タテヅノカブト属

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タテヅノカブト属
Golofa claviger MHNT.ZOO.2004.0.457.jpg
ヒシガタタテヅノカブト G. claviger
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: コガネムシ科 Scarabaeidae
亜科 : カブトムシ亜科 Dynastinae
: タテヅノカブト属 Golofa Hope, 1837
  • 多数(本文参照)

タテヅノカブト属(盾角兜属、学名:Golofa)は、昆虫綱甲虫目カブトムシ亜科に属する分類群。中南米に多く分布する。胸角が縦に伸びているのが特徴。テナガコガネのように前脚が長いことから、別名をテナガカブトともいわれる。

生態[編集]

などの若い茎に付き、茎を頭楯をかけるように削ってにじみ出る汁を吸う。こうした頭楯の使い方は多くのカブトムシ亜科に共通している。前肢は細い茎の上での活動に適応して長くなる。角は細く、胸角部分は毛が生え、種類によって頂上部が独特の形状をしている。喧嘩の際には角を使うことはあまりなく、長い前脚で振り落とし合う。体色は橙色が多い。

高地の竹林や花などにも集まり、地域によっては、栽培植物を傷つける害虫とされることもある。

幼虫は竹類の腐植土や葉の残骸などを食べて成長する。蛹も特徴の前脚を折っている姿をしている。

その特異な形状から昆虫図鑑などで有名だが、飼育種としては他のカブトムシほど注目されておらず、南米産の大型カブトムシの中では、ヘラクレスオオカブトゾウカブトに比べ、あまり研究が進んでいないグループである。

[編集]

今のところ20種 - 30種程に分けられてはいるものの、まだ明確な分類は確立されていない。

  • ノコギリタテヅノカブト Golofa porteri
    南アメリカ北部に分布する。昼間に活動し、若い竹やの茎に頭を下にして止まり、茎の表面を削って汁を吸う様子が観察される。このときオス個体はその茎を占拠し、独占することで交尾相手の雌を獲得する。オスは全体的に橙色をしており、ノコギリのような角が特徴。雌は黒い。細い竹の茎の上の活動に適応して脚は著しく細長い。
  • ツヤヒシガタタテヅノカブト Golofa xiximeca
  • Golofa aegeon
  • Golofa cacus
  • Golofa incas
  • Golofa paradoxa
  • Golofa gaujoni
  • Golofa tepaneneca
  • Golofa inermis
タテヅノカブト
ピサロタテヅノカブト