ジム・ケラー

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ジム・ケラー
職業 マイクロプロセッサ・エンジニア
代表作
  • AMD K7
  • AMD K8
  • AMD K12
  • AMD Zen
  • Apple A4A5
  • Tesla HW 3.0
  • HyperTransportの仕様(共著者)
  • x86-64プロセッサ命令セット(共著者)

ジム・ケラー(Jim Keller、1958年/1959年 - )は、アメリカ合衆国で活動するマイクロプロセッサエンジニア、マイクロプロセッサ・デザイナー
天才エンジニアとの誉れ高く、業界の勢力図を変えてしまうような製品開発をすることで知られる[1]

職歴と関与した主たる製品[編集]

1990年代ディジタル・イクイップメント・コーポレーション(DEC)社でAlpha 21164Alpha 21264の開発に携わる。

1998年AMDに移籍。同社ではAthlon(K7)の開発を支援し、Athlon 64(K8)ではリードアーキテクトを務めた[2]HyperTransportの仕様とx86-64プロセッサの命令セットの共著者[3]インテルとの過酷な開発合戦を支える存在となった。

1999年、SiByteに移籍。1ギガビット毎秒と高速なネットワークインタフェース向けにMIPSベースプロセッサの設計を行った。2000年11月、SiByteはブロードコムに買収され、そのままチーフアーキテクトとして勤務した。

その後、2004年にP.A.Semiに移籍。低電力モバイルプロセッサを専門とする会社で、エンジニアリング部門の副社長として勤務した。2008年に同社がアップルに買収されるとそのまま移籍。iPhoneiPadのプロセッサーであるApple A4Apple A5の設計に関わった[4]。またMacBook Airの仕様決定に携わった[要出典]

2012年8月1日、古巣のAMDに移籍[5]AMD K12Zenマイクロアーキテクチャの開発に携わる。

2016年2月、自動車会社のテスラ社に移籍し、自動運転のハードウェアエンジニアリング部門の副社長に就任した[6]

2018年4月30日、インテルに移籍し、SoCの開発などシリコンエンジニアリング全般を指揮する上級副社長に就任[7]2020年6月11日、インテルを辞任。辞任後6か月間はインテルのコンサルタントを務める事に同意した。[8]

参考リンク [編集]

出典[編集]

  1. ^ AMDはなぜ資金面で圧倒的に勝ると思われるIntelを凌駕するCPUを開発できるのでしょうか? - Quora”. 2020年4月15日閲覧。
  2. ^ Alpha設計者のドッベルプール氏、新会社発表へ”. IDG Japan (2005年9月30日). 2017年2月19日閲覧。
  3. ^ チーフ・プロセッサ・アーキテクトがAMDを去る”. HPCwire Japan (2015年9月30日). 2017年3月9日閲覧。
  4. ^ Apple CPU guru Jim Keller, who came with PA Semi deal, departs back to AMD to lead group under Mark Papermaster”. 2020年4月3日閲覧。
  5. ^ AMDはiPadチップ・デザイナーのジム・ケラーを雇った”. time-az.com (2012年8月1日). 2017年2月19日閲覧。
  6. ^ iPhone開発の天才エンジニア、なんとテスラの自動運転チームのリーダーに就任”. ギズモード (2016年2月8日). 2017年2月19日閲覧。
  7. ^ TeslaのAIチップ責任者で元AMDのジム・ケラー氏がIntel入り”. ITmedia NEWS (2018年4月27日). 2018年4月28日閲覧。
  8. ^ Jim Keller resigns from Intel” (英語). VideoCardz.com. 2020年6月11日閲覧。