サニックス旗福岡国際中学生柔道大会

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2019サニックス旗福岡国際中学生柔道大会の開会式

サニックス旗福岡国際中学生柔道大会(さにっくすきふくおかこくさいちゅうがくせいじゅうどうたいかい)は、毎年12月に福岡県宗像市グローバルアリーナで催される、中学生を対象とした柔道の国際大会。九州柔道協会、一般財団法人サニックススポーツ振興財団、西日本新聞社共催[1]

2020年12月に開催予定だった今大会は、新型コロナウイルスの影響で中止となった[2]

概要[編集]

第1回大会が男子チームの出場のみで2003年に開催され、点取り団体戦トーナメントという競技方法で行われる。

初回開催から海外チームの出場を受け入れる当大会は「中学生柔道の普及・発展ならびに競技力の向上を目指すとともに、オリンピック・世界選手権大会等の国際大会で活躍できる競技者や次世代を担う青少年の健全な育成を図り、国際社会に貢献する人材を育てることを目的とし、海外チームとの試合・アトラクションを通じ、青少年たちの文化・国際交流を提供する場とし、グローバルな視野をもつ青少年の育成・自己形成を目指す。」を大会趣旨としている[3]

第1回大会より海外のチームが参加していて、今まで、アメリカ、ドイツ、韓国、ロシア、香港、南アフリカ、オランダ、エジプト、中国、ラトヴィア、台湾、イスラエル、パレスティナ、オーストラリア、アラブ首長国連邦、モンゴル、スリランカ、シンガポール、ブルガリア、ルーマニア、マカオ、チェチェン共和国とスロヴェニアの男女チームが出場している[4][5]

第10回記念大会より女子チームの競技も始まった。それまで女子選手の出場は、男子チームへの編入として認められていた。

男子チームにおいて、大会実行委員会選出校をはじめ、各都道府県柔道連盟より推薦された強豪校に加わり、オープン参加のチームもあり、海外チームを含めて、近年は約90チームが出場[6]

女子でも全国からの参加があり、海外チームを含めて、約50チームで競技が行われる[7]

歴代入賞チーム[編集]

男子[編集]

回数 開催年 優勝 準優勝 3位イ
1 2003年 韓国中学生選抜 大韓民国の旗 韓国 フランクフルト柔道チーム ドイツ 国士舘 東京 田隈 福岡
2 2004年 大成 愛知 ムンイル() 韓国 サンクトペテルブルクジュニア柔道チーム ロシア 相模 神奈川
3 2005年 大成(2) 愛知 田原 福岡 ケルン柔道クラブ ドイツ 静岡学園 静岡
4 2006年 相原 神奈川 サンクトペテルブルクYawara-M ロシア 京仁 韓国 大蔵 福岡
5 2007年 大成(3) 愛知 京仁 韓国 可部 広島 大刀洗 福岡
6 2008年 小野 兵庫 大成 愛知い 静岡学園 静岡 相原 神奈川
7 2009年 国士舘 東京 東海大相模 神奈川 韓国柔道クラブ 韓国 大刀洗 福岡
8 2010年 東海大相模 神奈川 国士舘 東京 大蔵 福岡 ボムゲ() 韓国
9 2011年 小野(2) 兵庫 国士舘 東京 大成 愛知い 大蔵 福岡
10 2012年 田主丸 福岡 東海大相模 神奈川 国士舘 東京 埼玉栄 埼玉
11 2013年 姫路灘 兵庫 大蔵 福岡 東海大相模 神奈川 圓光 韓国
12 2014年 姫路灘(2) 兵庫 大成) 愛知 国士舘 東京 埼玉栄 埼玉
13 2015年 国士舘(2) 東京 大蔵 福岡 東海大相模 神奈川 埼玉栄 埼玉
14 2016年 大蔵 福岡 曽根 福岡 江蘇省柔道 中国 白銀 福岡
15 2017年 国士舘(3) 東京 大成 愛知 大蔵 福岡 天理 奈良
16 2018年 望海[8] 兵庫 東海大相模 神奈川 エーデルワイス柔道クラブ チェチェン共和国 大成 愛知
17 2019年 国士舘(4)[9] 東京 大成 愛知 埼玉栄 埼玉 東海大相模 神奈川

女子[編集]

回数 開催年 優勝 準優勝 3位
1 2012年0 大成 愛知 広陵 奈良 沖学園 福岡 福井工業大福井 福井
2 2013年 田主丸 福岡 広陵 奈良 埼玉栄 埼玉 沖学園 福岡
3 2014年 田主丸(2) 福岡 沖学園 福岡 福井工業大福井 福井 小野 兵庫
4 2015年 広陵 奈良 田主丸 福岡 茅ヶ崎第一 神奈川 福井工業大福井 福井
5 2016年 広陵(2) 奈良 田主丸 福岡 福岡 福岡 東松山北 埼玉
6 2017年 広陵(3) 奈良 武雄 佐賀 金目 神奈川 静岡翔洋 静岡
7 2018年 五條東[10] 奈良 田島 埼玉 簑島 和歌山 敬愛 福岡
8 2019年 田島[11] 埼玉 敬愛 福岡 沖学園 福岡 夜須 福岡

脚注[編集]

  1. ^ 福岡国際中学生柔道大会、初の中止 会場内「3密」防止は困難”. 西日本スポーツ. 2020年7月18日閲覧。
  2. ^ 福岡国際中学生柔道大会、初の中止 会場内「3密」防止は困難 西日本スポーツ 2020年6月20日
  3. ^ 2018サニックス旗福岡国際中学生柔道大会(第16回)” (英語). SPORT FOR TOMORROW. 2020年7月18日閲覧。
  4. ^ サニックス旗柔道大会のサポート学生の感想文です! | 柔道教育ソリダリティー”. www.npo-jks.jp. 2020年7月18日閲覧。
  5. ^ 【中学柔道部】2019年度サニックス旗福岡国際中学生柔道大会出場 - 学校法人沖学園 沖学園高等学校 隆徳館中学校・高等学校”. 【中学柔道部】2019年度サニックス旗福岡国際中学生柔道大会出場 - 学校法人沖学園 沖学園高等学校 隆徳館中学校・高等学校. 2020年7月18日閲覧。
  6. ^ 小学生日本一の本田がデビュー 26日にサニックス旗福岡国際中学生柔道大会”. 西日本スポーツ. 2020年7月18日閲覧。
  7. ^ サニックス旗で武雄中女子が堂々の2位 - 佐賀県柔道協会”. saga-judo.area9.jp. 2020年7月18日閲覧。
  8. ^ sprint296. “2018サニックス旗福岡国際中学生柔道大会”. 格闘技は何でも面白い!. 2020年7月18日閲覧。
  9. ^ 2019サニックス旗福岡国際中学生柔道大会(男子第19回、女子第8回)結果 | 柔道サイト eJudo LITE” (2019年12月26日). 2020年7月18日閲覧。
  10. ^ sprint296. “2018サニックス旗福岡国際中学生柔道大会”. 格闘技は何でも面白い!. 2020年7月18日閲覧。
  11. ^ 2019サニックス旗福岡国際中学生柔道大会”. 百道少年柔道クラブ. 2020年7月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]