アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 | |
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Eye in the Sky | |
監督 | ギャヴィン・フッド |
脚本 | ガイ・ヒバート |
製作 |
ゲド・ドハティ コリン・ファース デヴィッド・ランカスター |
製作総指揮 |
ザヴィエル・マーチャンド ベネディクト・カーヴァー クローディア・ブリュームフーバー アン・シーアン ガイ・ヒバート スティーヴン・ライト |
出演者 |
ヘレン・ミレン アーロン・ポール アラン・リックマン バーカッド・アブディ |
音楽 |
ポール・ヘプカー マーク・キリアン |
撮影 | ハリス・ザンバーラウコス |
編集 | ミーガン・ギル |
製作会社 |
エンターテインメント・ワン レインドッグ・フィルムズ |
配給 |
ブリーカー・ストリート エンターテインメント・ワン ファントム・フィルム |
公開 |
2015年9月11日(トロント国際映画祭) 2016年4月8日2016年4月1日 2016年12月23日[1] |
上映時間 | 102分[2] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $13,000,000[3] |
興行収入 |
$6,637,511[4] $32,848,185[3] |
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(アイ・イン・ザ・スカイ せかいいちあんぜんなせんじょう、原題: Eye in the Sky)は、2015年製作のイギリス映画。ドローンを使用した現代の戦争の実態を描いた軍事サスペンス映画。
アラン・リックマンは『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』と共に本作が遺作となった[5]。
あらすじ
[編集]イギリス・ロンドンで、イギリス軍のキャサリン・パウエル大佐(演:ヘレン・ミレン)は、国防副参謀長[6]のフランク・ベンソン中将(演:アラン・リックマン)のもと、アメリカ軍のドローン、MQ-9 リーパー偵察攻撃機を使い、英米・ケニアによる合同テロリスト捕獲作戦を指揮していた。
合同チームは、上空2万2千フィートを飛んでいるMQ-9 リーパーと現地の偵察用小型ドローンにより、ケニアの首都ナイロビの隠れ家に潜んでいるアル・シャバブのテロリストたちを確認した。屋内の昆虫型小型ドローンにより、テロリストたちが自爆ベストを着用して犯行予告映像を撮影し、今まさにテロを決行しようとしていることが発覚する。
英米・ケニア合同軍はテロの被害を未然に防ぐべく、捕獲を諦め、テロリストへの攻撃を決定する。アメリカ合衆国ネバダ州の米軍基地では、ドローン・オペレーター(×パイロット)のスティーブ・ワッツ(演:アーロン・ポール)が、パウエル大佐からの指令を受け、ミサイルの発射準備に入る。だが、発射準備に入ったその時、目標のそばの路上で、隠れ家の隣に住む少女アリア(演:アイシャ・タコウ)がパンを売る準備を始める。
予期せぬ民間人の巻き添え被害の可能性が生じたため、内閣府ブリーフィングルーム(コブラ)に詰める軍人や政治家たちの間で議論が勃発する。パウエル大佐は、少女を犠牲にしてでもテロリストを殺害することを主張するが、政務次官・閣外大臣は民間人の犠牲を避けようとし、合意には至らない。少女を救うため、司令部は彼女の売るパンを買い上げるよう現地工作員に命令を出すが、失敗に終わりアリアはパンを売り続ける。
最終的に、司令部は巻き添え被害による少女の死亡率を50%以下に下げた地点を選んで攻撃することを選択するが、アリアは爆発に巻き込まれて怪我を負い、搬送先の病院で亡くなる。作戦終了後、政務次官(演:モニカ・ドラン)は「私の意見では、それは恥ずべき事でした。全て貴方の安全な椅子から行われました。」と述べる。これに対してベンソン中将は5度の自爆テロ直後に立ち会った事を話す。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- キャサリン・パウエル大佐(常設総合司令部司令官) - ヘレン・ミレン(一柳みる)
- スティーヴ・ワッツ中尉(ドローン操縦士) - アーロン・ポール(小田柿悠太)
- フランク・ベンソン中将(国防副参謀長) - アラン・リックマン(土師孝也)
- ジャマ・ファラ(現地工作員) - バーカッド・アブディ(あべそういち)
- ブライアン・ウッデール閣外大臣 - ジェレミー・ノーサム(尾花かんじ)
- キャリー・ガーション上等航空兵 - フィービー・フォックス(大井麻利衣)
- ジェームズ・ウィレット英国外相 - イアン・グレン(宗矢樹頼)
- エド・ウォルシュ中佐 - ギャヴィン・フッド
- アンジェラ・ノース政務次官(アフリカ担当) - モニカ・ドラン(土門敬子)
- ケン・スタニックアメリカ合衆国国務長官 - マイケル・オキーフ
評価
[編集]受賞
[編集]年 | 映画賞 | 賞 | 対象 | 結果 | 出典 |
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2016 | 英国映画賞 | 脚本賞 | ガイ・ヒバート | 受賞 | [7] |
脚注
[編集]- ^ 日本版オフィシャルサイトより。
- ^ “Eye in the Sky (15)”. 全英映像等級審査機構 (2016年2月1日). 2017年7月5日閲覧。
- ^ a b “Eye in the Sky (2016)”. The Numbers. Nash Information Services, LLC. July 3, 2016閲覧。
- ^ “Foreign total gross”. Box Office Mojo. IMDb. September 3, 2016閲覧。
- ^ “アラン・リックマンさん遺作の軍事サスペンス「アイ・イン・ザ・スカイ」、今冬から公開”. 映画.com. (2016年8月19日) 2016年8月19日閲覧。
- ^ 『「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」劇場用プログラム』ファントム・フィルム、2016年12月23日、3頁。
- ^ “ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』作品賞!英国映画賞”. シネマトゥデイ. (2016年12月13日) 2016年12月13日閲覧。
関連作品
[編集]外部リンク
[編集]- 英語版オフィシャルサイト
- 映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2017年6月17日アーカイブ分)
- アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 - allcinema
- アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 - KINENOTE
- Eye in the Sky - オールムービー
- Eye in the Sky - IMDb