ジャラワ族

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ジャラワ族(1876年撮影)

ジャラワ族(Jarawa、またはジャルワJarwa)とは、インドアンダマン諸島に住む先住部族の一つである。現在の人口は250から400人と推定されている。ジャラワ族は、部外者に対して極度の警戒心と敵意を持っているので、彼らの文化言語生活様式などは、殆ど知られていない。

生態[編集]

ジャラワ族の体格は小柄で、非常に浅黒い肌と彫りの深い顔、二重瞼の目、黒い縮れた髪をしている。現在、アンダマン諸島はインドに属しており、インド政府は、部外者の出入りを統制している。アンダマンの他の種族であるオンゲ族と異なり、インド政府からの管理者さえも激しい抵抗のために彼らと接触できないこともある。

歴史[編集]

ジャラワ族は、アンダマン諸島の他の先住部族たちと同じく、地球上で最も孤立した種族の一つで、最終氷河期の海面低下していた頃に陸続きのアンダマン半島に移住し、のち海面上昇によって島となったアンダマン諸島へ取り残され、以後、外部との接触を殆どせずに生活してきた。

Y染色体ハプログループ[編集]

ジャラワ族(1875年撮影)

ジャラワ族のY染色体ハプログループは56%がD*系統に属し、これはチベット人に見られるD1・D3系統や、日本列島に見られるD2系統の祖型であることが近年分子生物学での研究の結果、明らかとなった[1][2]

近代[編集]

1800年代にインドが英国の統治下に入ると、イギリス人たちがアンダマン諸島へインド人とミャンマーカレン族を移住させることで、主にアンダマン諸島の大アンダマン島の南部に住んでいたジャラワ族は、島の西側海岸に追いやられることとなった。

ただし、北センチネル島に住むセンチネル族英語版だけが、孤立した生活を現在も維持している。

大アンダマン幹線道路の影響[編集]

1970年代に、インド政府が島の中央の森へ道を通そうとして、ジャラワ族に危機が迫った。密猟者など外部の人が入ってきて道のために外部の人とジャラワ族の間の接触頻度が高くなると、病気に対する免疫力がないジャラワ族に病気が広がり始めた。

1998年には麻疹が流行し絶滅の危機に陥ったことがある。

2001年にインド政府はNGO団体の要請を受けて、ジャラワ族の再定住計画をやめて、道路を閉鎖するよう命令した。しかし、道路はまだ開放状態であり、密猟問題も続いている。2006年に再び麻疹が広がった。

脚注[編集]

  1. ^ Y-haplogroup D in Cebu, Philippines”. A Genetic Genealogy Community (2012年5月12日). 2014年3月3日閲覧。
  2. ^ In Andaman Islanders (in the Bay of Bengal, east of India - actually closer to Burma than to India - with D* at a frequency somewhere between 50 and 70%), In Tibetans (with combination of D1 and D3 at about 50%), In Japanese (with D2 about 35% in general, and higher than 85% in Ainu), In medium to small percentages in other parts of mainland Southeast and East Asia, especially among speakers of Tibeto-Burman (such as Qiang with D1 at 30%), Hmong-Mien aka Miao-Yao (such as Yao with D1 at about 10%), and Daic aka Tai-Kadai languages (such as Thai with D* at 10%), In tiny percentages in southern Central Asia (primarily as D3) among Mongolians, Altaians, Kazakhs, and Uzbeks, and in small or tiny percentages of Pacific Islanders (as D*), such as Guam. Note that Guam is listed in a research paper with D* at 17%, but this was one person with a positive result out of six persons tested.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]