祖父江町
そぶえちょう 祖父江町 | |
---|---|
廃止日 | 2005年4月1日 |
廃止理由 |
編入合併 旧稲沢市、祖父江町、平和町→稲沢市 |
現在の自治体 | 稲沢市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
郡 | 中島郡 |
市町村コード | 23401-0 |
面積 | 22.12 km2 |
総人口 |
22,964人 (2004年10月1日) |
隣接自治体 | 尾西市、稲沢市、中島郡平和町、海部郡佐織町、八開村、岐阜県羽島市、海津市 |
町の木 | イチョウ |
町の花 | キク |
町の鳥 | ウグイス |
祖父江町役場 | |
所在地 |
〒495-8511 愛知県中島郡祖父江町大字上牧字下川田454 |
ウィキプロジェクト |
祖父江町(そぶえちょう)は、愛知県西部にあった町。町の西を木曽川が流れ、対岸は岐阜県である。2005年4月1日に隣接する平和町と共に稲沢市へ編入した。このため、中島郡は消滅した。銀杏の生産は日本一である。
地理
祖父江町は木曽川の傍流に取り巻かれた土地である。酸化鉄を含む赤茶色の水が流れる川があり(現在も大雨の後に名残が見られる)、この赤茶色の水を「そぶ水」と言ったことが町名の由来とされている。川に囲まれる土地柄、輪中、水屋といった特殊な地形や建物が築かれた。
善光寺東海別院がある。
町の西部は木曽川に面している。東部は日光川が稲沢市との境界となっていた。また、町の中央を領内川が流れている。 天気が良いと北西に伊吹山が見える。
山崎地区では銀杏の生産が盛んで、また、その黄葉の美しさも有名。これにちなんで、合併した現在もなお毎年十一月下旬にそぶえイチョウ黄葉祭りが開催されている。
町内にある国営木曽三川公園「ワイルドネイチャープラザ」、県営木曽川祖父江緑地公園、市営祖父江ワイルドネイチャー緑地という三つの公園を総称してサリオパーク祖父江という。木曽川祖父江緑地公園の近くには木曽川によって作られた河畔砂丘である祖父江砂丘があり、合併後も十月中旬に稲沢サンドフェスタというイベントが行われている。
河川
歴史
江戸の宝暦時代に行われた宝暦治水、明治時代にヨハニス・デ・レーケが行った三川分流工事などが町史に載っている。 1900年ごろからは銀杏の生産が盛んで、銀杏の品種改良も発達している。銀杏は接ぎ木で増やすため、現在も親しまれている藤九郎などの品種は祖父江町発祥とされる。 それにちなんで、遅くとも平成14年にはそぶえイチョウ黄葉祭りが開催されている。
沿革
- 1889年(明治22年) - 下祖父江村、三拾町野村が合併し、祖父江村発足。
- 1896年(明治29年) - 町村制により、祖父江村が祖父江町となる。
- 1906年(明治39年) - 丸甲村、領内村、牧川村、山崎村と合併。
- 1956年(昭和31年) - 長岡村と合併。
- 2005年(平成17年) - 稲沢市へ編入
行政
- 町長:友松隆利
経済
教育
高校
旧祖父江高校と旧平和高校が合併し、2005年に誕生した。「杏和」という名は、祖父江町の名産品である銀杏と、平和町に由来する。また、校章にあしらわれた「KHS」の文字には「Kyowa High School」のほか「KYOWA・HEIWA・SOBUE」の意味もなす。