競女!!!!!!!!

競女!!!!!!!!
ジャンル	スポーツ漫画（オリジナルスポーツ）
漫画
作者	空詠大智
出版社	小学館
掲載誌	週刊少年サンデー
レーベル	少年サンデーコミックス
発表期間	2013年34号 - 連載中
巻数	既刊10巻（2016年2月18日現在）
テンプレート - ノート
ポータル	漫画

『競女!!!!!!!!』（けいじょ）は、空詠大智の日本の漫画。『週刊少年サンデー』（小学館）にて、2013年34号から連載中。

ストーリー展開はスポ根マンガの基本フォーマットを踏襲しているが、登場人物たちの日常はもちろん競技中等の緊迫したシーンにも、水着姿の胸や尻を強調するお色気シーンがふんだんに盛り込まれている。作者の空詠はこの作品を「尻乳（けつにゅー）漫画」と評している。

2016年11号にてテレビアニメ化が発表された。

作中の架空の公営競技、『競女』は、「女尻相撲」を水上の浮きの上で行うものと思えばよい。

あらすじ

貧乏な高校3年生の神無のぞみは、お尻や胸を使って女子選手たちが水上ステージでの落とし合いで競う公営ギャンブル競技「競女」の世界を知り、一攫千金を狙い競女の選手となることを決意する。のぞみは養成学校に入学し、元柔道選手の宮田さやかをはじめ多くの個性的な同級生たちとともに数々の試練を乗り越え、何とか卒業してプロデビューする。2016年2月時点での最新刊（第10巻）では、百戦錬磨の先輩選手たちに容赦なく揉まれながら奮戦するのぞみ達の姿が描かれる。

登場人物

主要人物

神無 のぞみ（かみなし のぞみ）

本作の主人公。連載時は高校3年生、17歳。旅芸人の父が家を開けっ放しなため、弟や妹の世話をしながら、貧乏アパートで暮らしている。元々は有望な体操競技の選手だったが、あまり金銭的な成功の望めない体操の道を捨て、体育大学の推薦を蹴って競女の世界での一攫千金を目指すことを決意する。体操で鍛えたバランス感覚と柔軟性を活かしたスピーディーかつトリッキーな技を武器としている。得意技は尻を使い相手の尻を押し上げる尻上げと、宙返りなどで尻を加速させ遠心力で破壊力を上げる尻キャノン砲。

普段は爛漫で人懐っこい性格だが、こと競技においては冷静な判断力やしたたかな面も持ち合わせている（いわゆる尻知恵）。洞察力や観察眼にも優れるが空気が読めないことも。また、あまり表には出さないがかなりの負けず嫌いでもある。その性格から、友人を増やしていく事に長けている。

西宮競女場で宮田さやかと出会い、交流を深めていく。試験においてはエリートクラス第4位河合と対戦し、激しい攻防の末に敗北を喫した。しかし試験自体には合格し、瀬戸内競女養成学校への入学を果たした。

入学早々、日下生美桜に声をかけられ知り合いになり、競女技師志望の男子生徒、岡崎勝とひと悶着を起こした。さやかと共に女子寮309号室に割り振られ、そこで青葉風音、豊口のんと共に寮生活を始める。チーム力を試されるヒップトスの授業では風音の能力にいち早く見抜き、なかなか心を開かない風音のことを知ろうと努力し、彼女のクセに気付いて課題を突破。結果風音との距離が近付いた。入学初のランド授業で3人と共に氏部とタイプ診断レースを繰り広げる。3人の連携の後に放ったのぞみの一撃は、図らずも真空烈尻（かまいたちを起こすほどの回転エネルギーを用いた空を裂くような一撃）となり、未完成ながらさやからの水着を切り裂いた。以降、氏部には技の危険性から真空烈尻を禁じカウンタータイプの選手としての道を示唆されるが、強い意志をもってインファイタータイプの選手になることを希望し、真空烈尻の教えを乞うた。氏部からその条件として1か月間UTM（氏部特別水着）を着用しての授業を課せられることとなる。

エリートクラス昇級を賭けたクラス替えレースにて藤崎琴音と対戦。琴音の反応の速い迎撃に策を講じるも歯が立たず悪戦苦闘させられた。レースに情熱を持たない彼女に業を煮やす。のぞみがバランスを崩したのにも関わらず、正確無比な琴音が空振りしたのをきっかけに彼女の技の秘密に気付く。尻を細かく震動させる奇策、バイブリング・ヒップを用いて琴音の技を封じたかに見えたが、本気となった琴音の胸と尻のコンビネーションに再び戦況を覆される。起死回生の手段としてランド（ファウンテイン〈噴水〉）の水を利用し回転の力を加え真空烈尻を放つが琴音の水着を破くまでに留まり、自身にも相当な負荷がかかってしまう。しかしすぐさま第二撃の真空烈尻を放つために助走と回転を始め、同じく助走を始めて技の威力を上げていた琴音と正面から撃ち合う。互角とも思えたが回転の力を加えた真空烈尻の威力は凄まじく、琴音の身体を場外へと吹き飛ばし勝利を得た。

後にさやか、青葉、のんと共にエリートクラスへの昇格を果たした。実力順位12位。

京都合宿では現役選手の白雪京子を指導者に弱点と身体の欠点を指摘される。尻のパワーを得た代償にスピードは劣化していることに気付かされ、白雪に新しい尻の撃ち方瞬尻（しゅんけつ）を示唆される。瞬尻のコツを掴めず苦戦していたが美桜のアドバイスや自然に落ちる木の実をヒントに瞬尻を体得した。合宿最終日の模擬レースで実力順位9位の月下うさぎと対戦。瞬尻を以て試合を運びうさぎを追い詰めるも、小柄な体格を利用したスピードで翻弄しようとするうさぎに対し、瞬尻を避けた相手に尻を振り下ろす重力落下尻（メテオ・ヒップ）を咄嗟に考えついたことで勝利した。

東西戦の舞台、清水競女場にて駿河競女要請学校の実力第2位、坂城真夜と邂逅を果たし、結果的に一矢報いることとなるが技の撃ち合いの末に撃ち負けてしまう。

宮田 さやか（みやた さやか）

本作のもう一人の主人公。柔道の天才少女。のぞみと同様に競女を目指している。クールな外見とは裏腹に感情表現は豊か。貧乳をコンプレックスにしており、胸のことをいじられたり他者の巨乳の話題になるとイラついたり悔しがったりしている。運動能力が著しく高く、軽やかな身のこなしと反射速度を利用した高速の体さばきはエリートクラスに匹敵するほど。何かとのぞみを気に掛けている節があり、自分以外がのぞみと話していると嫉妬心を垣間見せ顔をしかめたり、そっぽを向くことがある。

かつては柔道の日本代表確実とまで評価されるほどの実力者であったが、その本心は競女に憧れ実家の道場のためにと騙し騙しで続けていた。代表選考試合において林田を相手に無気力試合を行い、わざと負けた。林田も当初は怒りをあらわにしたが、事情を聞いてさやかを激励し背中を押した。その事が原因で闇雲に恨まれ試験で狙われたが、後に和解。のぞみと共に試験に合格し、養成学校へと入学した。

309号室のメンバーのキャラの濃さに先が思いやられていたものの、のぞみのおかげで309号室のメンバーと強い絆で結ばれる。一般クラスからのエリートクラス昇級を賭けたクラス替えレースではエリートクラスのアウトファイター･六堂鈴に追い詰められるものの、予てより編み出していた最速になるための切り札、K-acceleration（K-くい込ませ acceleration-加速の意。水着をくい込ませることで肌への着圧を軽減させ、自身のスピードをはね上げる手段）を発動し勝利を収めエリートクラスへの昇級を果たした。実力順位11位。

東西戦では第1レースに参加。どんな悲鳴をあげてくれるのかと言い切り、レース開始直後、駿河側の選手が行ってきた非礼にヒートアップした。

瀬戸内競女養成学校

兵庫県淡路島に位置する競女及び競女技師の養成学校。関東、関西に1校ずつ存在するうち、こちらは関西に該当する。主人公である神無のぞみらが所属する。

309号室

一般クラスにおいて落ちこぼれが集められる部屋として知られており、「スイートルーム」と名付けられている。その由来は脱走者が出ることによって部屋が広く使えるため。 神無のぞみ、宮田さやか、青葉風音、豊口のんの4名が在籍。

青葉 風音（あおば かざね）

広島県出身。18歳。ポニーテールが特徴的な小柄な少女。空間把握力が高くスピードも速い。練習では手で風の動きを読んでボールの落下地点を完璧に予測した。

普段は無口で口下手であり、それが原因で高校では仲間外れにされていた。しかしのぞみたちと交流するうち、少しずつ感情を表に出してきている。無口な分、リアクションは大きめで、主な感情はポニーテールに現れており、のぞみはそれの揺れ具合などで簡単な意思疏通を図っている。

309号室メンバーと氏部との選手の適正タイプを見る模擬レースでアウトファイタータイプの適正があると診断された。

クラス替えレースにて日下生美桜、堀内、島田と対戦。序盤は美桜に侮られるも、知りつくす右手（スキャニングハンド）によって得た情報を元に他2名に指示を与える形で連携を執り、一時は美桜に冷や汗をかかせた。しかし善戦空しくも美桜の乳催眠に抗うこと敵わず、力の差を見せつけられあえなく落水させられる。

レース終了後、自身の力不足を痛感し退学を覚悟するが、のぞみや美桜の訴え、氏部の評価を聞いて残留を決める。その伸びしろと才能を見込まれエリートクラス昇格を果たした。実力順位13位。

豊口 のん（とよぐち のん）

鹿児島県出身。18歳。天然が目立つドジっ娘であるも本人は認めていない。地元を活気づけるために競女選手を目指している。

309号室メンバーと氏部との選手の適正タイプを見る模擬レースでカウンタータイプの適正があると診断された。

クラス替えレースではエリートクラス吉田敦子と、大島、五津井と対戦した。軟らかさと弾力を併せ持った尻を持つ、尻殺しの軟尻体質であり、内臓まで響く吉田の金剛尻を唯一無効化し彼女を落水させた。周囲からはダークホースとされたが、のん自身は何故吉田が落水したかも気付いてはいなかった。レースでは1位通過を果たしエリートクラスへ昇格が決定した。実力順位14位。

エリートクラス昇格後もドジは直っていない。また吉田敦子のことはお尻が固い人という認識で定着した。

エリートクラス

入学試験成績優秀者が集められた10名のクラス。特別なカリキュラム、授業料半額免除、エリートクラス在籍で卒業するとB級選手としてデビューできるなどの制度が設けられている。制服も、一般クラスのスカーフが赤なのに対してこちらは水色となっている。のぞみ達が昇格したことにより、在籍人数は14名となった。

日下生 美桜（くさかい みお）

実力順位1位。20歳。母親がイギリス人のハーフ。背泳ぎの元日本代表で金メダリスト。金髪碧眼でモデルのように容姿端麗で英語も堪能。のぞみ以上に天真爛漫な性格をしており、バイク、ゲーム、サーフィンなどを趣味にしている。可愛い娘、可愛い娘とイチャつく事が好きでのぞみのことを大変気に入っている。一般クラスのエリートコースへの昇級を賭けたクラス替えレースでもあまりのレベルの差を埋めるために禁じ技を設定されるほど、エリートクラスでも飛び抜けた才能を持つインファイター選手。

風音を含む3名とレースで対戦し、圧倒的な実力差を見せつけ優々と勝利を修める。しかし禁じられた技をレースで使用したことで、氏部に罰せられることとなる。

東西戦第1レースに参加。

河合 花火（かわい はなび）

実力順位3位。京都府出身。初登場時17歳。瞳には花の模様が浮かんでいる。ソフトボールの投手を経験している。ソフトボール投手独特の強力なダッシュ力で相手との間合いを一瞬で詰め、急所（みぞおちや顎）を正確に撃ち抜く尻技の使い手。最終試験にてのぞみと対決。幼い頃より身体能力の高さ故に周囲と疎外感と退屈を感じていたが、全力でぶつかり合えるのぞみとの勝負でそれを解消。序盤から優勢であったが後半のぞみの目が花火の動きに慣れてきたことにより反撃をくらうことになる。しかし最後の一撃は紙一重の攻防で花火が制し、結果花火の勝利となった。以降、のぞみとは良い関係を築いている。

急所を狙い一発転倒を狙うインファイタータイプの選手であり、京都合宿では白雪にバランス力が足りないことを指摘された。

六堂 鈴（ろくどう りん）

実力順位2位。兵庫県出身。18歳。あだ名はりんりん。自称『西日本最速のアウトファイター』。自信家でありビッグマウス。興奮すると髪がネコ耳のように逆立つ。スピードに絶対の自信を誇り、尻さばきはもちろん身のこなしも軽やかで、所見ではのぞみもさやかも目で追えていなかった。クラス替えレースにてさやかを含む3名と対戦。さやか以外の2名を瞬殺し、ワープのような速さでさやかを翻弄、圧倒する。スピードだけならず緩急をつけるしたたかさ、動きの柔軟さ、反射神経もエリートたる所以とされる。さやかと他者を圧巻させるほどのハイスピードの戦いを繰り広げ、尻技を繰り出す際に必要な肺活量の差から優位に立つも、K-accelerationを発動させたさやかのスピードに追い付くことができず、超高速の尻ガトリングを受け敗北した。勝負を経て、さやかとは友情が芽生えた。

藤崎 琴音（ふじさき ことね）

実力順位4位。広島県出身。18歳。母は多くの尻技を生み出した、現在の競女の基礎を作ったとされるほどの元選手で、姉も現役の競女選手という競女選手のサラブレッド。しかし競女にあまり思い入れはない。

ランドの振動で相手の動きを読んで相手を見ないまま回避や迎撃など攻撃を行うことから、まるで尻が別の生き物だということで彼女の尻はケルベロスと呼ばれている（ケルベロスでの攻撃や迎撃は無意識レベルで行っているため、本人もケルちゃんと呼び自分とは別のように扱っている）。一見ケルベロスに頼った戦闘方法と誤解されがちであるが、昇龍胸などの胸技も併せ持っており、自身とケルベロスが協力して闘うスタイルこそが本来の姿。

実は競女技師同士が仲良くしているところを見て「イイ」と言ったり、よく身につけているヘッドホンで聴いているものもそういう系統だったりと明らかにそっち系）。

クラス替えレースにおいてのぞみを含む3名と対戦。ケルベロスによって優位に立つ。のぞみにケルベロスの秘密を暴かれ対抗策を編み出されるも優勢を揺るがすことはなかったが、真空烈尻を受けて状況が一変。のぞみに触発され互いに大技を撃ち合う。全力ケルベロスと真空烈尻、威力は互角かと思われたが単に助走で威力を上げた全力ケルベロスと、重ねられた回転によって加わった遠心力で威力を上げた真空烈尻の優劣はすぐに明らかになり、落水、敗北した。競女に対して冷めた態度でいたが、のぞみとの対戦を経て情熱と興奮を宿す。レース後はのぞみのことを意識するようになった。

東西戦第1レースに参加。

吉田 敦子（よしだ あつこ）

実力順位7位。京都府出身。21歳。カチューシャでオールバックのように前髪をあげているのとまれに「南無！」というのが特徴。

彼女の武器は恐ろしく鍛えられている筋肉がついたその尻で、筋肉に力をこめた「金剛尻」は恐ろしく硬いためその硬さは矛にも盾にもなりうる。

クラス替えレースでのんと対戦し、金剛尻で一気に場外へ落とそうとするも、のんの天性のカウンター尻の前にあえなく落水。その後ものんとは因縁めいた関係が続き、京都合宿最終日の模擬レースで再戦するもまたもやカウンターをくらい落水した。

月下 うさぎ（つきした うさぎ）

実力順位9位。奈良県出身。21歳。小柄な体格を活かしたトリッキーな戦法を得意とする「羽兎」と呼ばれるアウトファイター。得意技は回転敵兎尻打（スピニングラビットヒップ）。瞳にハートが浮かんでいるのが特長的。

美桜の熱狂的なファンであり、彼女を神とまで崇めるほど。本人曰くアテナでありオアシス。ヒマを見つけてはストーミング行為に及んでいる。そのため美桜に気に入られているのぞみを快く思っていない節があり、合宿最終日の模擬レースでのぞみを対戦相手に指名した。レース序盤からウサギのようにランドを跳び回りのぞみを撹乱するも、のぞみが繰り出した瞬尻にペースを乱される。一時は身体的長所である軽量ボディーを駆使したスピードで優勢を保ったかに見えたが、のぞみの緻密に組み立てられた戦略に気付くことができずに、重力落下尻を受けてランドに転倒した。レース後は少なからずのぞみを認め、また意識するようになる。

普段はフード、またはウサ耳フード付きのパーカーを多く着用している。

一般生徒

大島 優子（おおしま ゆうこ）

兵庫県出身。元女子バレーの選手であり、「播磨灘の壁」と呼ばれていた。身長が高く筋肉質で体格も良い。ジャンプ力も高い。趣味は筋トレとサボテン。

第二次試験よりのぞみたちと行動を共にしている。エリートクラス候補の第10位に名を上げるほどの実力であったが、模擬レースの評価が悪く競女養成学校入学後は一般クラスに降格している。

クラス替えレースでのんたち3人と闘うも、結果のんのマグレによってあえなく落水させられる。

教員

氏部 凪（うじべ なぎさ）

入学試験から登場。賞金女王にもなったほどの実力を持つ元競女選手。容姿もさることながら戦い方も人魚のように美しかったことから、かつてはセイレーンと呼ばれていたが、今では面影のまるで無い頭身の低い肥満体系になってしまっている。

しかしタイプ診断レースではランドの上で309号室4人を相手に余裕さを見せ、偶然ではあるがのぞみが繰り出した真空烈尻にすぐ気づき、体が水平になるまで跳び上がって衝撃波をかわすなど実力は健在。

古川 翼（ふるかわ つばさ）

入学試験から登場。顔の左半分を髪で隠し、口元をパーカーで隠しているのが特長的な女性。元A級選手であり、裏面接官としてのぞみやさやか達が別れていたDグループに紛れていた。

小早川 未来（こばやかわ みく）

入学試験から登場。元S級選手でナニワの豪尻乙女の異名を持つ細目の女性。「がっかりボンバーだわ」や「困ったボンバーです」など時々言葉の後ろにボンバーがついている。

引退してなお、その実力は衰えていない様子であり、授業中よそ見をしていたのぞみの額目掛けて尻でチョークを打ち出すほど。

北斗 瞳（ほくと ひとみ）

入学試験から登場。元A級選手。つり目が特徴的なスタイルのいい女性。生徒相手の模擬試験ではブランクを感じさせない身のこなしを披露した。

駿河競女校の坂城に卑下にされ、小早川共々悔しさにうちひしがれるも、自分達の怒りを代弁してくれた生徒達には感謝を示した。

その他（瀬戸内競女関係者）

仲 さゆり（なか さゆり）

兵庫県出身。25歳。第一次試験より登場。かなりの巨乳で一児の母である。子どもの名前は精飛愛（せぴあ）。

元レディースの頭であり親にも勘当された身であったが、子どもを身籠った際に生きることの意味を悟り改心する。旦那を事故で亡くしており、女手一つで子どもを育てるために競女選手を目指す。

自らの豊満な胸の構造を熟知した見所のある選手であったが、合格発表前にスタッフに一目惚れされ再婚し辞退した。

駿河競女養成学校

駿河に位置する関東の競女養成学校。瀬戸内校との過去十年における東西戦では全勝を誇っている。その実力、実績から、やたらと瀬戸内校を下に見る傾向がある。

選手

坂城 真夜（さかしろ まや）

駿河校実力第2位。20歳。額上で結ったリボンが特長的な女性。凜としたクールな印象とは裏腹に、熟語を間違えるなど可愛いげのある部分もある。

華奢な細身の身体に関わらず、ゼロ距離でのぞみを吹き飛ばすほどの威力をもった一撃を放つ。その際、のぞみが放った瞬尻が右肩を掠めたことに呆気をとられ、のぞみのことを意識するようになった。

七瀬 奈美（ななせ なみ）

駿河校内では尻喰いの七瀬の異名をもつ。踊って戦える競女アイドルを目指している。

東西戦第1レースに参加し、美桜やさやかを他のスポーツから逃げてきたと嘲り自らの夢の糧にすると宣言した。

冬空 星天（ふゆぞら あかり）

駿河校実力第10位。冬空叶星とは双子の姉妹。叶星よりも快活とした性格。

冬空 叶星（ふゆぞら かほ）

駿河校実力第11位。冬空星天とは双子の姉妹。星天よりも落ち着いた性格。

教員

坂城 綾子（さかしろ あやこ）

駿河競女校教育総責任者。

何かと瀬戸内競女要請学校を見下す態度をとるが、それは自らの教育方針と理論に絶対の自信を持っているからこそ。時代遅れの授業と教育方針を原因に競女界全体の質を下げる瀬戸内競女要請学校を潰し、駿河競女要請学校と統合しより質の高い選手を育成するべきと考えている。それ故に、毎年恒例となっている東西交流戦を茶番とまで吐き捨てた。

その他（競女関係者）

白雪 京子（しらゆき きょうこ）

京都のミサイルレディーと呼ばれる現役のA級インファイター選手。髪の毛先を灰色に染めている。何事にもきっちりとしていなければ気が済まない性格。瀬戸内競女要請学校の京都合宿にてインファイタータイプの選手の指導を担当した。

個人指導としてのぞみと対戦し、のぞみの技を悉く避けてみせたうえ、真空烈尻さえも封殺し圧勝するほどの実力をもつ。

その他（一般）

表西 太一（おもてにし たいち）

のぞみの幼なじみ。のぞみのことを「のぞ姉」と呼び、彼女に対して好意を抱いているが思いは届いていない。のぞみが競女選手になることに反対しており、西宮競女場の体験レースで説得させようとするがあえなく失敗する。その後はのぞみの競女選手としての資質を認め応援している。

服のセンスが独特。

神無 めぐみ（かみなし めぐみ）

のぞみの妹。髪をシニヨンに纏めた眼鏡っ子。たけると共に、のぞみの競女養成学校入学に伴い表西家に預けられている。

神無 たける（かみなし たける）

のぞみの弟。体型の丸い少年。

表西 ふみ子（おもてにし ふみこ）

太一の母。のぞみの競女選手の夢を応援しており、彼女を支えている。

氏部凪と同じく肥満体で等身が低い。

用語

競女

架空のギャンブル競技。プールに浮かんだ「ランド」と呼ばれるステージを試合場に、選手が手足を使わずに尻や胸を使って相手を落としあい勝負を決める。一見華やかだが、年に数人ほどの死者を出す危険な競技といわれる。作中では日本国内において競馬、競輪、競艇に並ぶ人気を持つ。トップ選手ともなればプロのアスリートと比較にならない金銭的な成功を手にする事も出来るため、各界の若手アスリートが競女選手になることも珍しくない。

ギャンブルであることや、女性が水着で競い合うと言った競技の内容もあって、あまり一般からは賞賛されない。

選手のタイプは3つに大別され、それぞれインファイター、アウトファイター、カウンター。三者三様にそれぞれの強みを擁している。一口に同じタイプの選手といっても戦法や技は必ずしも同じようになるとは限らず、選手一人一人の数だけバラエティに富む。また、タイプはそれぞれに相性が存在するのも大きな特徴の一つ。

ランド

競女選手が競技を行う試合場所。その形状は多々あり、ランドによって参加人数、制限体重が変わる。

競女技師

ランドの製造や整備、配送やレースの企画を考える重要な裏方。力仕事なので男性が務める。

競女の養成学校ではこの競女技師も養成しているため、男子生徒も多く在籍している。

単行本

• 空詠大智 『競女!!!!!!!!』 小学館〈少年サンデーコミックス〉、既刊10巻
  1. 2013年11月18日発売 ISBN 978-4-09-124505-2
  2. 2014年2月18日発売 ISBN 978-4-09-124565-6
  3. 2014年5月18日発売 ISBN 978-4-09-124645-5
  4. 2014年8月18日発売 ISBN 978-4-09-125080-3
  5. 2014年11月18日発売 ISBN 978-4-09-125373-6
  6. 2015年2月18日発売 ISBN 978-4-09-125598-3
  7. 2015年5月18日発売 ISBN 978-4-09-125839-7
  8. 2015年8月18日発売 ISBN 978-4-09-126208-0
  9. 2015年11月18日発売 ISBN 978-4-09-126487-9
  10. 2016年2月18日発売 ISBN 978-4-09-126777-1

外部リンク

• 競女!!!!!!!! - WEBサンデー