魚粉
魚粉(ぎょふん)とは、魚を乾燥して砕き粉状にしたもの。フィッシュミール、魚粕とも呼ばれる。飼料や有機肥料として、また、直接食用としても用いられるようになった。
概要
魚油として利用した後の絞りかす、食品加工時に出るアラなどの廃物利用、もしくは食用にする需要を満たしてなお余りうる魚を直接的に利用する。
世界的にはイワシ(アンチョビ)などが対象となることが多い。日本では、サンマやニシンを用いることがあった。
用途は幅広い、肥料としての歴史は古く、江戸時代の日本では金肥(購入して使う肥料)として流通していた歴史もある。飼料としては、養鶏飼料から始まり魚類の養殖飼料としても利用されるようになった。食用には、カルシウムやタンパク質を豊富に含むことが着目され、ダシをはじめとした食材としても利用されている。