アコチアミド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
アコチアミド
Acotiamide.png
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
法的規制
  • Uncontrolled
投与方法 Oral
識別
CAS番号
(MeSH)
185106-16-5
ATCコード 無し
PubChem CID: 5282338
ChemSpider 4445505 チェック
UNII D42OWK5383 チェック
化学的データ
化学式 C21H30N4O5S
分子量 450.55 g/mol

アコチアミド(Acotiamide)はコリンエステラーゼ阻害剤の一種。世界初[1]機能性ディスペプシア (Dyspepsia治療薬として使用される[2]

ゼリア新薬工業により創製された新規化合物で、ゼリア新薬とアステラス製薬が共同開発を行った。開発コードはゼリア新薬が「Z338」、アステラス製薬が「YM443」であった[3]。2013年3月25日付で厚生労働省より承認を得て、アコチアミド塩酸水和物が「アコファイド」の商品名で、100mgの錠剤として販売開始された[4]

効能・効果[編集]

機能性ディスペプシアにおける食後膨満感,上腹部膨満感,早期満腹感

心窩部の疼痛や灼熱感に対する有効性は確認されていない[5]

副作用[編集]

臨床試験で見られた副作用は合計で16.3%であり、その内訳は下痢(2.1%)、便秘(1.6%)、悪心(0.8%)、嘔吐(0.5%)、血中プロラクチン増加(3.6%)、ALT(GPT)増加(1.8%)、AST(GOT)増加(1.0%)、γ-GTP増加(1.2%)、血中トリグリセリド増加(1.0%)、血中ビリルビン増加(0.7%)、血中ALP増加(0.5%)、白血球数増加(0.5%)等であった[5]。重大な副作用は設定されていない。

作用機序[編集]

消化管運動を司る神経伝達物質アセチルコリンを分解する酵素である末梢性アセチルコリンエステラーゼを阻害することにより、の運動低下および胃からの食物排出遅延を改善し、機能性ディスペプシアの自覚症状のうち腹部膨満感や早期満腹感を軽減する[4]

用法・用量[編集]

アコチアミド塩酸塩水和物として1回100mgを1日3回、食前に経口投与する。

脚注[編集]