ギガ (アダルトビデオ)

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ギガGIGA)は、日本のアダルトビデオメーカー特撮ヒロインものなど、マニアックな作品を得意とする。

キャッチコピーは「GIGA For FREEKS!」と「闘う特撮ヒロインズ For FREEKS!」。

本社は東京都港区白金台5-2-11 ソフトタウン白金209。

東京(新宿、秋葉原)、名古屋、大阪、横浜に直販店「ヒロイン特撮研究所」を持つ。

概要[編集]

1995年平成7年)6月に設立されたインディーズ系アダルトビデオメーカー。初期にはスカトロものを主に手がけていたが凌辱拷問を経たのちに特撮ヒロイン市場を開拓した。

AV業界では特撮ものは制作コストがかさむことから敬遠されがちだったが、ギガはテレビなどの特撮ものの意匠を巧みに取り入れ、コンスタントに作品を発売することでマニアックな固定客を獲得。高めの価格設定でありながら安定した売り上げを誇り、この分野において成功したと言える唯一のメーカーとなった[1]。拷問シーンが売りでありながら手枷足枷拘束中心で縄緊縛をほとんど行わず(縄師も使わない)、女優もSMとは違うカテゴリとしてキャスティングしている。その代わり光学合成などの映像効果、着ぐるみやギミック、小道具といった特撮の構成要素を重視し、さらにアクションでも殺陣師を導入するなど単なるコスプレ作品との差別化に力を入れている。

反面、当初は性行為で擬似本番が多く内容も映画の濡れ場に近かった。また作品の性質上そもそもヒロインの相手が人間ですらないことも多く、ディルドペニスバンドを装着した着ぐるみの怪人や触手に見立てたバイブなどおよそ一般的なAVの絡みとはかけ離れていた。2010年(平成22年)頃から演技力に定評のあるAV男優の起用が増えたことで絡みでも本番が定着、現在は作品全体のクオリティの高まりや人気女優の出演もあってAVとして受け入れやすいものとなっている。

この他、関連レーベルに「マスク剥ぎ」「電気ショック」など特殊な性的嗜好に対応した作品を制作するギャロップ(GALLOP)、女優にグラビアアイドルを起用し内容もアダルト性を薄めてR15~全年齢を対象としたZENがある。かつてのギガレーベルの屋台骨を支えていたスカトロものやマニアックな作品については、2007年(平成19年)7月、新レーベルのゼウス(ZEUS)として独立したが、2013年(平成25年)2月で公式サイトを閉鎖、GIGAに統合された。スカトロマニア向けにはGIGAとは別料金の定額制サービス、SUKAヒロインチャンネルが用意されている。またいっとき閉鎖になっていたギャロップ公式サイトが再開された。

2015年には設立20周年を迎え、これまでの歩みを振り返る記念映像やインタビューが公開された[2]

主なシリーズ・キャラクター[編集]

以下はおおまかな分類であり、複数にまたがるものもある。

  • 魔法少女系(セーラー戦士シリーズ、メルピュア、フォンテーヌ、美少女仮面オーロラなど)
  • スーパー戦隊もの(超人戦隊バードファイブ、電撃戦隊パーフェクトレンジャーなど)
  • アメコミ系ヒロイン(SUPERLADY、ワンダーレディなど)
  • 巨大ヒロイン(グレートレディ、ファイヤーウーマンなど)
  • SF系捜査官・賞金稼ぎ(宇宙特捜アミー、バウンティーハンターなど)
  • 時代劇もの(忍者/くの一や巫女を扱ったもの)
  • サイボーグ改造人間(コスプレイダー、電波レディー ビーグル、仮面セイバーなど)
  • 特殊能力を使わない正統派ヒロイン(セ・リーヌの星、セクシー仮面など)
  • 独自発想(ガデスやセンジュリアンなど)
  • その他

作品及び登場するキャラクターは自社考案のオリジナルもあるが、大半は既存の特撮やアニメ、ゲーム作品をモチーフにするか何らかの影響を受けている。おおむねオマージュと呼べる範囲に収まっているものの、中には販売中止となった作品も存在する。

フォンテーヌなど、人気のキャラクターは複数の作品において、同じ名前かつほぼ同じコスチュームで登場するが、スターシステム的な扱いであり、同じキャラクターが出ていると言うだけで、ストーリー上の繋がりは全くないパラレルワールドである。

また、同じキャラクターであっても、演じる女優は作品毎に異なっている。 ごく少数だがストーリー上の繋がりが有る作品も有るが、その様な場合でさえ、同じキャラクターを演じる女優が異なっていることがある。(例えば、魔法仮面マジカルマスク 第一巻~第三巻は、ストーリー上は繋がっているが、マジカルマスクを演じる女優は全て異なっている)

また、ほぼ同じ容姿だが異なる名前で呼ばれていたり、名前は同じだが容姿が微妙に異なっていたり、名前の前に付く修飾語が異なっていたり(魔法美少女戦士フォンテーヌ、美熟女仮面フォンテーヌ、など)など様々なバリエーションが有る。

なおストーリーの大半はヒロインが拷問や陵辱を受け最終的に屈服・敗北するバッドエンドであるが、少数ながらハッピーエンドの作品もリリースされており、公式サイトの紹介文やパッケージ裏面でハッピーエンド/バッドエンドがわかるようになっているのが特徴的。通常のアダルトビデオよりもかなり高い価格設定なので、結末がわかって楽しみが半減することよりも嗜好に合わない作品を選んでしまうほうが深刻な問題、というのがその理由である(紹介文での記述は通常は隠してある)。

チームGIGA(ギガの監督)[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ アタッカーズ、アイエナジーなども特撮もののAVをいくつか制作しているが、継続的に作品をリリースしているのはギガだけである。
  2. ^ 公式サイトの特設ページ

外部リンク[編集]