アデニウム属
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アデニウム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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アデニウムの花
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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アデニウム属 (Adenium) はアフリカとアラビア半島が原産地の、キョウチクトウ科の常緑低木からなる属。
栽培と利用
[編集]アデニウム属の中でも、アデニウム・オベサム(英語: Adenium obesum)は砂漠の薔薇と呼ばれ、温帯地域で観葉植物として栽培されており、数多くの交配種が開発されている。アデニウムは、その色とりどりの花だけでなく、塊根植物としても高く評価されており、鉢植えで何年も育てられ盆栽によく使われる。
アデニウム属は濾胞性果実を持ち、二重の冠毛を備えた種子を風に乗せて放出するために裂開する。
種子で育てられた植物は母植物と遺伝的に同一ではないので、栽培品種は一般的に接ぎ木によって繁殖させる。遺伝的に同一の植物は、挿し木によって繁殖させることもできるが、挿し木で育てられた植物は、種子で育てられた植物よりも太い根を発達させるスピードが遅い場合が多い。
アデニウム・ボエフミアヌム(英語: Adenium boehmianum)、アデニウム・ムルチフローラム(英語: Adenium multiflorum)、アデニウム・オベサムの樹液には、有毒な強心配糖体が含まれており、アフリカ全土で大物猟のための矢毒として使用されている。
園芸分類上は、多肉植物・塊根植物に分類される。
草丈・樹高は~50cm程度。
耐暑性は高く、耐寒性は低い。
花色は、ピンク、赤、白。
開花時期は、4月~9月である。
分類
[編集]アデニウム属には12種が存在するとされているが、他の著者によって亜種または品種であるとされる場合もある。Plazierが20世紀後半に行った分類では、5つの種が認識された。
- 'Adenium arabicum' Balf.f. = 'Adenium obesum'
- 'Adenium boehmianum' Schinz - (ナミビア, アンゴラ)
- 'Adenium multiflorum' Klotzsch. - ザンビア南部から南アフリカ
- 'Adenium obesum' (Forssk.) Roem. & Schult. - セネガルからソマリア、アラビア半島に広く分布
- 'Adenium oleifolium' Stapf - 南アフリカ、ボツワナ、ナミビア
- 'Adenium swazicum' Stapf - 南アフリカ東部