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'''マウントヴィンソン''' は南極大陸の最高峰で、高さは{{convert|4892|m|ft|0}}。ヴィンソン・マシフの頂上にある高原の北部にあり、センチネルレンジの主脈の南部にある<ref name="Stewart2011a"/>。初登頂は1966年で、2001年の探検では初めて東側ルートから登頂された。そのとき同時にGPSで頂上の標高が測定された<ref name=nova/>。2010年2月の時点で約1,400人がマウントヴィンソンの頂上に着いたと見積もられている<ref name=7summits/>。 |
'''マウントヴィンソン''' は南極大陸の最高峰で、高さは{{convert|4892|m|ft|0}}。ヴィンソン・マシフの頂上にある高原の北部にあり、センチネルレンジの主脈の南部にある<ref name="Stewart2011a"/>。初登頂は1966年で、2001年の探検では初めて東側ルートから登頂された。そのとき同時にGPSで頂上の標高が測定された<ref name=nova/>。2010年2月の時点で約1,400人がマウントヴィンソンの頂上に着いたと見積もられている<ref name=7summits/>。 |
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[[野口健]]は自身のブログでヴィンソン・マシフの印象を「なだらかな真っ白い頂きに女性的な優しさすら感じた」と述べている<ref>[http://www.noguchi-ken.com/M/1994/12/post-346.html 七大陸最高峰~ビンソン・マシフ~(南極)] 野口健公式サイト 2016年4月9日閲覧</ref>。 |
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==氷河== |
==氷河== |
2016年4月8日 (金) 17:21時点における版
ヴィンソン・マシフ Vinson Massif | |
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![]() 頂上付近の高原から見た山頂 | |
標高 | 4,892 m |
所在地 | 南極 |
位置 | 南緯78度31分33秒 西経85度37分00秒 / 南緯78.52583度 西経85.61667度 |
山系 | エルスワース山脈のセンチネルレンジ |
初登頂 | ニコラス・クリンチら(1966年) |
![]() |
ヴィンソン・マシフ(英: Vinson Massif)は、南極大陸最高峰の山。標高は、2004年のGPS測定で4,892mに改訂。それ以前は4,897mであった。南極半島の付け根付近にある。1966年12月17日、アメリカアルパイン協会とナショナルジオグラフィック協会の協力を得たニコラス・クリンチをはじめとするアメリカのグループが初登頂に成功した。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/79/Vinson-Massif.jpg/200px-Vinson-Massif.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8c/C78082s1_Ant.Map_Vinson_Massif.jpg/200px-C78082s1_Ant.Map_Vinson_Massif.jpg)
ヴィンソン・マシフは巨大な山塊(Massif)であり、長さ21 km (13 mi)、幅13 km (8.1 mi)で、エルスワース山脈のセンチネルレンジにある。南極半島の付け根近くのロンネ棚氷を見下ろすことができ、南極点まで約1200km程度の位置にある。
2006年11月1日、USACANは、マウントヴィンソン[訳語疑問点]とヴィンソン・マシフは別の存在であると言明した[1]。
マウントヴィンソン は南極大陸の最高峰で、高さは4,892メートル (16,050 ft)。ヴィンソン・マシフの頂上にある高原の北部にあり、センチネルレンジの主脈の南部にある[1]。初登頂は1966年で、2001年の探検では初めて東側ルートから登頂された。そのとき同時にGPSで頂上の標高が測定された[2]。2010年2月の時点で約1,400人がマウントヴィンソンの頂上に着いたと見積もられている[3]。
野口健は自身のブログでヴィンソン・マシフの印象を「なだらかな真っ白い頂きに女性的な優しさすら感じた」と述べている[4]。
氷河
何年もかけて、ヴィンソン・マシフの頂上に振った限られた量の雪が固められ、氷河を形成する氷になる。これらの氷河は地形に従って山塊にある谷へ流れ落ちていく[5]。最上部の氷河はマウントヴィンソンの北面のJacobsen Valleyを占めていて、西のBranscomb氷河と東のCrosswell氷河へ分流していく。Crosswell氷河はEllen氷河を経由してRutford Ice Streamへ流れ込む[5]。
歴史
暫定的に'Vinson'という名前で知られていた高山は、西南極のこの近辺にあるのではないか、と長い間考えられていたが、発見はされていなかった[6]。バード基地から飛び立ったアメリカ海軍の航空機によって1958年1月に発見された。1961年にUSACANは、南極探検を支援したジョージア州の下院議員カール・ヴィンソンにちなんでこの山塊をヴィンソン・マシフと命名した。[6]ヴィンソン・マシフの最初の測量は1959年に行われ、標高は5,140 m (16,864 ft)とされた[6]。
最初の登頂
1963年に、Charles HollisterとSamuel C. Silverstein の率いる当時ニューヨークにあったアメリカアルパイン協会と、シアトルのPeter Schoening率いるグループが、アメリカ国立科学財団に対し、マウントヴィンソン登頂の探検を支援するようロビイングを始めた。この2グループはアメリカ国立科学財団とアメリカアルパイン協会の後押しを受けて1966年の春に合併し、アメリカアルパイン協会により探検隊のリーダーとしてニコラス・クリンチが採用された。公式的には、American Antarctic Mountaineering Expedition 1966/67(以下、AAME 1966/67とする)と命名され、探検隊のスポンサーはアメリカアルパイン協会とナショナルジオグラフィック協会であり、現地ではアメリカ海軍とアメリカ国立科学財団のAntarctic Programsが支援した。十人の科学者と登山家がAAME 1966/67に参加した。
- ニコラス・クリンチ
- Barry Corbet
- John Evans (ミネアポリス,ミネソタ大学)
- Eiichi Fukushima (シアトル、ワシントン大学 )
- Charles Hollister, Ph.D. (コロンビア大学, New York, NY)
- William Long, Ph.D. (アンカレッジ、アラスカメソジスト大学)
- Brian Marts
- Peter Schoening
- Samuel Silverstein(ニューヨーク、ロックフェラー大学)
- Richard Wahlstrom
1966年12月、 アメリカ海軍は探検隊と彼らの物資をニュージーランドのクライストチャーチからマクマード湾にあるアメリカの基地まで輸送し、そこからスキー装備のC-130 (航空機)でセンチネルレンジまで輸送した。探検隊全員が登頂した。第一団は4名で、1966年12月18日に登頂し、第二団は4名で12月19日登頂し、そして最後には3名が12月20日登頂した。
2006年8月16日、Omega FoundationのDamien Gildeaの推薦により、US-ACANはマウントヴィンソンの南にある従属的な頂にAAME 1966/67のメンバーの名前を付けることを認めた[7]。
その後の登頂
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/14/Gavin_Antarctica_Vinson_2000.jpg/220px-Gavin_Antarctica_Vinson_2000.jpg)
ヴィンソンに登るのは、南極を普通に旅することよりも技術的にやや難しい。また、七大陸最高峰の一つとして資金が潤沢な登山家の注目を集めている[3]。 多様なガイドを引き連れてマウントヴィンソンに登るには、地理から南極へ渡る料金も含めて、典型的には一人当たり30000ドルかかる。
出典
- ^ a b Stewart, J. (2011) Antarctic An Encyclopedia McFarland & Company Inc, New York. 1776 pp. ISBN 9780786435906.
- ^ NOVA. “Mountain of Ice”. WGBH. 2004年12月28日閲覧。
- ^ a b “Mount Vinson, the summit of Antarctica”. 7 Summits (2008年). 2008年9月20日閲覧。
- ^ 七大陸最高峰~ビンソン・マシフ~(南極) 野口健公式サイト 2016年4月9日閲覧
- ^ a b “Vinson Massif”. United States Geological Survey. 2016年4月8日閲覧。
- ^ a b c "Vinson Massif". Geographic Names Information System. U.S. Geological Survey. 2008年9月20日閲覧。
- ^ ExplorersWeb Inc.. “Vinson Massif & The Sentinel Range: New map – new names”. The Poles. 2008年9月20日閲覧。