阿東中継局
阿東中継局（あとうちゅうけいきょく）は、山口県山口市の旧阿武郡阿東町域に置かれているテレビジョン・FM放送の中継局である。
概要[編集]
当中継局は、山口市阿東地福下字曽根の西地山に置かれ、旧阿東町域（主にJR山口線沿い）へ電波を発射している。また、エリア内に山間（高原）地域が多いためUV共に垂直偏波で送信されている[1]。
中継局住所[編集]
山口市阿東地福下字西地山2153-224
送信施設概要[編集]
地上デジタルテレビ放送[編集]
| リモコンキーID | 放送局名 | 物理チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 偏波面 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | NHK山口総合 | 43ch | 3W | 9.3W | 山口県 | 約1,500世帯 | 垂直偏波 |
| 2 | NHK山口教育 | 41ch | 全国 | ||||
| 3 | tysテレビ山口 | 46ch | 9.5W | 山口県 | |||
| 4 | KRY山口放送 | 49ch | |||||
| 5 | yab山口朝日放送 | 47ch | 9.3W |
- 2008年7月30日に予備免許交付（小郡中継局と同時）、8月7日から試験放送開始で、8月28日に本放送開始。
- 全局むつみテレビ中継局とチャンネルが同一。また、tysとyabは、萩中継局・長門中継局ともチャンネルが同一。
地上アナログテレビ放送[編集]
| 放送局名 | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 偏波面 | 開局年月日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NHK山口総合 | 8ch+ | 映像10W /音声2.5W |
映像17.5W /音声4.4W |
山口県 | - | 垂直偏波 | 1964年8月25日[2] |
| KRY山口放送 | 10ch+ | 映像17W /音声4.2W |
1966年9月14日 | ||||
| NHK山口教育 | 12ch- | 映像17.5W /音声4.4W |
全国 | 1964年8月25日[2] | |||
| yab山口朝日放送 | 19ch+ | 映像30W /音声7.5W |
音声130W /音声33W |
山口県 | - | 1993年9月26日[3] | |
| tysテレビ山口 | 21ch+ | 映像125W /音声31W |
1974年3月12日 |
FMラジオ放送[編集]
| 周波数(MHz） | 放送局名 | 空中線電力 | 実効輻射電力 | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 開局年月日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 84.2 | NHK 山口FM |
10W[4] | 15W[4] | 山口県 | - （旧阿東町のほぼ全域） |
1969年8月21日[5] |
| 92.3 | KRY 山口放送[6] |
100W[6] | 170W[6] | - （旧阿東町の国道9号周辺）[7] |
2017年9月23日 |
山口放送はKRY阿東FM（FM補完中継局）として2017年9月20日に総務省中国総合通信局から免許が付与された[6]。
脚注[編集]
- ^ アナログ岩国中継局も同様
- ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年10月25日、234頁。NDLJP:2474362/158。
- ^ 試験放送・本放送ともに開始時期が山口本局と同じ
- ^ a b 無線局免許状情報（NHK-FM、2017年8月26日現在（総務省）2017年9月29日閲覧
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所 放送史編修室 編『NHK年鑑'70』日本放送出版協会、1970年9月20日、317頁。NDLJP:2525970/195。
- ^ a b c d - 中国総合通信局 山口市阿東地区でFM補完放送を実施 < FM放送によりAMラジオの難聴を解消 >
- ^ ＫＲＹラジオ【公式】