「白雲母」の版間の差分
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{{Infobox 鉱物 |
{{Infobox 鉱物 |
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| 分類 = ケイ酸塩鉱物 |
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|references = <ref>{{Cite book|和書 |
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|title = [[理科年表]] 平成20年 |
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|year = 2007 |
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|var1 = [[絹雲母]] |
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'''白雲母'''(しろうんも、{{Lang|en|muscovite}}<ref name="terms">{{Cite book|和書 |
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[[画像:MuscoviteLayerUSGOV.jpg|thumb|白雲母の薄層]] |
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|author = [[文部省]]編 |
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|title = [[学術用語集]] 地学編 |
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|year = 1984 |
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|isbn = 4-8181-8401-2 |
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|page = 133 |
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}}</ref>)は、[[ケイ酸塩鉱物]](フィロケイ酸塩鉱物)の一種。[[化学組成]]は KAl<sub>2</sub>□AlSi<sub>3</sub>O<sub>10</sub>(OH)<sub>2</sub>、[[結晶系]]は[[単斜晶系]]、{{要出典範囲|date=2012年4月|まれに[[三斜晶系]]のものもある}}。[[雲母]]グループのうち、2八面体雲母に属する。 |
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== 産出地 ==<!-- 主産地(国、または地方) --> |
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'''白雲母'''(しろうんも、muscovite)は、[[鉱物]]([[ケイ酸塩鉱物]])の一種で、2八面体[[雲母]]に属する。学名は、18世紀に用いられていた名称である「[[モスクワ]]のガラス」に由来するが、この名称は[[ウラル山脈]]産の本鉱がモスクワ経由でヨーロッパへ輸出されたことによるものである。 |
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[[火成岩]]([[花崗岩]]など)や[[変成岩]]([[片麻岩]]や[[結晶片岩]])にごく普通に含まれる[[造岩鉱物]]。[[ペグマタイト]]には大きな[[結晶]]が産する。 |
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[[日本]]では、各地の[[ペグマタイト鉱床]]から広範に産出し、[[福島県]][[石川町]]周辺は、大型[[結晶]]を多産する地域として著名である。 |
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組成は KAl<sub>2</sub>□AlSi<sub>3</sub>O<sub>10</sub>(OH)<sub>2</sub>。[[単斜晶系]]、まれに三斜晶系のものもある。[[比重]]2.9。[[モース硬度]]2.5。その名のとおり白いまたは透明で、組成によっては黄色、褐色などの色がついているものもある。 |
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== 性質・特徴 == |
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[[火成岩]]([[花崗岩]]など)や[[変成岩]]([[片麻岩]]や[[結晶片岩]])にごく普通に含まれる[[造岩鉱物]]。[[ペグマタイト]]には大きな[[結晶]]が産する。大型結晶は[[造山運動]]の盛んな場所から発見され、採掘し、利用されている。 |
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和名のとおり、[[白色]]または[[透明]]で、組成によっては[[黄色]]、[[褐色]]などの色がついているものもある。 |
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国内では各地のペグマタイト鉱床から広範に産出し、[[福島県]][[石川町]]周辺は大型結晶を多産する地域として著名である。 |
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[[比重]]は2.9。[[モース硬度]]は2.5。 |
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KのかわりにNaが入ったものは[[ソーダ雲母]](paragonite)であるが、外見上からは見分けにくい。 |
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[[カリウム|K]] のかわりに [[ナトリウム|Na]] が入ったものは{{仮リンク|ソーダ雲母|en|Paragonite}}(NaAl<sub>2</sub>□AlSi<sub>3</sub>O<sub>10</sub>(OH)<sub>2</sub>)であるが、外見上からは見分けにくい。 |
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== 亜種 == |
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; [[絹雲母]](sericite、セリサイト) |
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: 微細な白雲母。[[粘土鉱物]]の一種 |
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; クロム白雲母(fuchsite、フクサイト) |
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: [[クロム]]を含む緑色の白雲母。 |
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=== 変種 === |
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[[画像:Fuchsite-Groix.jpg|none|thumb|クロム白雲母(fuchsite)]] |
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; [[絹雲母]]({{Lang|en|sericite}}、セリサイト) |
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: 微細な白雲母<ref name="catalogue">{{Cite book|和書 |
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|author = [[松原聰]] |
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|coauthors = [[宮脇律郎]] |
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|title = 日本産鉱物型録 |
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|publisher = [[東海大学出版会]] |
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|series = [[国立科学博物館]]叢書 |
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|isbn = 978-4-486-03157-4 |
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}}</ref>。[[粘土鉱物]]の一種。 |
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; クロム白雲母({{Lang|en|fuchsite}}、フクサイト) |
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: 含[[クロム]]白雲母<ref name="catalogue" />。 |
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== 用途 == |
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ファイル:Mineraly.sk - sericit.jpg|絹雲母 |
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[[耐熱]]性のある[[絶縁 (電気)|絶縁]]材料として、[[真空管]]や[[アイロン]]の内部、そして[[マイカコンデンサ]]に用いられた。耐熱性のある透明材料として、[[ストーブ]]ののぞき窓にはめるなどの使い方もされる。微粉砕したものを、[[プラスチック]]や[[塗料]]に混ぜて、パール光沢を持たせる[[顔料]]としても使われている。 |
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ファイル:Fuchsite-Groix.jpg|クロム白雲母(フクサイト) |
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</gallery> |
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== 用途・加工法 == |
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[[ファイル:MuscoviteLayerUSGOV.jpg|thumb|白雲母の薄層]] |
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大型結晶は[[造山運動]]の盛んな場所から発見され、採掘し、利用されている。 |
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[[耐熱]]性のある[[絶縁 (電気)|絶縁]]材料として、[[真空管]]や[[アイロン]]の内部、そして[[マイカコンデンサ]]に用いられた。耐熱性のある透明材料として、[[ストーブ]]ののぞき窓にはめるなどの使い方もされる。微粉砕したものを、[[プラスチック]]や[[塗料]]に混ぜて、[[真珠光沢]]を持たせる[[顔料]]としても使われている。 |
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== サイド・ストーリー == <!-- 鉱物にまつわる話や語源・名前の由来など --> |
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{{Lang|en|Muscovite}} は、[[18世紀]]に用いられていた名称である「[[モスクワ]]の[[ガラス]]」に由来するが、この名称は、[[ウラル山脈]]産の白雲母が、モスクワ経由で[[ヨーロッパ]]へ輸出されたことによるものである。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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== 参考文献 == |
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* {{Cite journal |
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|last = Rieder |
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|first = M. |
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|coauthors = ''et al.'' |
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|year = 1998 |
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|title = Nomenclature of the micas |
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|journal = The Canadian Mineralogist |
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|pages = 905-912 |
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|id = |
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* {{Cite book|和書 |
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|author = [[松原聰]] |
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|title = 日本の鉱物 |
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|year = 2003 |
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|publisher = [[学習研究社]] |
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|series = フィールドベスト図鑑 |
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|isbn = 4-05-402013-5 |
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|page = 214 |
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}} |
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* {{Cite book|和書 |
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|author = [[青木正博]] |
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|title = 鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる |
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|year = 2011 |
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|publisher = [[誠文堂新光社]] |
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|isbn = 978-4-416-21104-5 |
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|page = 158 |
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}} |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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{{Commonscat|Muscovite}} |
{{Commonscat|Muscovite}} |
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* [[鉱物]] - [[ケイ酸塩鉱物]] - [[雲母]] |
* [[鉱物]] - [[ケイ酸塩鉱物]](フィロケイ酸塩鉱物) - [[雲母]] |
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* [[鉱物の一覧]] |
* [[鉱物の一覧]] |
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* [[造岩鉱物]] |
* [[造岩鉱物]] |
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* [[ペグマタイト鉱物]] |
* [[ペグマタイト鉱物]] |
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== 参考文献 == |
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* M. Rieder et al., "Nomenclature of the micas", ''The Canadian Mineralogist'', Vol. 36, pp. 41-48, 1998. [http://www.minsocam.org/MSA/IMA/ima98(10).pdf PDF] |
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* [[松原聰]] 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 [[学研ホールディングス|学習研究社]]、2003年、ISBN 4-05-402013-5。 |
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* 松原聰・[[宮脇律郎]] 『[[国立科学博物館]]叢書5 日本産鉱物型録』 [[学校法人東海大学出版会|東海大学出版会]]、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。 |
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* [[国立天文台]]編 『[[理科年表]] 平成19年』 [[丸善]]、2006年、ISBN 4-621-07763-5。 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* {{Cite web |
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* [http://www.mindat.org/min-2815.html Muscovite](mindat.org) |
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|author = 福岡正人 |
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* [http://webmineral.com/data/Muscovite.shtml Muscovite Mineral Data](webmineral.com) |
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|date = |
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* [http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Mn/Mn_KLG_mic.html Micaグループ](地球資源論研究室) |
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|url = http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Mn/Mn_KLG_mic.html |
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* {{Cite web |
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|author = |
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|date = |
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|url = http://www.gsj.jp/Muse/hyohon/ind-nameEi/m-m01186.htm |
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|title = 白雲母 |
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|accessdate = 2012-04-14 |
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{{ |
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[[Category:鉱物]] |
[[Category:鉱物]] |
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[[Category:ケイ酸塩]] |
2012年4月14日 (土) 16:27時点における版
白雲母 | |
---|---|
ブラジル産 | |
分類 |
ケイ酸塩鉱物 (フィロケイ酸塩鉱物) |
シュツルンツ分類 | 9.EC.15 |
Dana Classification | 71.2.2a.1 |
化学式 | KAl2□AlSi3O10(OH)2 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
モース硬度 | 2.5 - 3.5 |
光沢 | 真珠光沢 |
色 | 無色、白色、黄色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.9 |
文献 | [1][2][3] |
主な変種 | |
絹雲母 | 微細な白雲母 |
クロム白雲母 | 含クロム白雲母 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
白雲母(しろうんも、muscovite[4])は、ケイ酸塩鉱物(フィロケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は KAl2□AlSi3O10(OH)2、結晶系は単斜晶系、まれに三斜晶系のものもある[要出典]。雲母グループのうち、2八面体雲母に属する。
産出地
火成岩(花崗岩など)や変成岩(片麻岩や結晶片岩)にごく普通に含まれる造岩鉱物。ペグマタイトには大きな結晶が産する。
日本では、各地のペグマタイト鉱床から広範に産出し、福島県石川町周辺は、大型結晶を多産する地域として著名である。
性質・特徴
和名のとおり、白色または透明で、組成によっては黄色、褐色などの色がついているものもある。
K のかわりに Na が入ったものはソーダ雲母(NaAl2□AlSi3O10(OH)2)であるが、外見上からは見分けにくい。
変種
-
絹雲母
-
クロム白雲母(フクサイト)
用途・加工法
大型結晶は造山運動の盛んな場所から発見され、採掘し、利用されている。
耐熱性のある絶縁材料として、真空管やアイロンの内部、そしてマイカコンデンサに用いられた。耐熱性のある透明材料として、ストーブののぞき窓にはめるなどの使い方もされる。微粉砕したものを、プラスチックや塗料に混ぜて、真珠光沢を持たせる顔料としても使われている。
サイド・ストーリー
Muscovite は、18世紀に用いられていた名称である「モスクワのガラス」に由来するが、この名称は、ウラル山脈産の白雲母が、モスクワ経由でヨーロッパへ輸出されたことによるものである。
脚注
参考文献
- Rieder, M.; et al. (1998). “Nomenclature of the micas” (PDF). The Canadian Mineralogist (Mineralogical Association of Canada) 36 (3): 905-912. ISSN 0008-4476. NAID 80010636747 .
- 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年、214頁。ISBN 4-05-402013-5。
- 青木正博『鉱物分類図鑑 : 見分けるポイントがわかる』誠文堂新光社、2011年、158頁。ISBN 978-4-416-21104-5。
関連項目
外部リンク
- 福岡正人. “Mica〔雲母〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2012年4月14日閲覧。
- “白雲母”. 地質標本館. 産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2012年4月14日閲覧。