クラブ・レオン
クラブ・レオン | ||||
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原語表記 | Club León | |||
愛称 |
Los Panzas Verdes(緑のお腹) La Fiera(猛獣) El León(ライオン) Los Esmeraldas(エメラルド) | |||
クラブカラー | 緑 | |||
創設年 | 1944年 | |||
所属リーグ | メキシコリーグ | |||
所属ディビジョン | リーガMX | |||
ホームタウン | グアナフアト州, レオン | |||
ホームスタジアム | エスタディオ・レオン | |||
収容人数 | 27,423[1] | |||
代表者 |
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監督 |
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公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
クラブ・レオン (スペイン語: Club León) は、メキシコ・グアナフアト州・レオンに本拠地を置くサッカークラブである。リーガMXに所属。単にレオンという呼称で知られている。
2009年、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)は、20世紀における大陸別の最優秀クラブでレオンを北中米カリブ海地区の第29位に選出した[2]。
歴史[編集]
1946-47シーズンのプリメーラ・ディビシオンではアトランテに次ぐ2位となり、1947-48シーズンにはスペイン人のホセ・マリア・カスージョ監督に導かれて初優勝を飾った。1948-49シーズンにはリーグ戦で2連覇を果たしたほか、コパ・メヒコでも優勝して2冠に輝き、メキシコで初めてカンペオニシモ(完全優勝)を達成したクラブとなった。1951-52シーズン、1955-56シーズンにもリーグ優勝し、1958-59シーズン、1972-73シーズン、1974-75シーズンには2位となった。キーパーのアントニオ・カルバハルは1950年から1966年にレオンに在籍し、リーグ戦通算364試合に出場。ブラジルで開催された1950 FIFAワールドカップからイングランドで開催された1966 FIFAワールドカップまで、史上初の5大会連続出場を記録している。
1991-92シーズン、36年ぶり5回目のリーグ優勝を飾った。1993年にはCONCACAFチャンピオンズカップに出場。北・中央アメリカゾーンの1回戦でレアル・エスパーニャ(ホンジュラス)を、2回戦でアラフエレンセ(コスタリカ)を破り、4クラブによる決勝リーグに進出した。決勝リーグはグアテマラシティでのセントラル方式で行なわれ、初戦ではサプリサ(コスタリカ)に2-2で引き分け、2戦目はロビンフッド(スリナム)に4-0で快勝した。最終戦のムニシパル(グアテマラ)には0-0で引き分け、1勝2分で3試合を終えた。1勝2分の勝ち点4でサプリサ(得失点差8)、レオン(得失点差4)、ムニシパル(得失点差3)が並んだが、ロビンフッド戦で9-1と大勝して得失点差を稼いだサプリサが優勝し、レオンは準優勝に終わった。なお、同大会にアメリカのクラブが出場するのは1997年以降である。
インビエルノ1997ではクルス・アスルに次ぐ2位となった。1998年にはCONCACAFチャンピオンズカップに出場し、北アメリカゾーン・予選ではコロラド・ラピッズ(アメリカ)を2試合合計4-3で破ってベスト8に進出。北アメリカ(4クラブ)、中央アメリカ(3クラブ)、カリブ海(1クラブ)の各地区からの出場クラブが、アメリカのワシントンD.C.でセントラル方式による決勝トーナメントを戦った。準々決勝ではCDルイス・アンヘル・フィルポ(エルサルバドル)に勝利したが、DCユナイテッド(アメリカ)と対戦した準決勝では、結果的に優勝するクラブに0-2で敗れた。2002年にはプリメーラ・ディビシオンA(2部、現リーガ・アセンソ)に降格し、リーガ・アセンソでは毎シーズンのように優勝争いを演じたが、プレーオフではいつも平凡な成績に終わり、昇格を逃し続けた。2012年1月にはウルグアイ人のグスタボ・マトサス監督が就任し、クラウスーラ2012終了後には10年ぶりのプリメーラ・ディビシオン昇格を果たした。アペルトゥーラ2012のレギュラーシーズンには3位となり、翌年のコパ・リベルタドーレス出場権を獲得。リギージャでは準々決勝でクルス・アスルを破ったが、準決勝でティフアナに敗れた。アペルトゥーラ2012終了後にはニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)からラファエル・マルケス、CFパチューカからネリー・カスティージョを獲得するなど、積極的な補強を行なった。2013年のコパ・リベルタドーレス1回戦ではデポルテス・イキケ(チリ)と対戦したが、アウェーゴール差で敗れてグループリーグ出場を逃した。
ライバル[編集]
歴史的に、同じレオン市内に本拠地を置くウニオン・デ・クルティドーレスとライバル関係にあり、両クラブの対戦はデルビー・デ・レオン(レオン・ダービー)と呼ばれる。クルティドーレスは1928年に設立され、長らくレオン市唯一のクラブだったが、1943年にクラブ・レオンが創設された。もっとも重要なライバルはレオンから約60km離れたイラプアトに本拠地を置くイラプアトFCであり、両クラブの対戦はクラシコ・デル・バヒオ(低地クラシコ[3])と呼ばれる。
タイトル[編集]
国内タイトル[編集]
- リーガMX(1部)
- 優勝 (8) : 1947-48, 1948-49, 1951-52, 1955-56, 1991-92, アペルトゥーラ2013, クラウスーラ2014, アペルトゥーラ2020
- 準優勝 (4) : 1946-47, 1958-59, 1972-73, 1974-75, インビエルノ1997, クラウス―ラ2019
- 優勝 (5) : 1948-49, 1957-58, 1966-67, 1970-71, 1971-72
- 準優勝 (4) : 1952-53, 1956-57, 1958-59, 1965-66
- 優勝 (6) : 1948, 1949, 1956, 1971, 1972, 2012
- アセンソMX(2部)
- 優勝 (5) : 1989-90, クラウスーラ2003, クラウスーラ2004, クラウスーラ2008, クラウスーラ2012
- 準優勝 (3) : クラウスーラ2005, クラウスーラ2007, ビセンテナリオ2010
- eリーガMX(eスポーツ)
- 優勝 (1) : 2020
国際タイトル[編集]
- 準優勝 (1) : 1993
- ベスト4 (1) : 1998
現所属メンバー[編集]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督[編集]
エフライン・フローレス (2002)
カルロス・レイノソ (2003)
ホセ・ルイス・サルディバル (2005)
セルヒオ・ブエノ (2007-2008)
マリオ・ガルシア (2008)
サルバドール・レジェス (2009)
ホセ・ルイス・サルガド (2010)
セルヒオ・オルドゥーニャ (2010)
ピンタード (2010)
チッタ (2011)
ペドロ・ムニョス (2011)
グスタボ・マトサス (2012-2014)
フアン・アントニオ・ピッツィ (2014-2016)
ルイス・フェルナンド・テナ (2016)
ハビエル・トレンテ (2016-2017)
ルベン・アジャラ (2017)
グスタボ・ディアス (2017-2018)
イグナシオ・アンブリス (2018-2021)
アリエル・オラン (2021-2022)
レナト・パイヴァ (2022-)
歴代所属選手[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “Archived copy”. 2013年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月27日閲覧。
- ^ “Central and North America's club of the Century”. IFFHS. 2009年10月8日閲覧。
- ^ なお、両クラブが所在するグアナフアト州はメキシコ中央高地に位置し、レオンとイラプアトの両都市は標高1700mから1800mにある。
- ^ 1942年から1995年まではリーグ王者とカップ王者が対戦するスーパーカップとして行なわれた。2002-02シーズンから2005-06シーズンまではアペルトゥーラ王者とクラウスーラ王者が対戦するシーズン王者決定戦として行なわれた。2012年以降はプリメーラ・ディビシオン(1部)王者とリーガ・デ・アセンソ(2部)王者が対戦する大会として行なわれている。
- ^ “LIGA MX - Página Oficial de la Liga Mexicana del Fútbol Profesional”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ “León anuncia la llegada de Omar Fernández como refuerzo”. ESPN (2021年6月9日). 2021年6月18日閲覧。
- ^ “メキシコ リーガMX クラブ・レオンとの業務提携について”. 松本山雅. 2018年5月3日閲覧。