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ユダヤ防衛同盟（Jewish Defense League 略称JDL）とは、アメリカのユダヤ人極右組織である。組織のモットーは「NEVER AGAIN」。

1968年にラビ・メイル・カハネによって結成された。反ユダヤ主義との闘争を目的としているが、非合法手段をも辞さず、これまでに数々のテロ事件を起こしてきたために、名誉毀損防止同盟など穏健派のユダヤ人団体から非難を受けており、FBIからも暴力的な過激派団体と規定され、監視を受けている。

1994年 2月25日、JDLの同盟員で医師のバールーフ・ゴールドシュテインが、イスラエル占領下にあるパレスチナのイブラヒミモスク（アブラハムのモスク）で乱射事件を起こし、29人のイスラム教徒を殺害。ゴールドシュテインは、その場で生き残りのイスラム教徒たちのリンチを受け撲殺された。（"マクペラの洞窟虐殺事件"を参照）

2001年 12月12日、JDL国際評議員長のアーヴ・ルービン（Irv Rubin）と同盟員のアール・クルーゲル（Earl Krugel）が、アラブ系のアメリカ下院議員であるダレル・アイサ（Darrell Issa）の事務所、およびカリフォルニア州にあるモスクの爆破を準備した罪で逮捕された。ルービンは無罪を主張し法廷闘争を予告したが、2002年11月4日にロサンゼルスの拘置所で5.5メートル下のコンクリートの床に転落、11月13日に死亡した。自殺と思われるが、他殺説もある。

2003年 2月4日、クルーゲルは懲役20年の有罪判決を受けて収監されたが、2005年11月4日、アリゾナ州フェニックスの矯正施設で襲撃を受け死亡した。

ルービンの死後、2004年10月にJDLは二つの派閥に分裂した。ルービンの未亡人シェリー・ルービン（Shelley Rubin）を中心とする派と、ビル・メイニアーシ（Bill Maniaci）を中心とする派で、後者は今イアン・シーゲル（Ian Sigel）の統治下に入っている。

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 ==概要==
-[[ファイル:Gas the arabs painted in Hebron.JPG|right|thumb|「アラブ人どもを毒ガス攻撃しろ！」と書かれているユダヤ防衛同盟構成員の落書き]]
 [[1968年]]に[[ラビ]]・[[メイル・カハネ]]によって結成された。[[反ユダヤ主義]]との闘争を目的としているが、非合法手段をも辞さず、これまでに数々の[[テロ事件]]を起こしてきたために、[[名誉毀損防止同盟]]など穏健派のユダヤ人団体から非難を受けており、[[連邦捜査局|FBI]]からも暴力的な[[過激派]]団体と規定され、監視を受けている。