白石島 (大字)

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白石島
白石島の応神山付近から見た情景。
白石島の応神山付近から見た情景。
日本の旗 日本
都道府県 岡山県
市町村 笠岡市
人口
2011年(平成23年)10月1日現在)
 • 合計 581人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
714-0034

白石島(しらいしじま)は、岡山県笠岡市にある大字である。当地は白石島とその周辺の島々からなる。

郵便番号は714-0036(笠岡郵便局管区)。当地全域の人口は581人(男性247人、女性334人)で、世帯数は300世帯[1]

本項では当地の前身である小田郡白石島村(しらいしじまそん)についても述べる。

概要

笠岡諸島の中北部にあたり、北に高島、南に北木島がある。

歴史

しらいしじまそん
白石島村
廃止日 1955年4月1日
廃止理由 編入合併
小田郡神島外町北木島町真鍋島村白石島村浅口郡大島村笠岡市
現在の自治体 笠岡市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
小田郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 2,319
国勢調査1950年
白石島村役場
所在地 岡山県小田郡白石島村
座標 北緯34度24分29.0秒 東経133度31分1.7秒 / 北緯34.408056度 東経133.517139度 / 34.408056; 133.517139 (白石島村)
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地勢

島嶼
  • 白石島 - 当地唯一の有人島、小属島あり
  • 梶子島 - 無人島(ただし施設があり)、小属島あり
  • 沖の白石島 - 無人島
  • コゴチ島 - 無人島
  • 弁天島 - 無人島
  • カナリ島 - 無人島、笠岡諸島最西
山岳

主な施設

表記がないものは白石島島内に所在している。

名勝・旧跡・観光施設
  • 白石島海水浴場
  • 先西キャンプ場
  • 鎧岩
  • 乳石
  • 荒神社 - 大飛島
  • 四社明神社 - 小飛島
  • 恵比須神社
  • 明釣神社
  • 開龍寺
公共施設など
  • 笠岡市役所 白石島出張所
  • 白石公民館
  • 白石港
  • 笠岡市B&G海洋センター
  • 白石島ふれあいの家
  • 岡山県青少年の島 - 梶子島
文教
  • 笠岡市立白石中学校
  • 笠岡市立白石小学校
医療
  • 白石島診療所
  • 小見山歯科医院
郵便局
  • 白石島郵便局
商業・団体
宿泊施設
  • 白石島国際交流ヴィラ - 外国人専用の宿泊施設。岡山県により設置・管理がなされていたが、後に管理を笠岡市に移管している。[2]
  • 天城荘
  • お多福旅館

文化

  • 白石踊り - 賽の河原、石童丸、山田の露など、哀調を帯びた口説き唄(長編の叙事歌謡を同じ旋律の繰り返しにのせて歌うもの)で踊る優美な盆踊り[3]。男踊り、女踊り、娘踊りなど13種類の踊りがある[4]元禄の頃を想定した揃いの着物で踊る衣装の踊りと、浴衣で踊る盆踊りとがある[5]。1930年前後に島外で披露したのをきっかけに全国的に高評価を受け[5]、岡山県三大踊りのひとつとなり、国の重要無形民俗文化財にも指定された。

脚注

  1. ^ 平成22年国勢調査 男女別人口及び世帯数(行政区別), 2012-2-21閲覧。
  2. ^ 国際交流ヴィラ - 白石島情報サイト(2014年3月7日閲覧)
  3. ^ 白石踊り『郷土の伝統芸能』芳賀日出男、保育社, 1991
  4. ^ 白石踊り振付白石島
  5. ^ a b 文化財指定と「担い手」の実践──二つの踊りの来歴をめぐって木原弘恵、関西学院大学社会学部紀要第121号、2015年

参考文献

  • 巌津政右衛門『岡山地名事典』日本文教出版社、1974年
  • 岡山県大百科事典編集委員会編集『岡山県大百科事典』山陽新聞社、1979年
  • 笠岡市『統計笠岡』平成22年版
  • 『県別マップル33 岡山県広域・詳細道路地図』昭文社、2009年
  • 笠岡市立白石小学校ホームページへようこそ

関連項目

外部リンク