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「高橋ヒロシ」の版間の差分

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* [http://www1.plala.or.jp/ice-men/ 高橋ヒロシFUN~bible is crows~](ファンサイト)
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* [http://asianbeat.com/ja/feature/ab_feature_05.html クローズフィギュア特集](asianbeat)


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2008年12月23日 (火) 13:30時点における版

髙橋ヒロシ(たかはし ひろし、1965年12月12日 - )は、漫画家である。福島県河沼郡会津坂下町出身。現在は長野県松本市に在住。高橋が通っていた福島県立坂下高等学校の図書館には『クローズ』等の作品が本人によって寄贈されている。ロックミュージシャンと親交が多く、湘南乃風のCDジャケットを手がけている。

高校生を中心にした不良少年の抗争を描いた作品で人気がある。最近では漫画原作も手掛けている。

彼の作品には女性キャラクターがほとんど出てこない。 また、実際の不良の世界とはかなりかけ離れたケンカ中心の穏やかな作風は様々な読者層を集めている。

主な作品

  • キク
  • クローズ
  • クローズ外伝
  • 続クローズ外伝
  • その後のクローズ
  • WORST
  • ドロップ(キャラクターデザイン)作画:鈴木大

ヤングキング掲載作品

その他

  • Hey!リキ(1989年月刊少年コミック創刊号~)デビュー作
  • 真っ赤に流れる(2001年週刊少年サンデー39号掲載)連載予定だったが2008年現在未定。クローズ&ワーストキャラブック『We are the WORST!』に収録。
  • クローズ外伝 リンダリンダ(監修)作画:ゆうはじめ(2007年ヤングチャンピオン23・24号掲載)

作品紹介

クローズ

  • 『クローズ』という題名は、不良少年のことをカラス(CROW)にたとえたことから付けられている。本作が始まった当初は、『カラスの学校』と異名を取る超不良校・鈴蘭男子高校に転校してきた主人公・坊屋春道を軸に据え、様々な強敵と喧嘩を重ねて友情を育んでいく様子を描いていたが、連載が進んでキャラが増えてゆくにつれ、群像の中の個人描写に重点が置かれるようになっていった。
  • 主要登場人物は全て男性である。学校が舞台であるが、授業、部活動等の学生生活の風景は全く描かれず、教師も端役以外では登場しない。ただひたすら、喧嘩や遊びといった不良的な青春を謳歌するのみである。
  • 『クローズ外伝』は、クローズ本編の人気脇役キャラを主人公に据えたサイドストーリー集である。『続クローズ外伝』には、本編での描写が薄かったキャラを掘り下げて描いた短編が二編収録されている。
  • 月刊少年チャンピオン誌において、8年間の長きに渡って人気を博し続けた本作だが、連載誌がマイナーだったため、長らく「知る人ぞ知る名作」といった扱いをされていた。しかし連載終盤、ダウンタウン松本人志が番組中で「クローズを全巻集めている」と発言したことから、知名度と人気が爆発的にアップ。現在では、90年代を代表する不良漫画であるとの呼び声も高い。
  • 2006年6月より完全版が刊行されている。
  • 舞台となる鈴蘭男子高校の校舎は、高橋が通っていた福島県立坂下高等学校をモデルに描かれていた。
  • 過去に2度、OVAでアニメ化されたことがある。

WORST

  • 『WORST』は、『クローズ』終了から1年後、という設定の続編である。前作のメインキャラはほとんど退場しており、また黒焚連合が崩壊しているなど、学校間の勢力図にも大きな変化が見られる。『クローズ』同様、主要登場人物は全て男性である。現在、月刊少年チャンピオンにて連載中。
  • 『WORST』になって大きく変わった点は、喧嘩以外の生活描写が増えたことであろう。主人公・月島花(『クローズ』の坊屋春道から数えて4学年後輩)と同じ下宿に住み込む仲間・家主との交流等を通じ、登場する各キャラの性格を表現させている。最近の連載では新勢力・竜胆高校の進出が始まり、今後のストーリーの盛り上がりが期待される。
  • 短編集『その後のクローズ』には、クローズからWORSTに至るまでの一年間の出来事が描かれており、二作の世界観を繋げる内容となっている。
  • ダウンタウンの浜田雅功も、相方の松本人志同様に本作のファンである。自身の番組で中野ブロードウェイへショッピングに行った際には、店頭価格で8万4千円した100体限定の花木九里虎フィギュアを、自腹で購入していた。

QP(キューピー)

  • かつて地元で最強と呼ばれた不良だった主人公と、彼を取り巻く男達(登場人物はやはり全て男)の過去と現在の生き方について描いた作品である。良くも悪くも少年漫画だった『クローズ』に比べ、こちらは青年誌にふさわしい深みのある内容となっている。喧嘩や抗争に明け暮れる青春を卒業した主人公、キューピーこと石田小鳥達と、その一線を越えて血生臭い世界に身を投じていった小鳥の親友、我妻涼。その対比が生み出す悲哀や孤独は、衝撃と共に読者に強烈な印象を残した。
  • また本編のかなりの部分を回想シーンが占めており、時間軸の対比が物語に深みを与えている、とも言える。
  • 『クローズ』など他の高橋作品で展開される喧嘩や抗争は、社会に出る前の、不良少年同士の男の戦いとして明るいテイストで描かれていたが、この作品はこうした構図の中で、社会へ出なければならない石田や我妻が、明るい世界で生きてゆくことが出来るのか、ということが大きなテーマとなっており、喧嘩は基本的に陰惨な暴力として描かれている。
  • この作品がヤングキング誌に与えた影響は非常に大きい。現在のヤングキングにQPに似た雰囲気の作品が多く見られることからも、それを窺い知ることができる。
  • QPとクローズとのストーリー上での関連性は全くないが、QPの最終回にクローズの桐島ヒロミ(石田小鳥らと同学年という設定)が登場しており、設定上は同一の世界の物語となっている。

イベント

  • 髙橋ヒロシの地元でもある福島県で、自身初の原画展が2008年3月20日~23日に行われた。

有名人のファン

関連項目

外部リンク