ガードナー (マサチューセッツ州)

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ガードナー
Gardner, Massachusetts
—  City  —
ガードナー市の中央通り
愛称:椅子の都市
マサチューセッツ州におけるウースター郡(ピンク)とガードナー市(赤)の位置
座標: 北緯42度34分30秒 西経71度59分55秒 / 北緯42.57500度 西経71.99861度 / 42.57500; -71.99861
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州の旗 マサチューセッツ州
ウースター郡
入植 1764年
法人化 1785年
行政
 - 種別 市長・市政委員会方式
 - 市長 マーク・P・ホーク(共和党
 - 市政委員会
面積
 - 計 23.0mi2 (59.6km2)
 - 陸地 22.2mi2 (57.5km2)
 - 水面 0.8mi2 (2.1km2)
標高 1,100ft (324m)
人口 (2010年)
 - 計 20,228人
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
 - 夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
郵便番号 01440
市外局番 978 / 351
FIPS code 25-25485
GNIS feature ID 0610059
ウェブサイト http://www.gardner-ma.gov/

ガードナー: Gardner)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の中央部、ウースター郡の北部に位置する都市である。2010年国勢調査では人口20,228 人だった。市内にはダン州立公園、ガードナー歴史遺産州立公園、ワンパノアグ湖野生生物保護区、マウントワチュセット・コミュニティカレッジがある。

歴史[編集]

町名はトマス・ガードナー大佐の栄誉を称えて名付けられた[1]ガードナーの町に、最初に入植があったのは1764年のことであり、1785年に公式に町として法人化された。これは周辺にあるアシュバーナム、ウェストミンスター、テンプルトン、ウィンチェンドン各町から土地を譲り受けて作られたものだった。1805年頃から、製材と各産業の中心になった。家具生産で長い歴史があることで、「椅子の都市」や「ニューイングランド家具の首都」とも呼ばれている。1910年までに椅子の工場が20か所あり、年に400万脚の椅子を生産した。銀細工でも知られていた。ガードナー州立精神障碍者コロニーがコテージ型住居の利用を広げた。ガードナーは1923年に市として法人化された。

ガードナーはヘイウッド・ウェイクフィールド家具の誕生地であり、ヘイウッド5人兄弟が父の農園に近い厩で家具の生産を始めたのが1826年だった。ウォルター、リーバイ、セス、ベンジャミン、ウィリアムの兄弟はその年に木製の椅子を作り始めた。初期にはウォルターが椅子を手作りしており、足踏み旋盤も使った。間もなくリーバイとベンジャミンがパートタイムで加わり、近くにある田舎の店も営業していた。最初の店の通り向かいに新しい店が建設された。1831年、リーバイがボストンに移転し、そこでアウトレット店を造って椅子を売り、一方ベンジャミンとウィリアムがガードナーに残って椅子を製造していた。1834年、火事のためにヘイウッドの椅子店舗が失われた。1835年、共同経営のB・F・ヘイウッド & Co. が結成され、ベンジャミン、ウォルター、ウィリアムに加えて、モーゼス・ウッドとジェイムズ・W・ゲイツが参加した。ガードナーにはコナン・ボール家具工場もあった。ニコルズ & ストーン・チェアー会社は1762年にウェストミンスターで設立されていた。この会社は20世紀への変わり目にガードナーに移転した。2008年7月時点で、家具の生産を止めると声明を出した。ニコルズ & ストーンの名前による知的財産権と意匠権はニューヨーク州マンリウスの L. & J.G. スティックリーが買収した[2]

地理[編集]

ガードナー市は北緯42度34分26秒 西経71度59分27秒 / 北緯42.57389度 西経71.99083度 / 42.57389; -71.99083 (42.573920, -71.990818)に位置している[3]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は23.0平方マイル (60 km2)であり、このうち陸地22.2平方マイル (57 km2)、水域は0.8平方マイル (2.1 km2)で水域率は3.52%である。クリスタル湖の傍にある。市内最高地点は標高1,280フィート (390 m) の貯水池丘陵頂部であり、市の中心に近い[4]

ガードナーの北はウィンチェンドンとアシュバーナム、東はウェストミンスター、南はハバーズトン、西はテンプルトンの各町に接している。

人口動態[編集]

中心街

以下は2000年国勢調査による人口統計データである[6]

基礎データ

  • 人口: 20,770 人
  • 世帯数: 8,282 世帯
  • 家族数: 5,085 家族
  • 人口密度: 361.4人/km2(936.0 人/mi2
  • 住居数: 8,838 軒
  • 住居密度: 153.8軒/km2(398.3 軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • フランス系カナダ人:19.6%
  • フランス系:17.6%
  • アイルランド系:12.7%
  • イギリス系:6.7%
  • ポーランド系:6.3%
  • イタリア系:6.2%

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 23.7%
  • 18-24歳: 7.7%
  • 25-44歳: 31.8%
  • 45-64歳: 20.7%
  • 65歳以上: 16.1%
  • 年齢の中央値: 38歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 105.1
    • 18歳以上: 103.7

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 30.3%
  • 結婚・同居している夫婦: 44.4%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 12.7%
  • 非家族世帯: 38.6%
  • 単身世帯: 32.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 13.5%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.35人
    • 家族: 2.97人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 37,334米ドル
    • 家族: 47,164米ドル
    • 性別
      • 男性: 35,804米ドル
      • 女性: 26,913米ドル
  • 人口1人あたり収入: 18,624米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 9.6%
    • 対家族数: 7.0%
    • 18歳未満: 12.8%
    • 65歳以上: 11.7%

市内にはガードナー高校があり、生徒数は約800人である。

ガードナー公共図書館、1899年

図書館[編集]

ガードナーの公共図書館は1885年に開設された[7][8]。当初の建物は現在ガードナーの歴史博物館になっている。2008会計年度で、ガードナーは予算の1.84%、734,164ドルを図書館に使っており、住民1人当たり35ドルほどになっている[9]

公共交通[編集]

ガードナーの公共交通は大半がモンタチューセット地域交通局が担当している。モンタチューセット地域(マサチューセッツ州の北中部)で、バスの路線便、シャトルサービス、さらに補助的交通を運行している[10]

1871年からボストン・バーレ・アンド・ガードナー鉄道が町に鉄道を運行していた。ガードナー駅は1980年から1986年までマサチューセッツ湾交通局のフィッチバーグ線の終着駅になっていたが、1987年初めにフィッチバーグで打ち切りとなった[11]

行事[編集]

長年、ガードナーの市営ゴルフコースはマサチューセッツ州中部高校クロスカントリー地区選手権の開催場所だった。3年に1度はマサチューセッツ州高校州クロスカントリー選手権も開催されている。この丘陵性の2.9マイル (4.7 km) のコースで、これまでの記録は1998年にアンディ・パウェルが出した14分0秒であり、女子の記録はリン・ジェニングスが1977年に記録した15分50秒である。

大衆文化の中で[編集]

1992年の映画『青春の輝き』はガードナーで撮影された。

脚注[編集]

  1. ^ Gannett, Henry (1905). The Origin of Certain Place Names in the United States. Govt. Print. Off.. pp. 134. http://books.google.com/books?id=9V1IAAAAMAAJ&pg=PA134#v=onepage&q&f=false. 
  2. ^ Stickley.com
  3. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  4. ^ U.S. Geological Survey 7.5 x 15 minute topographic map series, Gardner quadrangle
  5. ^ 1950 Census of Population. 1: Number of Inhabitants. Bureau of the Census. (1952). Section 6, Pages 21-7 through 21-09, Massachusetts Table 4. Population of Urban Places of 10,000 or more from Earliest Census to 1920. http://www2.census.gov/prod2/decennial/documents/23761117v1ch06.pdf 2011年7月12日閲覧。. 
  6. ^ American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  7. ^ C.B. Tillinghast. The free public libraries of Massachusetts. 1st Report of the Free Public Library Commission of Massachusetts. Boston: Wright & Potter, 1891. Google books
  8. ^ Levi Heywood Memorial Library Retrieved 2010-11-10
  9. ^ July 1, 2007 through June 30, 2008; cf. The FY2008 Municipal Pie: What’s Your Share? Commonwealth of Massachusetts, Board of Library Commissioners. Boston: 2009. Available: Municipal Pie Reports. Retrieved 2010-08-04
  10. ^ Montachusett Regional Transit Authority”. 2012年10月4日閲覧。
  11. ^ Belcher, Jonathan (2012年8月31日). “Changes to Transit Service in the MBTA district (PDF)”. NETransit. 2012年10月4日閲覧。

参考文献[編集]

  • Rouland, Steve Heywood-Wakefield Modern Furniture, 1994.

外部リンク[編集]