菅原一高

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すがわら いっこう
菅原 一高
本名 菅原 督三郎
別名義 菅原 一高 (すがわら かずたか)
生年月日 (1946-10-02) 1946年10月2日(77歳)
出生地 日本の旗 日本岩手県
身長 170 cm[1]
職業 俳優
ジャンル テレビドラマ映画舞台
主な作品
テレビドラマ
サンダーマスク
映画
野獣狩り
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菅原 一高(すがわら いっこう[1]1946年10月2日[1] - )は、日本の元俳優。本名、菅原 督三郎[2]。菅原 一高(すがわら かずたか)名義での活動歴もある[3]

岩手県出身[1][3]岩手県立水沢高等学校卒業[1]。劇団芸協に所属していた[2]

人物[編集]

高校卒業後に上京し、アマチュア劇団に1年間在籍する[3]。その後、友人の紹介でテアトル・エコー[4]の第8期生として入団[3]。ユッソン作『俺たちは天使じゃない』で初舞台を踏む[2]1971年より、キノトール脚色による学校向け舞台『新ハムレット』で、主人公のハムレットを演じ、東京都周辺の学校を巡演する[3]

1972年フジテレビ系のホームドラマ『下町かあさん』で、榊原るみの恋人で、父親が大学教授であり、父親と衝突して大学を中退する安西吾郎役でレギュラー出演。当時の紹介記事では「問題を提起するような明るい芝居をしてみたい。虚像だけで有名にはなりたくないです」と述べている[3]

同年10月より放送された特撮テレビドラマサンダーマスク』(日本テレビ)では、主人公の命光一を演じた。スーツアクターを担当した薩摩剣八郎(当時は「中山剣吾」)は菅原について、「好青年だったという印象しかない。初の主役ということで、芝居もアクションもはりきって精一杯やっていた。」と述懐している[5]

その後、映画『野獣狩り』(東宝)で共演した藤岡弘、が所属する三貴プロダクションを経て[4]、劇団芸協に所属し、1980年代に芸能界の第一線を退いた。

趣味は、野球[2]。特技は、フラメンコ[1]東北弁[1]乗馬[1]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 光速エスパー 第22話「気球よあがれ」(1967年、NTV[注釈 1]
  • 下町かあさん(1972年、CX) - 安西吾郎
  • サンダーマスク(1972年 - 1973年、NTV) - 主演・命光一 / サンダーマスク
  • 事件ファイル110 甘ったれるな 第13話「女子高生・復讐の赤い殺意」(1976年、TBS
  • 逢えるかもしれない 第11話(1976年、CX)
  • 白い秘密(1976年 - 1977年、TBS)
  • 特捜最前線ANB
    • 第52話「羽田発・犯罪専用便329!」(1978年)
    • 第168話「亡霊・顔のない女!」(1980年)
    • 第204話「19才の犯罪日記!」(1981年)
    • 第213話「密室殺人・小さな瞳の謎!」(1981年)
    • 第258話「ヨコハマストーリー!」(1982年)
    • 第266話「老刑事、女詐欺師を追う!」(1982年)
    • 第277話「橘警部逃亡!」(1982年) - 倉下ナオキ
    • 第291話「わらの女 哀愁の能登半島!」(1982年)
    • 第304話「炎の女 瓢湖からのたずね人!」(1983年)
  • 大空港(1978年 - 1980年、CX) - 空港署刑事

映画[編集]

  • 白鳥の歌なんか聞こえない(1972年、東宝) - 小林
  • 野獣狩り(1973年、東宝) - 原口覚

舞台[編集]

その他 [編集]

  • 仮面ライダーV3(ハサミジャガー、イカファイア) ※美研紙芝居ソノシート版

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 菅原 督三郎」名義

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 日本タレント名鑑'80』VIPタイムズ社、1979年、104頁。 
  2. ^ a b c d 『新劇便覧'81』テアトロ、1981年、120頁。 
  3. ^ a b c d e f 河北新報』1972年6月24日付朝刊、10面。
  4. ^ a b 『日本タレント名鑑'76』VIPタイムズ社、1976年、80頁。 
  5. ^ 「INTERVIEW 薩摩剣八郎」『別冊映画秘宝 特撮秘宝』 Vol.4、洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2016年、281頁。ISBN 4800310059