阪和ホールディングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Antti yussi (会話 | 投稿記録) による 2022年12月1日 (木) 07:23個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

阪和ホールディングス株式会社
HANWA HOLDINGS CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
和歌山県和歌山市鷹匠町2丁目58番地[1]
設立 2020年5月13日[1]
業種 純粋持株会社
事業内容 電気工事、防災、管工事、土木工事、建設資材、駐車場、船舶部品製造/ 加工事業[2]
代表者 田村忠之代表取締役社長[3][4]
資本金 170万円
売上高 44.8億円(2021年度グループ総売上)[3]
従業員数 134人[3]
主要子会社 阪和総合防災、第一電機設備工業、紀和商店、瀬戸内工業所、エンスイ工業[3][2]
外部リンク https://www.hanwa-hd.co.jp/
テンプレートを表示

阪和ホールディングス株式会社(はんわホールディングス)は、和歌山県和歌山市鷹匠町2丁目に拠点を置く持ち株会社で、傘下に阪和総合防災、第一電機設備工業、紀和商店、瀬戸内工業所、エンスイ工業を置く[5][6]

概要

阪和ホールディングスは、M&Aの実施により各グループの事業を継続し、グループ全体でシナジー効果を生み出す事を目的に2020年に設立された。阪和総合防災、第一電機設備工業、エンスイ工業など5社を傘下に持つ[6][3]。2021年度の東京商工リサーチの調べでは、傘下の阪和総合防災の売上げは和歌山県で2年連続1位となった[7]

阪和総合防災は1990年創業。消防設備の点検・工事を主体とした事業を開始。その後、建築物管理、機械設備工事などに事業を拡大。2年後の1992年、和歌山市神前にて、有限会社阪和総合防災を設立。2012年2月、有限会社阪和総合防災から、株式会社阪和総合防災に商号を変更。本社所在地を和歌山市鷹匠町へ移転。2019年には本社・南大阪支店にてISO9001認証取得。2020年5月、阪和ホールディングス株式会社設立。田村忠之が代表取締役社長に就任する。阪和総合防災は和歌山県下ではトップシェアと社員数を持ち、官公庁も顧客に持つ。2022年2月には日立グローバルライフソリューションズから「日立空調ストール」の認定を受ける[8]

現代表者の田村忠之が入社後に「家業」から「企業」へ生まれ変わるための改革を開始。現状の可視化に着手。経営層だけが把握していた数字を、従業員にもすべて公開するなどし、約2年で債務超過の状態を脱し、黒字化を達成。その後、友好的M&Aを次々に成功させ、5社グループ体制を築き、阪和ホールディングスとして2年で年商45億円、130人以上の社員を持つ企業に成長[9][10][11][12]

京セラドーム大阪「レフトスタンド5階観客前」に同社看板が設置されている[2]

事業内容

主に以下の7つからなる。

  • 防災事業
  • 管工事業
  • 土木工事業
  • 建設資材事業
  • 電気工事業
  • 駐車場事業
  • 船舶部品 製造・加工

[13]

主な取引先

官公庁

民間企業

[3]

沿革

  • 1990年平成2年) - 3月、創業。
  • 1992年(平成4年)
    • 3月、和歌山市神前にて、有限会社阪和総合防災設立。
    • 6月、本社所在地を和歌山市吹屋町へ移転。
  • 2006年(平成18年) - 7月、大阪府堺市に、堺営業所 設立
  • 2010年(平成22年) - 2月、有限会社から、株式会社阪和総合防災に商号を変更。本社所在地を和歌山市鷹匠町へ移転。
  • 2016年(平成28年) - 4月、資本金7,000,000円を増資。
  • 2017年(平成29年) - 5月、堺営業所、事業拡大に伴い移転。
  • 2018年(平成30年)
    • 5月、資本金30,000,000円を増資。
    • 8月、管工事業の許可を特定建設業に変更。
  • 2019年令和元年)
    • 7月、堺営業所を南大阪支店へ変更。和歌山県田辺市に、紀南支店設立。建設業の許可を県知事から国土交通大臣許可に変更。
    • 9月、本社・南大阪支店 ISO9001認証取得。
  • 2020年(令和2年)
    • 4月、田村忠之が代表取締役社長に就任[14]
    • 5月、阪和ホールディングス株式会社設立。田村忠之が代表取締役社長に就任。
    • 6月、株式会社阪和総合防災が阪和ホールディングスの完全子会社となる。
    • 7月、第一電機設備工業株式会社が阪和ホールディングスの完全子会社となる。
    • 11月、株式会社紀和商店が阪和ホールディングスの完全子会社となる
  • 2021年(令和3年)
    • 4月、オリックス・バファローズとパートナーズ契約を締結。
    • 7月、株式会社瀬戸内工業所が阪和ホールディングスの完全子会社となる。
  • 2022年(令和4年)
    • 1月、2023年LEADER'S AWARDで代表者田村忠之が、PERSONALITY部門「志に惹かれる!カッコイイ経営者」第1位に選ばれる[15]
    • 2月、日立グローバルライフソリューションズ株式会社から「日立空調ストール」の認定を受ける。
    • 8月、株式会社エンスイ工業が阪和ホールディングスの完全子会社となる。

[8][2]

事業所一覧

阪和ホールディングス

和歌山県和歌山市鷹匠町2丁目58番地

阪和総合防災

  • 本社
和歌山県和歌山市鷹匠町2丁目58番地
  • 南大阪支店
大阪府堺市中区深井清水町3576番地
  • 紀南支店
和歌山県田辺市北新町22番1

第一電機設備工業

和歌山県和歌山市下町47番地[16]

紀和商店

  • 本社
和歌山県海南市下津町下津3067-9[17]
  • 湯浅営業所
和歌山県有田郡湯浅町湯浅2841
  • 御坊営業所(日高港湾)
和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字須佐ノ本450-25
  • 由良営業所
和歌山県日高郡由良町江の駒 

瀬戸内工業所

岡山県玉野市木目51番地[18]

エンスイ工業

岡山県総社市北溝手235[19]

参考サイト

脚注

  1. ^ a b c 阪和ホールディングス株式会社”. 全国法人データバンク. 2022年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c d 阪和ホールディングス公式サイト - 会社案内”. 2022年11月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 会社概要”. 阪和総合防災公式サイト. 2022年11月25日閲覧。
  4. ^ 地元・和歌山を事業の力で盛り上げる”. 私の道しるべ 日経BizGate. 2022年11月25日閲覧。
  5. ^ 阪和ホールディングス株式会社 田村 忠之”. KENJA GLOBAL. 2022年11月25日閲覧。
  6. ^ a b 【企業トップ×就活生対談】社員が誇りを持って働ける組織を目指す-株式会社阪和総合防災-”. 就職エージェントneo (2021年6月30日). 2022年11月25日閲覧。
  7. ^ ABOUT”. 阪和総合防災公式サイト. 2022年11月25日閲覧。
  8. ^ a b ご挨拶・沿革”. 阪和総合防災公式サイト. 2022年11月25日閲覧。
  9. ^ 阪和ホールディングス株式会社 代表取締役社長 田村 忠”. 2022 LEADER'S AWARD. 2022年11月25日閲覧。
  10. ^ [M&A事例]先行き不透明な時代、人材も集まらない。先代から続く事業を存続させるためには、何をすべきか?”. 日本M&Aセンター. 2022年11月25日閲覧。
  11. ^ 『夢を仕事にする方法 リーダー24人を成功に導いた人生のレシピ』(大阪日日新聞)ISBN 9784600007102
  12. ^ 大阪日日新聞』13面(2021年8月28日)「地元和歌山に、若者呼び戻す」
  13. ^ 阪和総合防災公式サイト - 事業案内”. 2022年11月25日閲覧。
  14. ^ Newsweek - CHALLENGING INNOVATOR「和歌山の変革に人生を捧げる、若き経営者の事業力。」
  15. ^ 2023年LEADER'S AWARD PERSONALITY部門「志に惹かれる!カッコイイ経営者」”. 2023年LEADER'S AWARD. 2022年11月25日閲覧。
  16. ^ 第一電機設備工業公式サイト”. 2022年11月25日閲覧。
  17. ^ 紀和商店公式サイト”. 2022年11月25日閲覧。
  18. ^ 瀬戸内工業所公式サイト”. 2022年11月25日閲覧。
  19. ^ e-shops ローカル 株式会社エンスイ工業”. 2022年11月25日閲覧。

外部リンク