東京湾口道路

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国道16号標識
国道16号標識

東京湾口道路(とうきょうわんこうどうろ)とは、構想中の地域高規格道路である(名称は仮称)。現在の国道16号における海上区間を成す。

現在は計画が棚上げされており、事実上の凍結状態になっている。

概要

想定ルートは、東京湾入口の浦賀水道吊橋または海底トンネルで横切り、神奈川県横須賀市から千葉県富津市に至る延長約17キロメートルである。東京湾アクアライン第二東京湾岸道路などとともに東京湾を8の字状に結ぶ東京湾環状道路の一部としても位置づけられている。

現在、このルートには東京湾フェリーが就航しているが、開通後の補償などの議論はされていない。

富津市などでは誘致活動が行われてきた[1]が、2008年4月、国土交通省は計画を棚上げする方針を固め、同年7月4日に閣議決定された国土形成計画で「長期的視点から取り組む」とされ[2]、構想は事実上の凍結となった[3]

富津市では2014年まで、毎年夏に東京湾口道路建設促進の一環として「富津花火大会」を開催していた[注 1]

その他

明治維新後に、首都防衛のため建設された海堡のうち、第三海堡の廃墟が予定区間を大きく遮る障害物となっていたが、この撤去事業が浦賀水道航路整備の必要性から進められ、2007年平成19年)8月に撤去作業が完了した。

1967年昭和42年)に制定された、2代目の横須賀市歌堀口大學作詞)の5番では「われらが夢」[4]として、東京湾口道路の完成を祈願する趣旨が歌われている。

脚注

注釈

  1. ^ 2015年からは市当局ではなく、富津市の民間有志による富津市民花火大会を開催している。

出典

  1. ^ 東京湾口道路”. 富津市. 2022年7月22日閲覧。
  2. ^ 東京湾口道路について”. 横須賀市 (2018年3月12日). 2022年7月22日閲覧。
  3. ^ 海峡横断6事業棚上げ、国交省方針[リンク切れ] - NIKKEI NET(日本経済新聞、2008年4月7日)
  4. ^ 横須賀市歌”. www.city.yokosuka.kanagawa.jp. 2022年7月22日閲覧。

関連項目

外部リンク