ソロモン・ゴロム

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ソロモン・ウォルフ・ゴロム: Solomon Wolf Golomb1932年 - )は、アメリカ合衆国の数学者にして工学者であり、ポリオミノというパズルの考案者として知られる南カリフォルニア大学電気工学教授。ポリオミノはテトリスを発想させる元になった。専門は、組み合わせ数学数論符号理論、通信など。メリーランド州ボルチモア生まれ。

経歴[編集]

ボルチモアの高校を卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学で学士号、ハーバード大学で修士号と博士号を取得。1957年の博士論文のテーマは "Problems in the Distribution of the Prime Numbers"(素数の分布の問題)。

Glenn L. Martin Co. に勤務していた頃、通信理論に興味を持つようになり、線形帰還シフトレジスタを研究し始めた。フルブライト・プログラムオスロ大学で学んだ後、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所に勤務。軍事用と宇宙での通信について研究した。1963年南カリフォルニア大学の講師として採用され、1991年に教授になった。

1992年アメリカ国家安全保障局から長年の貢献に対して表彰された。ロシア科学アカデミーやロシア自然科学アカデミーからもメダルを授与されている。

2000年、情報理論および符号理論と情報システムへの貢献を評価され、IEEEハミングメダルを授与された。

業績[編集]

彼の名を冠したゴロム定規は、類似するコスタス配列と共に天文学(電波望遠鏡)や暗号化で使われている。

M系列乱数の先駆的研究でも知られている。エントロピー符号の一種であるゴロム符号も考案した。

パズル[編集]

IEEEの Information Society Newsletter にパズルに関するコラムを連載している。また、サイエンティフィック・アメリカン誌の「数学ゲーム」にもたびたび寄稿していた。特に Rep-tiles が知られている(自己複製型充填)。他に出身大学の出版する月刊誌 Johns Hopkins Magazine にも "Golomb's Gambits" というパズルに関する連載を行っている。

IQ[編集]

ゴロムは、OMNI誌で紹介されたロナルド・K・ホーフリンのメガIQテストを高名な教授としては比較的初期に受けた。結果は 176 であり、100万人に1人の能力とされている。[1]

主な著書[編集]

外部リンク[編集]