カラスザンショウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
カラスザンショウ
食茱萸.jpg
分類
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: サンショウ属 Zanthoxylum
: カラスザンショウ Z. ailanthoides
学名
Zanthoxylum ailanthoides
Siebold & Zucc
和名
カラスザンショウ(烏山椒)
英名
Japanese Prickly-ash

カラスザンショウ(烏山椒、Zanthoxylum ailanthoides)はミカン科サンショウ属落葉樹

サンショウと違ってアルカロイドを含むので、イヌザンショウとともにイヌザンショウ属Fagara)に入れる場合がある。

アゲハチョウ科チョウ食草になっている。

学名の「ailanthoides」は、「シンジュ(Ailanthus)のような(-oides)」の意味。

特徴[ソースを編集]

日本のほかに、朝鮮南部、中国、フィリピンなどに分布する。山野に普通に生える。特に伐採跡などの裸地にいち早く伸び出して葉を広げる先駆植物である。

高さは6〜8mで、最大15mになることもある。普通のサンショウに比べて、はるかに大きな葉をつける。サンショウ同様、葉には油点があり、特有の香りがある。花期は7-8月。赤い実をつけて黒い種が露出し、特有の香りを持つ。

葉は1回奇数羽状複葉。葉の形状はニワウルシ/シンジュ(神樹)に似る。

サンショウ属の他の種に比べ、はるかに大きいため、類似種との区別ができる。また、他の大柄な羽状複葉をつける樹木とは、幹の棘と葉のにおいで区別できる。

食草とするチョウ[ソースを編集]

本種を食草とするチョウにはカラスアゲハミヤマカラスアゲハモンキアゲハナミアゲハクロアゲハがある。

日本での利用[ソースを編集]

普通食用にはしないが、若芽・若葉は天ぷらにすることがある。清涼感のある独特の風味の蜂蜜がとれるので、蜜源植物ともされる。また、葉を駆風、果実を健胃薬とし、枝はサンショウ同様すりこぎとしても使用されている。刺部の数が多い事からサンショウの物とは区別ができる。

関連項目[ソースを編集]

参考文献[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]