津峯神社

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津峯神社
所在地 徳島県阿南市津乃峰町東分343
位置 北緯33度53分41秒 東経134度38分37秒 / 北緯33.89472度 東経134.64361度 / 33.89472; 134.64361座標: 北緯33度53分41秒 東経134度38分37秒 / 北緯33.89472度 東経134.64361度 / 33.89472; 134.64361
主祭神 賀志波比売命
社格 式内社(小)・郷社・別表神社
創建 神亀元年(724年
例祭 11月17日18日
主な神事 桜祭
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津乃峰山の山頂部
中央に津峯神社の鳥居が見える

津峯神社(つのみねじんじゃ)は、徳島県阿南市津乃峰山山頂にある神社である。式内社で、旧社格郷社。現在は神社本庁別表神社

祭神

賀志波比売命(かしはひめのみこと)を主祭神とし、相殿に大山祇命を祀る。開運延命・病気平瘉・海上安全の神として信仰される。

歴史

社伝では、神亀元年(724年)、神託により、国家鎮護・延命長寿の神として賀志波比賣命を霊山・津峰山の山頂に祀ったのに始まると伝える。延喜式神名帳には「阿波国那賀郡 賀志波比売神社」と記載されている。津峰山には大小の洞窟があり、かつては断食参篭の行場であった。領主蜂須賀家が守護神として崇敬した。

昭和25年、神社本庁の別表神社に加列された。

賀志波比売神社

津峰山の麓の阿南市見能林町柏野22にも、賀志波比売命を祀る「賀志波比売神社」がある。現在は見能方八幡神社の境外社とされている。社伝では、賀志波比売命が最初に祀られた地であり、その後、賀志波比売命は人々の希望により津峰山山頂に遷座したが、元の鎮座地にも祠が残されたものと伝え、当社が「津峯神社の本宮」であるとしている。

後に近くの見能方八幡神社に合祀された。昭和27年、賀志波比売神社の社地の大部分が市に提供されて保育所が建設され、神社の社殿は敷地の北西隅に遷されていた。昭和63年に保育所が移転したのに伴い元の境内が神社に返還され、平成2年に新社殿が造営された。

外部リンク