Efficiency vs. X-Efficiency (1966)

書籍[編集]

  • Economic Backwardness and Economic Growth (1957)
  • Allocative Efficiency vs. X-Efficiency (1966)
  • Beyond Economic Man (1976)
  • Inflation, Income Distribution and X-efficiency Theory (1980)