毛利透

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毛利 透(もうり とおる、1967年 - )は、日本法学者。専門は憲法学位は、博士(法学)京都大学論文博士・2003年)(学位論文「民主政の規範理論:憲法パトリオティズムは可能か」)。京都大学大学院法学研究科教授。英米法系全盛・判例評釈中心の日本の公法学界にあって、ドイツ国法学系の憲法理論を展開する。京都府出身。

経歴

東京大学では樋口陽一の指導を受ける。筑波大学時代には、ドイツのフランクフルト大学に留学し、インゲボルク・マウス教授に師事。

京都大学の佐藤幸治教授の定年退官に伴い、佐藤の強い推薦で京都大学に移った。

2003年、京都大学より博士(法学)の学位を取得。学位論文の題は「民主政の規範理論:憲法パトリオティズムは可能か」。

主な著作

  • 『民主政の規範理論 憲法パトリオティズムは可能か』(勁草書房、2002年)
  • 『表現の自由―その公共性ともろさについて』(岩波書店、2008年)
  • 『統治構造の憲法論』(岩波書店、2014年)
  • 『国家と自由の法理論ー熟議の民主政の見地から』(岩波書店、2020年)

脚注