河﨑秋子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Gecko.gecko (会話 | 投稿記録) による 2022年6月26日 (日) 01:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

河﨑 秋子
(かわさき あきこ)
誕生 1979年(44 - 45歳)
日本の旗 北海道別海町
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 北海学園大学経済学部卒業
活動期間 2015年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 北海道新聞文学賞(2012年)
三浦綾子文学賞(2014年)
JRA賞馬事文化賞(2016年)
大藪春彦賞(2019年)
新田次郎文学賞(2020年)
デビュー作颶風の王』(2015年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

河﨑 秋子(かわさき あきこ、1979年[1] - )は、日本小説家。元羊飼い

経歴・人物

北海道別海町生まれ[2]2002年北海学園大学経済学部を卒業する[3]。学生時代は文芸サークルに所属していた。大学卒業後、ニュージーランドで1年間、綿羊の飼育技術を学ぶ[1]。その後、酪農を営む別海町の実家で酪農従業員の傍ら、綿羊を飼育・出荷した[1][4]

2011年、「北夷風人」が第45回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)で佳作に入選する[5]2012年、「東陬遺事」(とうすういじ)で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)を受賞する[6]2014年、「颶風の王」で三浦綾子文学賞を受賞する[7]2016年、同作でJRA賞馬事文化賞を受賞する[8]。「作家では中島敦が好きで、憧れている」と語っている[2]2019年、『肉弾』で第21回大藪春彦賞受賞。同年末より、十勝管内の街に移住し専業作家となる。2020年、『土に贖う』で第39回新田次郎文学賞受賞、第33回三島由紀夫賞候補。2020年度釧新郷土芸術賞受賞[9]。2022年、『絞め殺しの樹』で第167回直木賞候補。

作品リスト

単行本

共著収録作品

雑誌掲載作品

小説
  • 「南北海鳥異聞」」 - 『小説すばる』2018年1月号
  • 「うまねむる」 - 『小説すばる』2018年6月号
  • 「洞ばなし」 - 『小説トリッパー』2020年夏季(6月)号
  • 「梁が落ちる」 - 『小説宝石』2020年8・9月合併号
エッセイ等
  • 「コーチャンフォー」 - 『すばる』2019年1月号
  • 「羊飼い記念日」(全24回) - 『カドブン』2019年連載
  • 「羊飼い終了記念日」 - 『週刊ポスト』2020年1月31日号 - 2020年7月10日・17日合併号 連載

脚注

出典

  1. ^ a b c 河﨑秋子 羊飼いのつぶやき | どうしんウェブ/電子版
  2. ^ a b 北海道で生まれた規格外の大傑作! 馬と人の尊き歴史がここにある 『颶風(ぐふう)の王』 (河﨑秋子 著)|インタビュー・対談|「別冊文藝春秋」編集部|本の話WEB
  3. ^ 受賞者インタビュー<創作・評論部門> | どうしんウェブ/電子版 第46回北海道新聞文学賞
  4. ^ 小説すばる』2017年7月号. 集英社. pp. 26. 
  5. ^ 第45回北海道新聞文学賞 | どうしんウェブ/電子版
  6. ^ 第46回北海道新聞文学賞 | どうしんウェブ/電子版
  7. ^ 【速報】三浦綾子文学賞 受賞作決定 | イベント情報 | 三浦綾子記念文学館
  8. ^ 2015年度JRA賞馬事文化賞が決定! JRA
  9. ^ 釧新郷土芸術賞”. 釧路新聞電子版. 2020年12月31日閲覧。

外部リンク