陶山神社 (有田町)

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陶山神社
磁器製の鳥居
所在地 佐賀県西松浦郡有田町大樽2丁目5-1
位置 北緯33度11分19.9秒 東経129度53分57.9秒 / 北緯33.188861度 東経129.899417度 / 33.188861; 129.899417
主祭神 応神天皇
社格 旧村社
創建 万治元年(1658年)
本殿の様式 入母屋造
例祭 10月16・17日
主な神事 神事町注連受渡神事(11月23日)
陶祖祭(5月4日)
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陶山神社(すえやまじんじゃ)は佐賀県西松浦郡有田町大樽に鎮座する神社八幡宮)である。神社名は俗に「とうざんじんじゃ」とも音読される。

江戸時代に当時有田の統治と有田焼及び陶工に関する管理を行っていた鍋島藩皿山代官の指示により造営されたと伝わり、「有田焼陶祖の神」として陶工たちの崇敬を集めた。

祭神

応神天皇八幡神)を主祭神に、鍋島直茂公李参平公を配祀する。

由緒

万治元年(1658年)8月に、有田皿山代官の命により、現伊万里市二里町鎮座の神之原八幡宮から分霊を勧請して創祀され、皿山代官管轄下の全神社の筆頭の意で「有田皿山宗廟八幡宮」と称された。明治初年に現社名に改め、明治5年(1872年)に村社に列した。

大正6年(1917年)10月に有田焼創成300年を記念して有田焼の祖とされる李参平公を顕彰する記念碑が神社後方の山頂に建てられた。

祭祀

10月16・17日両日の祭典は椎谷神社の秋祭りと併せて有田くんちと呼ばれる。

文化財

参考文献

  • 砂田光紀『九州遺産 近現代遺産編101』 弦書房、2005年 ISBN4-902116-35-9

外部リンク

交通

JR佐世保線上有田駅より徒歩。