クロウフィッシュ・フィエスタ

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クロウフィッシュ・フィエスタ
プロフェッサー・ロングヘアスタジオ・アルバム
リリース
録音

1979年

シーセイント・スタジオ(ニューオーリンズ)
ジャンル ニューオーリンズ・ブルース 、ニューオーリンズR&Bルイジアナ・ブルース、ブギウギ
時間
レーベル アリゲーター・レコード
プロデュース アリソン・キャスロウ、アンドリュー・キャスロウ、ブルース・イグロア
プロフェッサー・ロングヘア アルバム 年表
Live On Queen Mary
(1978年)
Crawfish Fiesta
(1980年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
ロバート・クリストガウA[1]
The Penguin Guide to Blues Recordings4/4stars[2]

クロウフィッシュ・フィエスタ (Crawfish Fiesta)は、プロフェッサー・ロングヘアのキャリア復活期の1979年にレコーディングされたアルバム。彼は翌1980年1月に亡くなっており[3]、同年アリゲーター・レコードよりリリースとなった[4]ドクター・ジョンがバンドのギタリストを務め、ドラムスにはジョニー・ヴィダコヴィッチ、トニー・ダグラディとアンディ・キャスロウがサックス、そして長年ロングヘアのコンガ・プレイヤーを務めたアルフレッド“ユガンダ”ロバーツが参加した[5]。レコーディングはニューオーリンズのシーセイント・スタジオで行われ、キャスロウと彼の妻アリソン、そしてブルース・イグロアがプロデューサーを務めた。本作は1980年の第1回W.C.ハンディ・アウォードにおいて、コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞を受賞した[6]。またニューヨーク・タイムズのアルバム年間トップ10の1枚に選出されている。

2012年10月16日、アリゲーター・レコードは本作にボーナス・トラックを1曲加えた形でアナログ・レコードでリリースした。追加されたのはレコーディングの際のリハーサルでレコーディングされたパーシー・メイフィールドザ・リヴァーズ・インヴィテーションのカバーで、初出のものだった[7][8]

収録曲[編集]

特段記載がない限り、作曲はロイ・バード(Roy Byrd)による。

  1. ビッグ・チーフ "Big Chief" (Earl King; Ulis Gaines, Wardell Quezergue) – 3:13
  2. ハー・マインド・イズ・ゴーン "Her Mind is Gone" – 4:23
  3. サムシング・オン・ユア・マインド "Something on Your Mind" (Big Jay McNeely) – 4:10
  4. ユーアー・ドライヴィング・ミー・クレイジー "You're Driving Me Crazy" – 2:34
  5. レッド・ビーンズ "Red Beans" (McKinley Morganfield) – 4:09
  6. ウィリー・フューガルズ・ブルース "Willie Fugal's Blues" – 2:03
  7. イッツ・マイ・フォールト・ダーリン "It's My Fault Darling" (Miles Grayson, Lermon Horton) – 4:54
  8. イン・ザ・ウィー・ウィー・アワーズ "In the Wee Wee Hours" – 3:23
  9. クライ・トゥ・ミー "Cry to Me" (Bert Russell) – 3:35
  10. ボールド・ヘッド "Bald Head" – 2:58
  11. ホール・ロッタ・ラヴィング "Whole Lotta Lovin'" (Dave Bartholomew, Fats Domino) – 3:46
  12. クロウフィッシュ・フィエスタ "Crawfish Fiesta" – 3:10[3]
  13. リヴァーズ・インヴィテーション "River's Invitation" (Percy Mayfield) (ボーナス・リハーサル・トラック, 2012) – 3:14

参加ミュージシャン[編集]

  • プロフェッサー・ロングヘア Professor Longhair - ヴォーカル、ピアノ
  • ドクター・ジョン Dr. John - ギター
  • トニー・ダグラディ Tony Dagradi - テナーサックス、ホーン編曲
  • アンドリュー・キャスロウ Andrew Kaslow - テナーサックス、ホーン編曲
  • ジム・ムーア Jim Moore - バリトンサックス
  • アルフレッド“ユガンダ”ロバーツ Alfred "Uganda" Roberts - コンガ
  • ジョニー・ヴィダコヴィッチ Johnny Vidacovich - ドラムス
  • デイヴィッド・リー・ワトソン David Lee Watson - ベース
  • マック・レベナック Mac Rebennack - アシスタント・プロデューサー[5]

脚注[編集]

  1. ^ Robert Christgau: Consumer Guide Apr. 28, 1980”. Robertchristgau.com. 2021年5月20日閲覧。
  2. ^ Russell, Tony; Smith, Chris (2006). The Penguin Guide to Blues Recordings. Penguin. p. 531. ISBN 978-0-140-51384-4 
  3. ^ a b Crawfish Fiesta - Professor Longhair | Songs, Reviews, Credits | AllMusic”. AllMusic. 2021年5月20日閲覧。
  4. ^ Crawfish Fiesta – Professor Longhair | Releases | AllMusic”. AllMusic. 2021年5月20日閲覧。
  5. ^ a b Crawfish Fiesta - Professor Longhair | Credits | AllMusic”. AllMusic. 2021年5月20日閲覧。
  6. ^ Rate Your Music: The W.C. Handy Blues Awards 1980-1989
  7. ^ https://www.alligator.com/albums/Crawfish-Fiesta-Remastered-on-180-gram-vinyl-with-bonus-track/
  8. ^ Blues On Vinyl : ALLIGATOR RECORDS TO REISSUE BUDDY GUY’S STONE CRAZY! AND PROFESSOR LONGHAIR’S CRAWFISH FIESTA ON VINYL ON OCTOBER 16, 2012