ゲフレース

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: オーバーフランケン行政管区
郡: バイロイト郡
緯度経度: 北緯50度05分46秒 東経11度44分16秒 / 北緯50.09611度 東経11.73778度 / 50.09611; 11.73778座標: 北緯50度05分46秒 東経11度44分16秒 / 北緯50.09611度 東経11.73778度 / 50.09611; 11.73778
標高: 海抜 500 m
面積: 50.32 km2
人口:

4,271人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 85 人/km2
郵便番号: 95482
市外局番: 09254
ナンバープレート: BT, EBS, ESB, KEM, MÜB, PEG
自治体コード:

09 4 72 139

行政庁舎の住所: Hauptstr. 22
95482 Gefrees
ウェブサイト: www.gefrees.de
首長: オリヴァー・ディーテル (Oliver Dietel)
郡内の位置
地図
地図

ゲフレース (ドイツ語: Gefrees, ドイツ語発音: [gəˈfreːs][2]) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州オーバーフランケン行政管区バイロイト郡に属する市。

地理[編集]

位置[編集]

ゲフレースはフィヒテル山地馬蹄の外側斜面、ヴァルトシュタイン山とオクゼンコプフ山の間に位置する。北側はMünchberger Gneisplatteにむかって開け、西側はフランケンの森の支脈が迫る。南は西側に向かってマイン川の渓谷が広がる。市域を貫いて、オエルシュニッツ川、リュプニッツ川、コルンバッハ川が流れる。コルンバッハ川は市内でリュプニッツ川に合流し、さらにベゼネック地区とエンテンミューレ地区の間でオエルシュニッツ川に注ぐ。合流した川は、バート・ベルネック市内で白マイン川に注ぎ、最終的には北海へと流れる。

近隣の町[編集]

ゲフレースは、郡庁所在地のバイロイトから約26km北のバイロイト郡北端に位置する。南は、ビショフスグリュンとバート・ベルネック・イム・フィヒテルゲビルゲ、西はマルクトショルガストクルムバッハ郡に接し、北はホーフ郡シュタムバッハツェル、東はヴァイセンシュタットヴンジーデル郡と境を接する。

市の構成[編集]

本市は、公式には44の地区 (Ort) からなる[3]。このうち小集落や孤立農場などを除く集落を以下に列記する。

  • ベーゼネック
  • ファルス
  • ゲフレース
  • ゴットマンスベルク
  • グリュンシュタイン
  • コルンバッハ
  • リュプニッツ
  • リュッツェンロイト
  • メッツェラースロイト
  • シャムレスベルク
  • シュタイン
  • シュトライタウ
  • ヴィッツレスホーフェン
  • ヴンデンバッハ
  • ツェットリッツ

歴史[編集]

1336年にゲフレースは、ホーエンツォレルン家ニュルンベルク城伯、後のブランデンブルク=バイロイト辺境伯の支配下に入った。1403年から1444年の史料でゲフレースを「シュタット(都市)」と呼んでいる。1792年に設けられたプロイセン王国バイロイト侯領のオーバーアムト(上級地方管理組織)は、1807年ティルジットの和約フランスの管理下に置かれ、1810年バイエルン王国領となった。ゲフレースは、元々都市権と都市政庁の所有権を有していた。バイエルン州の行政改革の時代、1818年の自治体令で、ベゼネック、クレミッツ、ゲフレース、グリュンヒューゲル、グリュンシュタイン、カステンミューレ、リュプニッツ、ノイエンロイト、オーバーノイエンロイト、ヴンデンバッハからゲフレース市が新たに設けられた。1970年代の市町村合併によりさらに、ファルス、コルンバッハ、リュッツェンロイト、メッツラースロイト、シュトライタウ、ヴィッツレスホーフェン、ツェトリッツが合併した。

1902年、ファルス – ゲフレース間のローカル鉄道が開業した。1936年9月27日にはアウトバーン ミュンヘンベルリン線のシュライツ – ベルネック間が開通した。その後、1973年には鉄道の旅客輸送が、1993年には貨物輸送も廃止され、ファルスへの路線は閉鎖され、やがて撤去された。とうとう2005年には乗換駅であったファルス駅も廃止された。

行政[編集]

市議会[編集]

ゲフレースの市議会は16議席からなる。

市長[編集]

  • 1978年 - 2002年: ルドルフ・ルックデシェル (CSU)
  • 2002年 - 2020年: ハーラルト・シュレーゲル (SPD)
  • 2020年 - : オリヴァー・ディーテル (Wahlgemeinschaft Gefrees-Land)

紋章[編集]

ゲフレースの紋章は、大きく左右に2分割される。左側は、黒と銀色で市松模様に四分割、右側は金地に赤い胸壁の上で、赤い首輪をつけ、赤い舌で威嚇している大きなブラックハウンドを描く。

文化と見所[編集]

年中行事[編集]

毎年7月の第2日曜日の前の木曜日から次の月曜日まで、この地域にとどまらず広く知られる民俗・草原フェスティバルが開催され、この祭りのために友人や親類たちが集まる。

経済と社会資本[編集]

交通[編集]

連邦道路B2が町の真ん中を通っている。この道路はアウトバーンA9のインターチェンジ37 ゲフレースから、このアウトバーンと並行して走る重要な迂回路であり、いずれも町を南北に貫いている。

最寄り駅は、マルクトショルガスト、シュタムバッハ、ミュンヒベルクにある。これらはいずれもローカル線のSchiefe Ebene線上の駅である。遠距離鉄道の最寄り駅は、バイロイト、ホーフおよびマルクトレドヴィッツである。

地元企業[編集]

ゲフレースは、布の町である。最も重要な地元企業は、肩パッドや高機能織布あるいはフィルター用不織布を製造しているHELSA-Werkeである。ゲフレースには、この他に重工業企業がある。Herold & Co. GmbH は、かつてクレーンの製造でその名を広く知られていたが、現在の主力はポンプ製造、下水処理装置、砕石機製造である。Müller Stanz- u. Umformtexchnik GmbH & Co. KG は、世界的に知られるプレス機械のメーカーである。

公的機関[編集]

  • 市立ホール(屋内プール、ボウリング場、射撃場、スポーツや集会に用いる多目的ホール、会議室およびレストラン)

引用[編集]

  1. ^ Genesis Online-Datenbank des Bayerischen Landesamtes für Statistik Tabelle 12411-003r Fortschreibung des Bevölkerungsstandes: Gemeinden, Stichtag (Einwohnerzahlen auf Grundlage des Zensus 2011)
  2. ^ Max Mangold, ed (2005). Duden, Aussprachewörterbuch (6 ed.). Dudenverl. p. 354. ISBN 978-3-411-04066-7 
  3. ^ Bayerische Landesbibliothek Online

参考文献[編集]

  • Landkreis Münchberg (Hrsg.): Einwohner- und Geschäftshandbuch des Landkreises Münchberg. Grau, Hof (Saale) 1950

上記は、ドイツ語版に挙げられていた文献であり、日本語版作成に際して直接参照してはおりません。

外部リンク[編集]