スウェーデンの原子爆弾開発

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スウェーデンの原子爆弾開発(スウェーデンのげんしばくだんかいはつ)では、スウェーデン核兵器開発に関して記述する。

概要[編集]

1950年代東西冷戦構造の狭間にあったスウェーデンでは武装中立を国提としており、安全保障が求められていた。 そこで表面的にはエネルギーの供給という名目で原子炉を建設してプルトニウムを生産したが、国内で産出するウランの純度が低く開発は難航した。1960年代に入ると、アメリカなど西側陣営が、東側陣営との核戦争回避のために「対話」を進めた事や、国防省による財政能力を理由とした計画放棄の判断や、1968年NPTが結ばれた事などから計画は中止された。しかしスウェーデンの開発計画は、一部の重要な部品が試作され、核実験の場所を特定していたなど具体的であった。スウェーデンが核保有を断念した背景には、東西両陣営の対話、核軍縮の取り決めなど国際情勢の変化によるものであった。また、戦闘機の開発サーブ 37 ビゲンと核兵器の開発を比較し、戦闘機の開発を優先した。なお、スイスも同時期に核開発計画を進めており、スイス同様に中立国であるスウェーデンに対して核兵器の共同開発の道を模索していたと言われている。

核兵器開発を放棄した後、政府は1970年にはNPTを批准、現在は新アジェンダ連合を形成し、核兵器廃絶の立場をとっている。現在のスウェーデンは、原子力を平和利用の為に用いている(原子力発電等)。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]