「QGIS」の版間の差分
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2014年2月22日 (土) 15:43時点における版
この項目「QGIS」は途中まで翻訳されたものです。(原文:en:Quantum GIS) 翻訳作業に協力して下さる方を求めています。ノートページや履歴、翻訳のガイドラインも参照してください。要約欄への翻訳情報の記入をお忘れなく。(2013年5月) |
ファイル:Qgis08 grass6 toolbox.png | |
開発元 | QGIS Development Team |
---|---|
初版 | 2009年1月5日 |
最新版 |
2.0.1 (Dufour)
/ 2013年9月10日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++, Python, Qt |
プラットフォーム | Cross-platform |
種別 | GIS |
ライセンス | GNU GPL |
公式サイト | http://qgis.org/ |
QGIS (キュージーアイエス、旧称 Quantum GIS)は、地理情報システムの閲覧、編集、分析機能を有するクロスプラットフォームのオープンソースソフトウェア・GISソフトである。 無料でありながら、有料・高額なGISソフト(代表的なものはArcGIS)に近い機能・操作性を備えており、機能の追加も無料のプラグインで行うことが出来る。
最新版
現在、Windows版では2.01(32bitと64bit)が無料で公開されている。 バージョン1.8がインストールされている環境で、1.8に影響することなく2.0のインストールが可能。また、1.8と2.0を同時に使うことが出来る。 1.8で作成したデータを2.0で読み込む際には、保存する場合に2.0に置換されるという注意メッセージが表示される。 1.8で作成したデータを残したい場合は、読み込んだすぐ後に、別の場所・フォルダに、別名で保存する必要がある。
主な変更点・新機能
変更点
- セッティングの移動
- バージョン2.0以上では、1.8で使用していた、pluginsなどとは別の場所に、設定情報は格納される。(2.0と1.8を同時に実行出来るようにするため)
- 2.0はメジャーバージョンアップで、直近の旧バージョン1.8とは相違点が多くなっている。
- 古い部分(エンジン)部分を排除して、将来性のある新エンジンに変更した。
新機能
- 地図に透かし画像(watermarked logo)を入れることが出来る。
- QR コードを挿入可能。
- レイヤーのカラーを変更出来るようになった
- jpgやbmpに位置情報を追加した「ワールドファイル(World file)」に対応し、その画像イメージ(.jpgw、.bmpw)を出力できる。
バージョン・Release history
1.0以降の状態
バージョン | コードネーム(開発) | 公表 | 主な変更点、備考 |
---|---|---|---|
1.0.0 | "Kore" | January 5, 2009 | [1] [2] |
1.1.0 | "Pan" | May 12, 2009 | [3] [4] |
1.2.0 | "Daphnis" | September 1, 2009 | [5] [6] |
1.3.0 | "Mimas" | September 20, 2009 | [7] [8] |
1.4.0 | "Enceladus" | January 10, 2010 | [9] [10] |
1.5.0 | "Tethys" | July 29, 2010 | [11] |
1.6.0 | "Copiapó" | November 27, 2010 | [12] [13] |
1.7.0 | "Wrocław" | June 19, 2011 | [14] 日本語も表示出来る安定化版。 |
1.8.0 | "Lisboa" リスボン(街名) | June 21, 2012 | [15] 日本語の"文字化け"があった。有志により、修正情報が告知されている。 |
2.0.0-2.0.1 | "Dufour" | September 8, 2013 | New vector API, integration of SEXTANTE geoprocessor, symbology and labelling overhaul [16] 最新版 日本語表記も問題ないが、プラグインが間に合っていない。 |
2.2 | "Valmiera" | 22.2.2014February 14, 2004[1] |
製作言語
C++で書かれており、C++やPythonの拡張に対応している。Qtの拡張が使える他[2] 、Qtを用いているGEOSやSQLite、GDAL、GRASS GIS、PostGIS、PostgreSQLの連携にも対応している。[3]
Mac OS X、Linux、UNIX、Microsoft WindowsのOSにて動作し、Macでの動作はX Window Systemを使用せず、インターフェースがより華麗で速く動く。GRASS GISのグラフィカルユーザーインターフェースも使用出来る。他の商用GISソフトウェアに比べファイルサイズが少ないことから、RAMや使用電力を抑えられる。
ボランティアによる開発グループにより定期的なアップデートやバグフィックスが行われており、2012年には48言語に翻訳され、世界各国の教育機関や職場にて利用されている。
ライセンス
GNU GPLライセンス方式で頒布されており、利用者が使用目的に合わせて自由に修正することができる。例えば、QGIS BrowserとQGIS Serverの機能はデータの取得やレンダリングの際に同じコードにより動作するが、現在はインターフェースが異なっている。このように多くの拡張プラグインが利用可能である。
データフォーマット
GIS業界で標準的なデータ使用となっているArcGISのシェープファイル(Shapefile 拡張子.shp)や、Coverage data、MapInfo、PostGISなど多くのフォーマットに対応している他[4]、Web Map ServiceやWeb Feature Serviceなどの外部情報にも対応している。[2] シェープファイルは3つのファイルからなり、属性情報は DBase 形式に収められている。政府系機関がサービスを行っている「基盤地図情報」も、同サイトで無料ダウンロード出来るコンバーターソフトを使えば、Shapefileに変換可能で、QGISに読み込むことが出来る。 QGIS1.8.0は、Google EarthやGoogle Mapsで用いられているKML形式にも対応しており、Google Mapsなどで作られたKMLデータをダウンロードし、これを活用できる。
測地系
測地系はGoogle EarthやGoogle Mapsで用いられている WGS84 がある。
日本語環境
海外製の無料ソフトなので日本語の情報が不足し、バージョンによって日本語化など一部に不具合が合ったり、不具合の解消に手間がかかる。(1.8.0の場合。現在は、有志によりインターネットに情報が公開され、不具合の解消は可能) 2.01は、問題なく日本語が使える。
機能
PostGISやGRASS GIS、MapServerを含む外部のオープンソースGIS拡張機能を統合することができる。[2]
プラグイン
- Python言語で書かれたプラグインにより拡張機能が使用できる。
- その中にはGoogle Geocoding APIを用いたジオコードやArcGISに標準採用された機能に似たジオプロセスツール、PostgreSQLやMySQLのインターフェース、Mapnikによる地図表示機能などがある。
主なプラグイン
- OpenLayersプラグイン
公式にはサポートされていないが、関係するプラグインによって、Google Mapsを一つのレイヤーとして読込、表示できる。1.8.0や1.7.4などで動作確認済み。 衛星画像は、ArcGISを作っている会社がArcGISのために提供している物よりも、格段に高品質・情報量が多く、多言語環境・日本語環境に於いては、GISデータを作成する場合に、大いに効力を発揮する。
2.01でも読込可能だが、地図の切り替え時にエラーとなり、強制終了してしまう。
- GEarthViewプラグイン
QGISで作成したGISデータを、Google Earthにて3D表示出来るもの。 先にGoogle Earthを使用するパソコンにインストールしておく必要がある。 モニタ画面に写るQGISの表示範囲だけが、反映されるようなので、あらかじめ表示したい範囲をQGISで選定しておく。 適宜調整は必要だが、QGISで作成した高機能な2Dデータを、GEarthViewのアイコンボタン一つでカシミール3Dのように3D化出来る。 Google Earthには、QGisViewとしてレイヤーが追加表示される(pngの透過ファイル?)。 QGISの表示範囲を動かしながら、GEarthViewのアイコンをクリックするたびに、その都度データは自動更新される。
- mmgisプラグイン
シェープファイルのテーブルの集計に便利(合計や平均値、最大・最少などを即座に計算してくれる)。また、Excelなどで利用したい場合、CSV形式のテキストファイルを出力可能。
- プラグインの場所、インストールなど
その他
QGISのインストール
QGISのインストールでは、以下のようなGISに関連するフリーソフトが組み込まれる。「QGIS Dufour」内にショートカットが作成される。日本語の情報はほとんどない。
QGIS で作成されたデータファイルのほか、すべてのWMS(Web Map Service) を参照することができる閲覧に特化したソフト。
- SAGA GIS(System for Automated Geoscientific Analysesの略)
ドイツの大学にある開発チームによって公開されているGISソフト。地形、水文関係のモジュールが多数実装され、リモートセンシングのオブジェクト分割(Segmentation)用モジュールも同梱。
「MSYS」とはCやfortranのコンパイラで、開発者向けのもの。
Linux やSolaris、MacOSX などのUNIX ベースのソフト。コマンドラインでの操作が基本となる。
QGISに類似するソフト、連携できるソフト
- MANDARA(無料GISソフト)
日本人が開発しているGISソフト。「地理情報分析支援システム」と説明。[MANDARA]
- Google Earth(3D表示可能なGISソフト)
パソコンにソフトをインストールしておく必要がある。
- Google Maps(衛星画像や地図など切り替えが可能な地図ソフト)
KLMを使いブラウザで見ることが出来る。QGISではプラグインを使って、1つのレイヤーとして取り扱える。このほか他社の地図データも同様に扱え、高価なArcGISよりも選択肢が広い。
QGIS プログラミング
開発関係
- QGISプログラミング入門] FOSS4G 2013 Hokkaidoハンズオン資料
QGIS ユーザー情報、バグ報告
メーリングリストなど
- [qgis-user-gis](英語)
脚注
- ^ Fischer, Jürgen E.. “Announcing the release of QGIS 2.2”. OSGeo.org. 22 February 2014閲覧。
- ^ a b c Cavallini, Paolo (August 2007). “Free GIS desktop and analyses: QuantumGIS, the easy way”. The Global Geospatial Magazine. 2008年12月31日閲覧。
- ^ “Project details for Quantum GIS - Quantum GIS 0.9.0”. Freshmeat. 2008年12月31日閲覧。
- ^ Gray, James (2008年3月26日). “Getting Started With Quantum GIS”. Linux Journal
外部リンク(一般)
- 公式サイト
- 公式サイト(日本語)
- QGIS入門(Windows版バージョン1.7.3で説明)
- QGIS逆引辞典Wiki
- QGISリンク集
- オープンソースGIS(geopacific.org)
- QGIS豆知識
- OSGeo.org Quantum GIS
- QGISとか
- Quantum GIS Practice