エドワードランディ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

エドワードランディ』は、1990年データイーストから開発、販売されたアーケードゲームである。ジャンルはアクションゲーム(サイドビュー方式)。日本国外でのタイトルはThe Cliffhanger: Edward Randy

ストーリー[編集]

1930年代ヨーロッパ某国。「覇怪魔人」と呼ばれ怖れられる大佐がいるその国では、極秘裏に大量破壊兵器の研究が進められていた。自分の行っていた研究の真実を知った老科学者は、大佐に悪用されることを恐れ、研究の中枢を担う石『プリズム』を奪取し、孫娘シャルロッテに託した。プリズムの行方を執拗に追跡する大佐と某国軍。そんなシャルロッテが追い詰められて最後に逃げ込んだのは、恋人ジェニファーとの半年ぶりのデートの準備をしていたエドワード・ランディの家だった。193X年9月14日、何の前触れもなく危険な陰謀に巻き込まれたランディ青年の、長い一日が始まる。

概要[編集]

8方向レバー(移動)と2つのボタン(攻撃、ジャンプ)で主人公を操作する。レバーと攻撃ボタンの組み合わせで最大8方向に鞭を振ることが出来る他、レバーを横もしくは斜め下に入れながらジャンプボタンでスライディング、レバー斜め上でダッシュ、ジャンプ中にレバー下で真下方向に踏みつけなど、多彩なアクションを行うことが出来る。画面上にある物体に鞭の先端を引っ掛け、そのままレバーを右(左)方向に入れっぱなしにすることで、大回転攻撃。回転中は本体は無敵で、回転は一度につき最大4周まで行える。全7ステージ×1周、残機なしのライフ制。二人同時プレイ可能。

本作においては、得点が即ち主人公の残り体力となっている。敵を倒して得点を増やせば体力が回復し、ダメージを受ければ体力と共に得点も下がり、残り点数が0になればゲームオーバーとなる。そのためハイスコアは「ゲーム終了時点」ではなく「最も高くなった時点」のものが集計される仕組みになっている。

本作のストーリーは、ステージ間に挿入されるデモ画面によって説明される。また各ステージにはそれぞれサブタイトルがつけられており、ステージ開始時に表示される。

解説[編集]

1930年代ヨーロッパを舞台にした、スチームパンク系の世界観を持つ作品である。「いきなりクライマックス」「冒険百連発」等の威勢の良いキャッチコピーに表されるように、息もつかせぬ場面転換が続く「見る者を楽しませる」ことに主眼を置いた構成になっている。

その一例として、冒頭は最終局面からラスボス対峙までで構成され、そこから物語の最初の時系列に入る。日本国外版では冒頭は最初の時系列から順序通り開始される。

移植・関連作品[編集]

  • 1998年エクシングエンタテイメントからセガサターンに移植されるという話が持ち上がった。しかし、エクシング社の業績不振により企画は頓挫し、未だにコンシューマーゲームを始めとする他機種には一切移植されていない。
  • 1996年トレジャーから発売されたセガサターン用ゲーム『ガーディアンヒーローズ』には、「エドワード・M・コニャック」「ランディ・M・グリーン」という登場キャラクターの名前を始めとして、本作の影響を受けたと思われる部分が多々見られる。これはキャラクターデザイナーのHAN(漢炎剣、元ゲーメストライター)が、本作の熱烈なファンであったためと言われている[誰によって?]。また同じくHANが制作に携わったメガドライブ用ゲーム『ガンスターヒーローズ』も、演出面において本作から多大な影響を受けたと、HAN自身が発行した同人誌で語っている。
  • 1999年カネコが制作したアーケードゲーム『線脳』では、他社の作品であるにも関わらず、CPUキャラクターとしてエドワード・ランディが登場している。