容貌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。RedBot (会話 | 投稿記録) による 2012年3月29日 (木) 17:26個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.2) (ロボットによる 追加: ms:Kacak)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

容貌(ようぼう)とは人の顔立ちのことである。ルックス(looks)と呼ばれることもある。

概要

類義語に容姿(ようし)があるが、こちらは顔立ちと体つきの双方をさして言う言葉である。また、風貌(ふうぼう)とは顔立ち・体つき・服装・態度などを総合した見た目のことで、顔立ちではなく体つきや服装について主に指す言葉としては姿(すがた)や身なり(みなり)がある。

文化によって好まれる容貌は全く異なる。平安時代の絵画に美人として描かれた人間平成時代の人間が見ると、多くの場合は不細工だと思うであろう。また、同じ時代においても個人によって顔立ちの好みは様々である。現代において自分の顔立ちを気にする人は多く、美容整形を行う人々も少なくない。また、髪型ファッションによっても見た目の容貌は大きく影響される。

このように一人一人の容貌が異なっていることが、人間の多様性を生み出している。容貌の差異には遺伝的なものもあれば、年齢病気によるものもある。

近年は、社会の流動化が進み、一瞬で人間を判断したいという欲求に迫られることが多くなった。そのためもあって、人間の価値の判別に容貌や容姿が重視されすぎているとの指摘もある[要出典]。また、こうした見た目による一面的な判断が人種差別につながる可能性を指摘する意見もある[要出典]

例えば、アメリカ合衆国では肥満していると自己管理能力に欠けるとみなされ就職に不利だとされる(ただし、この傾向が顕著なのは一般にホワイトカラーに属する職種のみである)[要出典]。一方、貧困な地域では太っていることは富の象徴とみなされ、決して低く見られることはない。すなわち、時代的、社会的、あるいは地域的要因によってどのような容貌が評価されるかが大きく異なる。

容貌に差異を与えるもので、遺伝によるものには次のようなものがある:

また、ある程度選択可能なものには次のようなものがある:

関連項目