サイマティクス

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サイマティクス: Cymatics)は、周波数)の作りだす形状パターンである。周波数が固有の形状を有することは、ドイツエルンスト・クラドニスイス物理学者ハンス・ジェニーによって研究された。「サイマティクス」は、ハンス・ジェニーが、音を意味するギリシャ語Kyma: Wave)から命名したものである。

概要[編集]

ハンス・ジェニーの研究により、周波数は物質に秩序を与え、形を形成し、維持する力があることが判明した。周波数・振動数は、素粒子から宇宙のスケールまで、すべての物質を統御する根本原理であり、周波数と秩序の間には密接な関係がある。生命体においてエントロピーが増大しない理由として、生命体が有する周波数秩序が、エネルギーに秩序を与えるためではないかと考えることができる。

周期的現象は人間の器官生理現象にも存在する。筋肉神経運動系呼吸器系など、人間の組織、器官や生理現象にも周期性が見られる[1]

生体の不調は秩序の乱れと考えることができる。

サイマティック・セラピー[編集]

サイマティック・セラピー英語版は、イギリスMD ペーター・マナーズ(Sir Peter Guy Manners、1916年 - 2009年)の研究と臨床によって確立された音響療法である。マナーズは、ケンブリッジ大学を卒業後、ハイデルベルク大学ソルボンヌ大学で音と光の臨床研究を行った。新生児黄疸に対する標準的な治療法である「光線療法」は、マナーズのこの間の研究によって開発されたものである。

人体をエネルギー場としてとらえるならば、器官、腺、器官系他、すべてがエネルギー系であり、これらの系に機能不全があれば、その振動共振特性が変化し、その変化は体全体のエネルギー系に影響を与え、肉体的あるいは精神的な症状の原因となりうる。

エネルギーが滞っている、器官、腺、および器官系へのエネルギーの流れを正常化すれば、機能の回復が促進できる。 サイマティクス・セラピーの秩序に及ぼす作用とは、物質間の化学反応のことではなく、音の作用が、イェール大学医学部教授ハロルド・サクストン・バーの言う「L・フィールド」と呼ぶ鋳型に影響を及ぼすという意味である。

脚注[編集]

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  1. ^ ハンス・ジェニー Kymatic (Cymatics) Volume 2 (1972)

参考文献[編集]

  • ハロルド・サクストン・バー 『生命場の科学 : みえざる生命の鋳型の発見』 神保圭志訳、日本教文社2006年(原著1972年)、新版。ISBN 4-531-08154-4
  • リチャード・ガーバー 『バイブレーショナル・メディスン : いのちを癒す<エネルギー医学>の全体像』 上野圭一監訳、真鍋太史郎訳、日本教文社、2000年(原著1988年)。ISBN 4-531-08127-7

関連項目[編集]