実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ

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実況パワープロレスリング'96
マックスボルテージ
ジャンル プロレスゲーム
対応機種 スーパーファミコン
開発元 コナミ
(TEAM PICNICS JAPAN)
発売元 コナミ
プロデューサー 福井博幸
ディレクター 薬師寺健雄
デザイナー 薬師寺健雄
プログラマー 下野俊典
音楽 安慶名伸行
美術 矢内一則
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア 32メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199609131996年9月13日
その他 型式:SHVC-AJXJ-JPN
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実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ』(じっきょうパワープロレスリングきゅうじゅうろく マックスボルテージ)は、1996年9月13日に日本のコナミから発売されたスーパーファミコンプロレスゲーム

概要[編集]

同社の『実況パワフルプロ野球シリーズ』のヒットにより製作されたコナミ実況スポーツゲームの一作。若手レスラーを操作し、4つの団体のチャンピオンになる事を目的としている。ゲーム中の実況はテレビ朝日系列プロレス中継番組『ワールドプロレスリング』(1969年 - )において実況を行っており、当時テレビ朝日所属アナウンサーであった辻義就が担当している。

開発はコナミが行い、プロデューサーはゲームボーイ用ソフト『アウトバースト』(1993年)を手掛けた福井博幸、ディレクターおよび企画はスーパーファミコン用ソフト『タイニー・トゥーン アドベンチャーズ』(1992年)を手掛けた薬師寺健雄、音楽はスーパーファミコン用ソフト『実況おしゃべりパロディウス』(1995年)を手掛けた安慶名伸行が担当している。

ゲーム内容[編集]

ゲームモードはバーサスモード(試合形式を選んでシングル、タッグの対戦)トーナメント、リーグ戦、プロレス版サクセスモード「マックスボルテージ」によるレスラーエディットがある。

対戦形式ではスタンダード、UWFルールに近い「シュート」、地雷爆破、電流爆破等の「デスマッチ」がある。

実況は辻義就(現:辻よしなり、当時テレビ朝日アナウンサー)が担当。後に本家パワプロ9でも実況を勤めている。

登場レスラーは4つの団体計50人。過去のコナミ作品に登場したキャラクターもギミックレスラーとして登場する。

登場団体[編集]

超日本プロレスリング[編集]

ストロングスタイル

  • 那形影虎
  • グリズリー鷹井
  • アーサー新田
  • マスクドロボ
  • ソロモン内海
  • キラー・信長
  • アレックス福永
  • エンジェル工藤
  • レオボルド龍見
  • スパロー白石
  • タイタン城ノ内
  • ザ・サンダーボルト
  • L・ワイバーン
  • ビルボイジャー
  • 犬神月緒

WWK[編集]

アメリカンプロレススタイル

  • スパークスター
  • The G・ゴエモン
  • ミスタースナッチャー
  • ミスタージェル
  • E R カンフー
  • ドクターミスト
  • リヒターベルモンド
  • ミスティックダババ
  • エルグラディウス
  • ビッグザモアイ
  • ミルサラマンダ
  • スペルアトランティス
  • ビルコマンダー
  • The G・月風魔
  • ランスソルジャー

BOM[編集]

インディペンデント団体

  • 番堂長門
  • バッカス岩井
  • ミスター祭蔵
  • 柳生剣豪郎
  • マスクドクラーケン
  • テラーテムジン
  • ウルフザトマホーク
  • アブラカダブラー
  • メガキング
  • デスブラッドマン

REAL'S[編集]

UWF系列

  • 椎名優
  • 鳴海幸司
  • 和田健四郎
  • 北方宗典
  • ニコライビダルスキー
  • ジュドーコンコルド
  • 村上誠
  • アイアン山上
  • カイゼルエアハルト
  • ダリルダグラス

伝説のレスラー[編集]

  • マックスボルテージクリア後に登場。エディット選手と隠しレスラー「マックス・マーキュリー」が所属。

スタッフ[編集]

  • ディレクター、企画:薬師寺健雄
  • プログラム
    • システム・プログラム:下野俊典
    • ライブ・プログラム:みやおかひろし
    • テク・プログラム:かたおかひでき
    • プレイヤー・プログラム:八木康一
  • デザイン
    • メイン・デザイン:矢内一則
    • 背景デザイン:吉田伸行
    • CGデザイン:森澤友裕、池本健二
  • サウンド・ユニット
    • サウンド・プロデューサー:上原和彦
    • サウンド・ディレクター:冨田朋也
    • 音楽:安慶名伸行
    • サウンドAD:上西隆仁
  • プロダクト・ユニット
    • プロダクト・マネージャー:難波和宏
    • プロダクト・デザイン:角田孝志
  • ライブ・システム:山本泰弘
  • MVサポート:丸山修、奥谷友春
  • VCユニット
    • カメラワーク:下野俊典、池本健二
    • CGオペレート:森澤友裕、池本健二
    • 演者:薬師寺健雄、矢内一則、みやおかひろし、かたおかひでき、八木康一、森澤友裕
  • 実況:辻義就テレビ朝日アナウンサー
  • プロデューサー:福井博幸
  • エグゼクティブ・プロデューサー:樹下國昭

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通25/40点[2]
ファミリーコンピュータMagazine20.5/30点[3]

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.5点(満30点)となっている[3]

項目 キャラクタ 音楽 お買い得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.5 3.5 3.2 3.4 3.6 3.3 20.5

脚注[編集]

  1. ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1996年」『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、216頁。ISBN 9784862979131 
  2. ^ a b 実況パワープロレスリング'96 〜マックスボルテージ〜 まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年10月17日閲覧。
  3. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、228頁、ASIN B00J16900U 

外部リンク[編集]