市丸繁

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市丸繁
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 佐賀県
生年月日 (1946-06-05) 1946年6月5日(77歳)
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 栗東田中康三(1969 - 1985)
栗東・フリー(1985 - 1986)
初免許年 1969年
免許区分 平地(初期には障害競走の免許も保持)
騎手引退日 1986年
重賞勝利 1勝
通算勝利 87勝
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市丸 繁(いちまる しげる、1946年6月5日 - )は、佐賀県出身の元騎手

来歴

1969年3月1日栗東田中康三厩舎からデビューし、佐々木昭次の弟弟子となる。同日の中京第2競走4歳未勝利・ブッセンエース(10頭中5着)で初騎乗を果たすと、4月5日阪神第8競走5歳以上200万下で7頭中7番人気のロビンクラウンに騎乗し、武邦彦騎乗の1番人気キヨデンコウをアタマ差退けて初勝利を挙げる。6月28日京都では自身初の1日2勝、11月福島開催では4勝をマーク。同16日の第7競走磐梯特別では8頭中6番人気の関東馬オイトリで初の特別勝ちを記録するなど、1年目の同年は8勝をマーク。3年目の1971年は新馬2勝を含む5勝を挙げるが、12月4日の中京第5競走3歳新馬は15頭中13番人気のイズミリュウで波乱を呼んだ。その後も1桁台が続くが、1978年函館開催ではミスセンチュリーで特別勝ちを含む3連勝をマーク。1979年には自身唯一の2桁となる11勝を挙げるが、11勝中4勝は春の新潟で挙げ、第1回新潟大賞典を単勝111.6倍で13頭中12番人気のチェリーリュウで制覇。チェリーリュウは前年のデビュー戦も春の新潟で市丸を背に勝利を収めており、同年の新潟大賞典の後は阪急杯を5着とし、兄弟子の佐々木に交代。天皇賞(秋)では佐々木がクラウンピラードに騎乗するためコンビが復活し、不良馬場をスローペースで逃げて見せ場を作ると、リュウキコウカネミノブバローネターフメジロイーグルバンブトンコートに先着の8着に粘った。その後は再び1桁台に落ち着くが、1981年の新潟大賞典では同厩・同馬主のチェリーサヤカをフジマドンナとハナ差の3着に導く。1982年8月29日の京都第8競走4歳以上400万下を10頭中10番人気のブッセンキング、10月30日の福島第11競走4歳以上400万下を14頭中13番人気のブッセンダンシャクで勝つなど波乱を呼ぶ。1985年12月21日の阪神第12競走4歳以上900万下で15頭中12番人気のチェリーイチオーを勝たせたのが最後の勝利となり、1986年2月15日の中京第3競走4歳以上400万下・ミスチブドー(11頭中8着)が最後の騎乗となった。1986年引退。

騎手成績

通算成績 1着 2着 3着 4着以下 騎乗回数 勝率 連対率
平地 87 106 132 1,305 1,630 .053 .118
障害 0 2 3 10 15 .000 .133
87 108 135 1,315 1,645 .053 .119

主な騎乗馬

  • チェリーリュウ(1979年新潟大賞典)

脚注