イン・カメラ

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イン・カメラ
In Camera
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル ポストパンク
活動期間 1978年 - 1981年
レーベル 4AD
公式サイト In Camera on 4AD
旧メンバー デヴィッド・スタイナー
アンドリュー・グレイ
ピート・ムーア
ジェフ・ウィルモット

イン・カメラIn Camera)は、イングランドポストパンク・グループ。デヴィッド・スタイナー(ボーカル、キーボード)、アンドリュー・グレイ(ギター)、ピート・ムーア(ベース)、ジェフ・ウィルモット(ドラム)で構成されており、1978年にロンドンで結成され、4ADレーベルと契約した。バンドはシングル1枚とEP2枚だけをリリースした後、1981年に解散した(最後の1枚は解散後にリリースされた)。

背景[編集]

若きドラマーのジェフ・ウィルモットが、野心的なベーシストのピート・ムーアを歌手のデヴィッド・スタイナーに紹介したときにグループの種は蒔かれた。このコア・メンバーを通じて、ギタリストのアンドリュー・グレイの追加がなされた。バウハウスのオープニング・アクトや、ロンドンのソーホーにある「ビリーズ」での扇動的なパフォーマンスを経た後、イン・カメラはバウハウスのレコード・レーベルであった4ADと契約した[1]

イン・カメラは1980年6月に7インチ・シングル「Final Achievement」/「Die Laughing」をリリースし、その6か月後には4曲入りEP『IV Songs』をリリースした。イングランド全土で様々なギグが実現し、1980年末にはジョン・ピール・セッションで最高潮に達した[2]。これにより、セッションはEP『Fin』として12インチでリリースされた。この録音は、1981年の円満に解散する前のバンドによる最後のアナログ・レコードとなった。

解散後[編集]

回顧アルバム『13 (Lucky for Some)』は、1992年にCDでリリースされた。全作品のリリースは、4ADレーベルからとなった。

2015年3月、4ADは、未発表曲、リハーサル・テープ、ライブ・レコーディング、デモを収録した、イン・カメラの1981年以前の作品によるアンソロジーであるアルバム『Era』を、ファンとの直接のプラットフォームであるプレッジ・ミュージック経由で予約注文を受けると発表した。『Era』は、2015年6月にデジタル、2枚組CD、および2枚組LPのフォーマットでリリースされた。

解散後、アンドリュー・グレイはウルフギャング・プレスに加入した。

ディスコグラフィ[編集]

コンピレーション・アルバム[編集]

  • 『13 (アンラッキー・フォー・サム)』 - 13 (Lucky for Some) (1992年、4AD)
  • Era (2015年、4AD)[3]

EP[編集]

  • IV Songs (1980年、4AD)
  • Fin (1982年、4AD)

シングル[編集]

  • "Final Achievement"/"Die Laughing" (1980年)

脚注[編集]

  1. ^ 4AD – In Camera”. 4ad.com. 2013年3月13日閲覧。
  2. ^ Kellman, Andy. “In Camera – Music Biography, Credits and Discography : AllMusic”. AllMusic. 2013年3月13日閲覧。
  3. ^ Wolk, Douglas (2015年6月3日). “In Camera: Era - Album Reviews - Pitchfork”. Pitchfork. 2015年6月13日閲覧。

外部リンク[編集]